高価な精密機械としてのデジタル一眼カメラや大型レンズは雨などの水滴が大敵。迷彩ヤッケやその他のカバーをかけて、たとえ1㎜の雨水でも避けられるようにして、朝8時頃一時的に青空が出たほんの90分間だけ奇跡的にヤマセミの観察、撮影ができた。
その後はまた連続的に風雨が酷くなったので、さっさと撤収し、車で各ポイントを徘徊したが、ロクに窓も開けられず列車の「かわせみ やませみ号」の撮影に切り替えた。
こういった感じの雨なので、ろくな撮影は出来まいと、半ばあきらめていたのが、意外にもファミリーで濁った川面を飛びまくるシーンを収録できた。更には以前とは違う給餌場所と思われる枝に4羽が集うシーンも収録できてラッキーだった。
3羽のヤマセミを同時に一つのファインダーに入れ込むのは非常に難しい。
親が飛ぶと、餌をねだる子供たちが後を追う!
「腹減った!」とせがむ幼鳥を叱り飛ばす親。幼鳥も必至だから本気で争ったりもする。
以前の水面近くとは違う、水面から高さ10mほどの枝に集合場所が移動した。
終日雨だったものの、夕方18時には雨も上がって東の空にほぼ満月(十三番目の月)を拝めるようになった。