2024年12月27日金曜日

年の瀬の上野恩賜公園不忍池、野鳥情報。 Information on wild birds at Shinobazu Pond in Ueno Onshi Park at the end of the year.

  毎年年の瀬が近づくとテレビ報道は上野のアメ横の状況をバラエティ的に報ずるのが毎年のお約束だった。

 しかしここ4~5年アメ横は世界の観光地になってしまい、コロコロスーツケースを引っ張った観光客が屋台店で食事をするパターンばかりが多くなった。

 昔は旬の松茸や蟹を安売りする食文化のメッカになっていた。が、今は築地場外市場にその中心が移ってしまい、食材の安売り屋さんはメインストリートの表舞台から消えてしまった。今では数件残っているだけ。

 インバウンドの外国観光客は松茸や冷凍の蟹を買っても、宿舎のホテルではどうしようもなく露店で立ち食いをしたり、屋台店でランチを食べるパターンが増え、客商売の方も「物販」から「飲食」へ業態が大きく変化している様だ。

 筆者は週に2度ほどこの上野界隈へ来て、不忍池や上野公園、アメ横を徘徊している。これはもう20年も前からの事。いろいろ在り過ぎて飽きないのだろう。

 昨日も仲間との今年最後の恒例「鰻サミット」に集まる前、不忍池を一周して野鳥と対峙した。で、枯れ蓮の茎の林の中を巧みに移動しつつ採餌するカワセミに遭遇。撮影できたのでそのレポート等をお届けしてみたい。

昨日はメス!

右方向へダイブと思いきや後方だった!

枯れ蓮の隙間から辛うじて餌をゲットした姿が見えた。


カメラレンズが気になったのか

餌を咥えたまま飛び立ち

茎林を抜けて消えていった。

2024年12月25日水曜日

ハクセキレイとセグロセキレイの争いに遭遇! I encountered a fight between the White Wagtail and the Japanese Wagtail !

  関東エリアではハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイをほぼ平等に観察できるが、日本列島は南北・東西に長いため地域によってはセグロセキレイは遭遇できるがハクセキレイは珍しいなどというエリアも実在する。

 地域差というより生息エリアの違いで観ていくと、ハクセキレイは川原や住宅街の道路にも居たりするが、セグロセキレイは殆どが川の土手や水際だったりする。

 一方キセキレイは高山にも生息していて、奥日光戦場ヶ原や八ヶ岳山麓でも出遭える。

 今日はいつもの野川の土手でハクセキレイがセグロセキレイを追いかけまわすシーンに遭遇撮影してみた。チチ、チチ、と鳴くのは両方似ている。

 今回観察していると、最初二羽のセグロセキレイと二羽のハクセキレイ、計4羽がチョロチョロしていて、オッ!これは珍しいな?と思い一緒にいる場面を撮影していたら、いきなりハクセキレイがセグロセキレイを追い回し始めた。

 ご紹介するのは、その後のシーンだ。

ハクセキレイ

セグロセキレイ

左の画面外れにハクセキレイがもう一羽

何を思ったかハクセキレイに近づいたセグロセキレイが飛び立った!

それを観たハクセキレイが追いかけ始めた


野川の両岸でチェイスが始まった。

ハクセキレイの方が速く、追いついた所で

もみ合いになった!

暫く空中でもつれ合っていた。日常あるのだろうがなかなか気に留めない・・。

2024年12月22日日曜日

団塊世代はSNSの中毒性に警鐘を鳴らす会議に注目する。 Boomers look to the conference to warn of the addictive nature of social networking.

  今朝の読売新聞に「情報的健康」国際シンポジウムを取り上げた記事が掲載され、SNS中毒性への警鐘を鳴らしていた。筆者は全面的に賛成だ。

SNS、スマホ、生成AIいずれも人類の脳の退化・発達阻害促進させると筆者は思う。

 11年以上続いているこのブログでも、ここ数年「団塊世代の~」で始まる週末ブログで幾度も主張してきたスマホの普及、SNSの普及、生成AIの急速な普及でそれを使用する人間の脳がどんどん使用頻度に反比例して退化する・・としてきた主張。

 特にスマホではその熱中する有様を観て「スマホジャンキー=スマホ中毒者」と表してきたが、今まさにそのスマホでSNSを閲覧し続ける者に対して、その中毒性を論ずるシンポジウムが慶應義塾大学で開催されたという。

 やっと、こういったシンポジウムが開催された事を大歓迎したい。このブログで主張してきたごく一部が「世の中の流れ」として生まれつつある事にちょっと安堵した。

 過去においての似たような内容の回の投稿URLをご紹介。

団塊世代は12月1日・日曜日の読売朝刊を読んで考えた。 Boomers read the Dec. 1/Sunday morning edition of the Daily Yomiuri and thought.」

「団塊世代はノーベル賞受賞者たちのAI脅威論に強く賛同する。その2. Boomers strongly agree with the AI threat argument of Nobel laureates. Vol2.」



「団塊世代はAIが近未来に間違いなく暴走すると確信している。Boomers are convinced that AI will definitely run amok in the near future.」




2024年12月20日金曜日

2024年12月の野川野鳥情報です。 Nature River "Nogawa" Bird Information for December 2024.

  ブログを毎日更新しなくなって10日ほど、フィールドへ出てそれほど野鳥!野鳥!と目を凝らすことも無くなったが、長年培った習性とは恐ろしいもので、フィールドに出て気が付けば耳をすませ目を皿のようにして野鳥の気配を探す自分に驚いている。

 過去15年以上、野川の何処でいつ頃何に出遭えたかの記録を辿りつつ、柳の下のドジョウを狙う自分に苦笑いしながら久しぶりに歩いてみた。野鳥の数は少ない。

 以前は山ほど来ていたオナガガモがまったく居ない。

 その代わり自分としては2006年以来今年初めてホシハジロを観た。くちばしの白いのと黒いのが居たが大きさも少し違うし頭からクチバシにかけてのラインが違うが個体差なのか?ホシハジロにもいろいろな個体差があるのだろう。水鳥に関してはあまり知識がない。

 10年ほど前は眼にしなかったワカケホンセイインコがやたら増えたような気がする。大岡山の東京工大(現・東京科学大学)を塒としていたこの種が三つのグループに分かれて都内近郊へ拡散して以来の事らしい。

 必ず居るのがカワセミ。この時期は来期の相手を決めるペアリングの季節で、争いが観られるのが普通なのだが今期はまだ遭遇していない。

 野川自然観察園では相かわらず入り口付近に野良猫が居るし、カラスの囮小屋にはオオタカの若鳥がまた入り込んでいた。観察センターは一体何を考えているのだ?せっかく繁殖しているオオタカノ若鳥が傷ついたらどう責任を取るのだ?

 近々仲間と相談して長い広告代理店時代に培った仲の良いメディアに伝えようと思う。

三鷹市附近の野川では初めて観たホシハジロ、2~3羽いたように見えた。

        
クチバシが白くないホシハジロ

同じく、別カット。単独で居た。

コガモのつがい

黄昏の野川、武蔵野公園付近

頭上で声がしたので見上げたら珍しくシロハラが木の実を突いていた。

トビ回るワカケホンセイインコ

コサギは足で川底をまさぐってヌマエビをゲットしていた。

マガモのつがい

ポツンとカイツブリ

野川で一番出遭うカワセミ

意外に高所から餌を狙う様だ。

常に上空からの脅威には気を配る・・。

スズメの群れ(3~40羽)がやたらと草の実を採餌


2024年12月17日火曜日

団塊世代は値上げした年賀葉書は買わず溜まった切手で自作年賀状を出すのだ! Boomers are not buy postcards with the increased price, but will send out their own New Year's cards with the stamps they have accumulated!

  「2024年10月1日から郵便料金が変わりました」とシレッと宣言したJP(=日本郵便)だが、過去において料金が下がったことは一度もない。メディアは是非「また上がりました」と表記してほしい。

 

郵便料金が1965年、つまり昭和40年頃から現在どれだけ高くなっているか?

 これを考える際に参考になるのが日銀のPRデータ。
大雑把な比較なので、個々の物価と比較すると呆れるほどの隔たりがある。

 例えばサラリーマンの給料、昭和40年東京オリンピック翌年の年収金額は平均44万7,600円だった。令和6年の平均年収(男子)は464万円。約60年で10倍強。

 これを身近な物価で1964年と2024年の60年間の推移で比較してみよう。

① ラーメン     60円⇒1,000円 ≒17倍
② 週刊誌      60円⇒510円  ≒8.5倍 ※週刊文春
③ JR(1~3㎞)    10円⇒150円  ≒15倍  ※東京ー秋葉原(3㎞以内)
④ NHK料金    300円⇒2,220円 ≒7倍
⑤ 郵便料金はがき  5円⇒85円   ≒17倍
 
これらで観る限り、郵便料金の値上げ推移はラーメン同様相当なものだ。

筆者は高校入学の頃からほんの一時期、クラスメートの流れで切手収集にはまったが2年と続かなかった。オーディオ制作やバンド演奏(エレキ)にはまり資金面で無理だった。しかしその頃収集した切手・はがきの類がまだ残っている、郵便関係の現金同等資産という事で在庫だ。

記念切手中心だが、3冊に及ぶ切手帳は在庫の山だ。団塊世代なら皆少しは持っているはず。

シートで採って有るものも多い。「月に雁」だとか「見返り美人」だとか「立山航空切手」などの人気アイテムは数年前にまとめて結構な金額で処分・断捨離した。

残っているお年玉年賀切手(賞品)がしこたま残っている。額面は当時の郵便料金に反映されているからメチャクチャ少額だ。記念切手含めてバンバン使おうではないか!金額ごとにまとめると郵便局で所定の手数料を払えば高額切手に変えてくれる、ただし面倒だし100枚を超えると手数料が増えるのと、手数料を切手で処理できるか否かは忘れた。要調査。

通常はがきも1960年頃からの初期のものが残っている。これは鉄道時刻表(1958年~1973年)と共に一種のお宝かもしれない。この頃の値段の推移はまだ人間的で許せる範囲だった。

昭和47年まだ大学生の頃の年賀はがきと今年の年賀状の違い、恐ろしい。

今年に至っては幾種類も販売、赤字だって言うのに何を考えてのことなのか?
 過去5年間の年賀状の山、この年末は2025年用お年玉年賀はがきは一枚も買わず、はがき印画紙で自作して、たまった切手を貼って出そうと思う。

 同時に半数以上の年賀状だけのやり取りで繋がり年賀状が「生存確認」的意味しかない方には「年賀状仕舞い」を明記しようと思う。

我々庶民が郵便システムの「有無を言わさぬ異常な値上げ」で日本古来の伝統礼儀文化を保存尊重せず破壊されるのであれば、対抗手段を取らざるを得ないだろう?


ますますサービスが悪くなり、値段まで上げられては「郵便」の末路はラジオや週刊誌と同じになるだろう。

2024年12月15日日曜日

団塊世代はノーベル賞受賞者たちのAI脅威論に強く賛同する。その2. Boomers strongly agree with the AI threat argument of Nobel laureates. Vol2.

  昨日は具体的に総論的AIの中でも最近一般人がどんどん活用し始めている「生成系AI」の正確性に関しての疑問を投稿した所凄いアクセスを頂いている。Twitter(=現X)での告知へのアクセスも多い。皆さん相当に気にされているテーマだったようだ。

 なおかつ今朝のニュースでこんなのが出ていた。

あのBBCだよ?最初このニュース自体がフェイクなのかと思った。

 天下のBBCが生成系AIに記事を丸投げしてまとめさせていること自体、非常に驚かされた。一方で学者たちが危惧している未完成な生成系AIに、重要なニュースをまとめるアプリ(=アプリと呼んでいいかどうかは疑問だが)として活用し始めて良いのだろうか?

 既に世界では各種トラブル懸念・不具合満載の生成AIで金を稼ごうとする企業と、先を読んで危機感を持った各国政府の間でいろいろな軋轢が生じ始めている。

 EVに関しては低温・水没など地球の自然に対応できていない事実が判明。急速にその存在意義が消滅し始めている。EV1台を生産する際に出す二酸化炭素量を計算すると全然意味が無いことも証明されてしまった今、日本の主力ハイブリッド型の再認識の高まりが始まった。


無邪気な利用者の為ビジネスベースはどんどん勝手に進んでいる様だが・・。

 こういった国の方向を揺るがす「選挙」の場にこの手が入り込む事実を「民主主義だぁ!」と叫ぶ既存メディアや政党はどう思っているのだ?米国Vsロシア、米国Vs中国、イスラエルVsパレスチナ・アラブといった大きな対立の場合、人類破滅に繋がる悪影響が生まれる懸念は相当大きい。

 で、昨日のような不具合・いい加減さ・・が起きる事がまだまだ多数生ずる生成AI(=今後しばらくは「系」の文字を取り去り「生成AIと表記する)が今後急速に暴走し、生み出した人類を凌駕し予測できないトラブルを生み出す恐れがある‥とする世界の科学者たちの警告をまとめてみた。

 つまり前の投稿でも述べた通り1960年代に制作・封切られたアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」のスーパーコンピューター「HAL2000」のように、使用者である人間に歯向かうトラブルを起こす「事件」が頻発するのではないかという事だ。


 一般人よりずっと早く、いろいろな観点から生成AIを研究して来たノーベル賞受賞者。自分でも使った結果の貴重な判断だと思う!AIの人間超えはもっとずっと速いと思う。

 棋士藤井聡太のような高度な頭脳が更にAI将棋で学び、訓練して勝ち続けているような活用方法ならまだしも、語学を学ぼうとせず翻訳アプリ活用のようにイージーに「便利文具」のような使い方をすれば、人間の脳は反比例でどんどん退化していくだろう。自分はそうなりたくない!

 筆者はChatGPTが公開されたすぐ後からこのブログでも述べて来たとおり、この手の生成AIの発達は急速に進むだろうが、同時に上記の通り人間の脳の退化もそれに反比例して急速に進むのではないかと危惧している。すでにそれはスマホ使いで現実化しているではないか?

 これは規制だとか、ルール作りという「秩序を持った人間の解決方法」ではとてもではないが防げるものではないと筆者は思う。何故なら生成AIやそれを夢中で喜んで使用する者に、秩序などある訳無いし、厳しい罰則の無い規制など意味が無いから。

 これも現実的にスマホの普及で人類は退化し始めている。いくらスマホ歩きが命の危険につながると警告しても、スマホ歩きでホームから転落したり、無意識に入り込んだ踏切内で列車に轢かれて死んだり、スマホ運転で自転車やトラックが人を轢き殺したり、駅中で人間どうし衝突したりしているではないか?

 生成AIやAI関係が暴走し始めたら、それを制御するAIを先に造らねば、電源コードを抜いてしまうしか暴走を止められなくなるような気がする。

 人間が生成AIを動けなくさせるよう電源コードを抜いたりスイッチOFFしても、自己防護回路で電源供給できるようにしてしまったら人類終わるな・・。