2019年6月2日日曜日

団塊世代は最近マスコミの嫌らしさが鼻に付く! The baby boom generation has recently feel the disgust to the mass media!

 週末はいつもの野鳥撮影愛好者の方々は、フィールドに出てご自分で野鳥を観察、撮影されるのでこのYAMASEMI WEBブログをご覧頂く時間もなく、撮影・画像チェックで一日が終わるだろうと思う。

 筆者なども近所の野川流域で終日野鳥観察した日など、就寝時間も忘れて液晶画面にくぎ付けに成ってしまう事しきりだ。
 これが、九州へ遠征し人吉市合宿をしてヤマセミの生態観察をするときなどは、朝5時起き(東京より40分日の出が遅いのでまだ楽)で日没前夕方7時30分までフィールドに出ずっぱりで、最近は30分ほどの昼寝でもしない限り終日は体力電池が持たなくなってきている。そういう期間は他人のブログなど、とてもではないが観る時間がない。

 だから4年程前から週末土日は「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」や「団塊世代の愚痴こぼし」等の勝手な情報発信をする事にしている。お陰様で広告代理店に30年以上勤務した経験上、ネタには困らない。息のある限り頑固爺の「???」を沢山発信していきたいので、今後も是非よろしくお願いいたしたい。

 ・・・という訳で、今日・日曜日は最近のマスコミ取材・報道の「異常さ」についての愚痴こぼし。

 最近の新聞・TVなど既存の媒体はSNS始めインターネット経由の情報に完全にお株を取られ、「報道」という意味からすると「二次報道」の役割しか果たせない「格落ち」状態に陥っていると言って良いと思う。

 雑誌に至っては、その存在意味が極端に薄れ、絶滅危惧媒体に成りつつある。何と週刊誌に至っては今や一冊420円!という価格だ。一冊60円の時代から平凡パンチ中心に雑誌を読んだ団塊世代、今何を思うだろう?
 週刊誌は5年後には殆ど無くなっている媒体かもしれない。有名人のゴシップネタで「文春砲」などが唯一の生き甲斐と言われている「週刊文春」が無くなる日もそう遠くない。

 TVに至ってはバイトテロだの、海外の交通事故・衝撃映像だの、動物の驚異的画像だのSNS、Youtubeなどからの流用情報で番組が始まる事が最近非常に多くなっている。

 毎日、PCやスマホで世界の情報を得ている人々は、「何だよ?TV媒体っていつからネットのフォローメディアに成り下がったんだ?」と思っているに違いない。広告CMでズタズタにされるバラエティ情報番組やワイドニュース番組の冒頭がこの手のネット情報では、わざわざコマーシャルに付き合って観なければいけない、ストレスのたまる媒体として先が無いように思えるが如何だろう?

 そんな中、TVの報道時に気になる「嫌らしさ」を幾つか・・・。まずその最初が「誇大報道、誇大演出」
 これは何かというと、気温が上がりまだ5月というのに夏日だ、猛暑日だ!と騒ぐ報道の証拠映像として流す「陽炎・かげろう」の演出撮影。

 気温15℃でも日中直射日光に温められればアスファルトから陽炎は上がる。ただ地上すれすれから視なければ一般的には見えない。だから「気温が上がって大変なのだ!」というアリバイ映像を撮って来いと、先輩・上司に言われて映像半は地上すれすれから撮影した陽炎を報道する。これはある意味「ウソ」なのだ。普通に歩いていれば見えやしない情報を、まことしやかに流す。チコチャンはちゃーんと知っているのだ。
レンズの位置を視れば、地面すれすれから撮影している事はすぐ判る。

 似たような演出画像に、接近する台風が如何に凄くて恐ろしいかの恐怖を煽ろうとする映像。台風は進行右側がものすごい暴風雨になる。左側は殆ど無風だったり青空が見えたりする。海で働いたり、海のスポーツをやった者であれば誰もが知っている常識的な事なのだが、生の海を知らず茶の間から映像でしか台風を感じた事がない人々は真に受けてしまう。

 ヤシの木や柳の木は5~6mの風でもメチャクチャ揺らぐし、葉と葉がぶつかりバラバラと音を立てる。海の白波は6~7mでも立つ。
 現場に派遣された記者は初めてのそういう環境に驚き、さも大被害をもたらしそうな勢いでレポートする。わざわざ風雨の強い場所にレインコートを着て出てずぶぬれになりながら「大変です」と騒ぐ!

普段はレンズに水滴など付こうものなら慌てて拭くくせに、こういう時は逆に水をぶっ掛けて報道しているのを現場で観て知っている。

 筆者はこれが大嫌いだ。本当に危険な所にレポーターなど出すものか!たいがいは新宿の高層ビル街の強烈なビル風より弱い状況なのだ。テレビ局の映像報道程いい加減な情報はない。レポートする記者の大変そうな顔つきや絶叫レポートで人心を惑わしているだけだ。
レポーターの大袈裟な顔つきと絶叫が無ければ、レンズに水滴も付かずマイクもボコボコ風の音で聞こえない事は無いからいつもの海だろう?

台風や大雨で増水した場合でも、本当に地下鉄に水が入り込んだ場合などは本気で心配するが、たいして水も出ていないのに、陽炎と一緒で道路わきの側溝に流れ込む水を超アップで収録し、如何にも水が出ているようにウソ映像を流すのがTVメディアだ。だから報道を鵜呑みにしてはいけない。
さすがに地下鉄まで水が入り込む映像は迫力があった。

しかし、梅雨時期の大都市の側溝などは、何処もこういう感じだ。

 今年も此の先、天変地異で現場レポート報道が沢山あるだろう。でもマスコミ報道に騙されてはいけない。鵜呑みにしてはいけない。日頃から災害に対する準備、心構えが大切だ。TVで報じていたからと鵜呑みにして、間違った行動をとって何かあってもすべて自己責任になってしまう。 ※画像は全てGOOGLEフリー画像より