2021年10月31日日曜日

今日も渋谷は相変わらずハロウィン騒ぎ、今日は衆院選挙。Shibuya continues to make a fuss about Halloween today, and today is the House of Representatives election.

  今日は10月31日、昨夜はマスメディアが、いつもの渋谷でのハロウィーン乱痴気騒ぎを期待して盛んに何か起こらないかな?と期待しながらレポーターを派遣しているが、要は新型コロナウイルス禍終息への報道をする一方で、メディアがこういったハプニング、ニュースネタを期待している事がモロ見えの1日だった。

 こういったメディアの「ヤラセでも良いから、何か話題性のあるニュースネタが起きないか?」でそれに先導された若者たち、無法者たちが盛り場に群がっている・・という構図は既に皆が認識し始めてしまっている。若者たちを煽る一方で「困った奴らですねぇ」という自分で火を付けておいて、必死に消火活動をしている姿をアピールする、最低のマッチポンプ行動が日本のメディア・マスコミなのだ。

 例えば自民党総裁選では当初小・石・河連合ともてはやし、絶対的有利と持ち上げておきながら、岸田総理になった途端「河野だと危なかった・・。」だの、「終わってみれば負け組・冷や飯組」とたたきに叩いた。メディア=ブンヤ(新聞屋)と言われたころからマスコミ・メディアは「卑しい職業」と言われる所以が其処に在る。

 そういったメディアの誘導、洗脳、世論づくりの中、衆院選挙が行われようとしている。

 

 今週末はそんな中、色々主張する政党や議員たちの中で、「おかしくないか?言っている事」の一つ、男女同権を主張し、「大臣を男女同数に!」などと自民党総裁選でぶち上げていた野田聖子(内閣府特命担当大臣、女性活躍担当大臣、こども政策担当大臣、孤独・孤立対策担当大臣。)大臣だが、自民党総裁選の頃から非常に違和感を覚えていた。 

 例えば、今回の衆院選挙でもいい、全国で男女同数が立候補しているか?そうして男女同数が当選しているか?もしそうであって全国の国民が選んだ国会議員の男女比が50対50なら、大臣の数は男女同数に近くても良いと思う。でも、あくまで男だから、女だから大臣にするのではなく、その人の技量と能力と性格を視て総理が選ぶべきであって、「男女同数公平を持って尊ぶべし・・。」で選んではいけないと思う。


 つまり、「国や郷里のために立ち上がろう!」という女性の立候補者数も少なく、女性議員の当選者数も少ない国会議員の中で大臣だけ同数になどしようとするのは不公平だろう?は逆にこれとんでもない男性蔑視になるのではないか?

 「大臣を男女同数に!」・・などと言う前に経ねばならない事や、やらねばならないことがあるだろう?

 世界の経済大国の米国、中国、それに日本、どれを見ても女性大臣数や女性国会議員数は世界の相当下位に位置している。これを短絡的に恥ずかしい、おかしい、こうであってはいけないと言う者たち、報道するメディアの何ノーテンキな事か。

 逆に言えば、女性比率の高い国々の歴史や特徴を良く考えて欲しい。今までの国の成り立ち、習慣・常識、物の価値観、伝統があり歴史の長い日本と異なってどういった国々なのか。

 そういう背景を視もしないで、日本は「世界から遅れている」だの「女性蔑視の国」だの騒ぐ人々を取り上げてメディアが報道するのはどこかおかしくないだろうか?

 今日の投票をこういった事実などをよく考えて行いたいものだ。

 ネットに出ていた女性の政治世界への進出データのごく一部をご紹介。

 これはあくまで「結果」であって、ここまになるまでの「立候補比率」「当選比率」をよく合わせて考えるべきではないだろうか?自然にそうなった訳ではないのだ。






 社民やれいわ、N党などは1人ぽっちの戦い「劇団ひとり」みたいなものだからこうしたグラフに並べること自体フェアではないしおかしいと思うが・・・。

 世界に影響を与えるような経済大国がの順位が低いのはそれなりに理由があるとみて良いのではないのか?日本だけ見て、「世界から遅れている、酷い」と言うのは短絡的すぎるような気がする。


2021年10月30日土曜日

ヤマガラの続きは営巣・繁殖の生態。 The continuation of the Varied Tit is the ecology of nesting and breeding.

  今週末は問題になった皇族降嫁騒ぎ一連の問題点を整理しようと思ったが、まだ情報で不足の部分が多いため先送りして、野鳥ブログを続ける事にした。

 意外と身近なヤマガラもシジュウカラ同様工作で造った巣箱で繁殖する事もある。今回は民家の傍にかけた巣箱で繁殖を始めようとするヤマガラの記録画像。

 桜に季節に苔を持ち込んで営巣始めたヤマガラ、少し遅めの繁殖。シジュウカラなどは既に抱卵を開始している頃。

 造ったばっかりの巣箱に入ってくれるのは非常に嬉しいものだ。2年も入らず3年目にやっと入って繁殖を始めたシジュウカラなど、幾度も経験してきたのでヤマガラが入った際は大喜びだった。

暫く巣箱の周りを周回していた。

一旦入ると行動は早かった。

経験上から言ってもヤマガラが巣箱に入るのはあまり経験がない。

直ぐに苔を運び込んでいた。

2021年10月29日金曜日

秋はヤマガラの観察研究に最適なシーズン。 Autumn is the best season for observational studies of the varied tit.

  日本人に一番身近な野鳥って何だろう?昔話に出て来るスズメ?桃太郎の雉(きじ)?それともコッコッコッと庭先で餌を啄ばむ鶏だろうか?

 野鳥に接し始めて、一番身近で人間に懐き、生活空間でも共存できるのはヤマガラだと思っている。

 毎朝愛犬散歩で三鷹の住宅街を徘徊する団塊爺だが、徘徊の時間もルートも道順もほとんど変わらないと、それそれのエリアで道端や電線上で遭遇する野鳥が決まってくる。

 ここ3年間ほぼ毎朝6時に家を出て約2㎞の道程を移動するが、そこで出遭う野鳥は数種類。10月~4月の間2週間に一度は高圧線鉄塔上にオオタカかハヤブサが居る。玄関のドアを開け見上げる位置にいる。

 その次は隣のICUの針葉樹のてっぺんにヒヨドリ。冬季はカワラヒワかシメ。住宅街に入って決まった位置にヒヨドリのペア(すぐ傍の植え込みで毎年繁殖する)

 実は昨日も今日も同じ所でモズが高鳴きをしていた。縄張りを主張しているのだろう。

10月28日の朝モズ。

10月29日の朝モズ。同じ樹の同じてっぺん枝だ。背景の空で2日間の違いが判る。

 またしばらくするとスズメの家族が電柱上の布製の防護附近に・・・。この布袋の中で春に成ると毎年繁殖する。廃屋やアパートの入居者のいない部屋の雨戸戸袋では毎年ムクドリが繁殖をする。更に進むとキジバトの夫婦が同じ電柱附近に居る。

 最後の方でいつも同じ場所で出遭うカラス(ハシボソカラス)。この子は山グルミの実を電線上からアスファルトの道路に落とし殻を割る。殻が硬い場合は朝の配達の軽トラの通り道において車に轢かせて殻を割る。人間社会で共存している野鳥は思っているよりはるかに多いのだ。

 甘柿を2週間で食い尽くしたり、ゴミ箱のビニール袋から中身を道路一杯に広げてしまうカラスたちも含めて東京郊外の三鷹エリアでは野鳥観察に飽きない。

 今日のヤマガラはICU(=国際基督教大学)に隣接するこうした住宅街で、ギリギリ出張ってくるヤマガラの観察画像。

 あまり民家エリアには進出して来ないが、大学と金網一枚で接している我が家付近にはこのヤマガラが結構飛来する。庭に生えたエゴノキの実を狙って良く飛来もする。

 今日はそういった佇まいをご紹介。




こういったポーズを見せてくれるのもヤマガラの特徴。

 樹上にいるヤマガラは他のシジュウカラ、エナガ、コゲラあたりと小群を組みそうだが、意外にヤマガラが群れに入っているのを観る事は少ない。

 木の実、(ひまわりの種が大好き)を抱えて穿っている姿をよく目にする。この後、明治神宮のヤマガラ、小倉の足立山森林公園のヤマガラ、自作巣箱に営巣するヤマガラなどご紹介予定。

2021年10月28日木曜日

コロナ過での制限が明けた新宿御苑、野鳥情報。 Information about Wild-birds in Shinjuku Gyoen National Garden, which resumed after decline COVID-19.

  昨日は通常再開なった新宿御苑のバラ園の状況ほか植物中心のレポートだったが、今日はまだ種類も少ないものの野鳥の情報をご紹介。

 水辺の宝石、カワセミの声も二か所の池で聴こえたが、一度対岸の暗い樹の下を水面ぎりぎり一直線に通過するのが見えただけで、レンズを向ける暇はなかった。激しく動き回っていたようだ。

 気が付いたのはカイツブリの数多さ、計12~3羽は居ただろうか。以前繁殖中のカイツブリを観察したが、明治神宮の南地とは違って、池の多い新宿御苑ではカイツブリが繁殖しやすいのだろう。

 カモ類も真冬に成ると明治神宮とは比較にならないほど多くの種類・数が飛来する。北池の干上がりで明治神宮には居なくなったオシドリも新宿御苑には数多く来る様だ。年によって異なるがトモエガモなども一羽だけだが飛来する。筆者は二度ほど撮影出来た。

 今回はマガモが7~8羽飛来しているのを目視できた。2~3羽はエクリプス状態だった。

 一方で、シジュウカラやメジロは群れで行動していたが、何故か新宿御苑のこの手の野鳥は他のエリアのそれとは違い、来場者つまり人間とは離れて森の中で行動する事が多い。

 明治神宮では餌を求めてヤマガラなどが人の手に留まるほどなのに・・・。来場者数から言っても正月を除けば明治神宮より新宿御苑の方が通年ではるかに多いだろうに?

 色々不思議な感じのする新宿御苑の野鳥たちだ。まずは池の多い御苑らしく水鳥たちから。

カイツブリ。

日なたと日陰で色が随分違って見える。

通称アオクビ、マガモが飛来していた。

間近の暗い岸部傍でアオサギが採餌中。

ハゼの実?の下でカルガモのコロニー。

 此処からはメジロとシジュウカラ。樹林帯の奥深くで飛び回っていた。人が入らないエリア。
この時期スズメバチに気を付けないととんでもない事に成る。園内は結構大きなのが飛んでいて4~5回遭遇した。黒装束は蜂を傍に寄せるのでやめた方が良い。

メジロはこの時期非常に盛んに行動する。柿の実を狙う三鷹の住宅街でも同様。

シジュウカラも同様。

地面に降りての採餌も多い様だ。


この時期の毛虫・芋虫が何なのか判らないが珍しいと思った。

2021年10月27日水曜日

コロナ過での制限が明けた新宿御苑情報。 Information on Shinjuku Gyoen National Garden, which resumed after decline COVID-19.

  新型コロナ・モデルナワクチンの副反応が終わり、3日ぶりに体調が回復したのでリハビリを兼ねて新宿御苑へ入った。

 雨後の平日という事もあって園内は先日の休日とは打って変わって人は少なかった。季節的には秋だか初冬だかよく判らない状態で、野鳥を見る限り皇居東御苑並みに百舌鳥の高鳴きだけしか印象には無かった。植物に関して言えば秋咲きの薔薇が西洋庭園の薔薇園で満開状態だった。

 マロニエの並木沿いには秋の陽射しを楽しむ入園者がくつろいでいた。

 あと2週間ほどすると日本庭園の菊が見頃に成るだろうし、気温が今のままであれば紅葉も進むような気がする。

 今日のブログはそういった新宿御苑の植物中心の佇まいをご紹介。

園内の紅葉はまだまだという感じ。

日本庭園の大紅葉もまだこの段階。少なくともあと2週間以上は掛かろうか?

ススキだけは今が盛り。

大きな菊のセッティングは6~7名がかりで大変そうだった。満開にはあと2週間。

西洋庭園の薔薇は今が見頃かも知れない。

やはり晴れた日がお勧め。

バラ園の両側のマロニエの並木は枯れ葉が地面を覆い始めている。

国内には数少ないヨーロッパ並みの立派なものだ。

2021年10月26日火曜日

たまにはタマシギなど如何? How about the greater painted snipe once in a while?

  このブログを始めて既に8年以上経ち3,100回を超えた。基本的には最新の野鳥生態・情報をアップしてきたが、2年前からさすがに新型コロナ禍で動きが取れず遠出が出来なくなり「最新のネタ切れ状態」が続いているのはご存じの通り。毎日見てくださっている方々には申し訳ない気持ちで一杯だ。

 一昨日大手町の新型コロナワクチン・自衛隊大規模接種会場で二度目のモデルナワクチンを接種・・・と昨日のブログで投稿した。高齢者は殆ど強い副反応が出ないと言われており、同年配の友人知人も「ほとんど副反応はなかった」という話だったので、割に気楽に2度目を接種した。

 しかし、接種した土曜日の夜に既に打った側の腕が痛くなり腫れあがり、夜そちら側を下にしてはとても寝られる状況ではなかった。夜中の2時頃熱っぽくなり頭痛が始まり解熱鎮痛剤を服用。朝には一旦収まったものの鎮痛剤が切れてぶり返し、熱も記憶にある限り2年ぶりに37度まで上がり、接種翌日は終日何かを出来る状態ではなかった。昨日は接種後2日目。リハビリを兼ねて3度外出し、軽い頭痛で鎮痛剤を服用しながらのリハビリだった。しかし、体のあちこちに色々な不快感、鈍く遠い疼痛のような違和感が残っていて、嫌な副反応だらけだ。全部が抜け切るのにあと数日は掛かるような気がする。

 これを打っている現在(10月15日21時)接種後60時間経った状態で言えば、やっと何かをやろうという意欲が出て来た感じ。食欲に関しては副反応とは裏腹に全く変わらず旺盛、寝つき難いという事もなく、むしろソファですら良く眠れる。

 ワクチン打った場所だけ大きな瘡蓋(=かさぶた)という実感。これでこのまま収まって欲しい。

 ワクチン話はこの辺にして今日の野鳥話は「たまに観るタマシギ」球磨川本流の湿地帯での遭遇。既にこの湿地帯は昨年の大洪水で跡形もなく消え去っている。此処にいたタマシギはまた新たな別天地を捜して繁殖していることだろう。球磨川流域では水田や湿地帯3か所でタマシギに遭遇出来ている。

この時は5羽いたが、バラバラなのでそのうちの2羽に集中した。


そのうち1羽がスススーっと前に進み。

羽ばたいて飛び出した。



人が湿地に自生するクレソンを採取に来たのだった。しかし奇麗な野鳥だ。

2021年10月25日月曜日

コロナ禍が収まり再び入場可能になった皇居東御苑情報。 The Imperial Palace East Garden has reopened.

  10月に入り、今まで入れなかった都内の主要な緑地帯、公園への入場が可能になった。今年の秋は夏の暑さがいつまでも長引いて、ここ1週間で急激に気温が10℃以上下がり、全国的に秋というより初冬の雰囲気に見舞われている。この激変が動植物にどんな影響を与えているだろうか?

 一昨日大手町の新型コロナワクチン・自衛隊大規模接種会場で二度目のモデルナワクチンを接種。そのまま平川門から皇居東御苑に入ってみた。

 残念ながら目ぼしい冬鳥はまだ到着しておらず、通年で居る留鳥のみの確認しか出来なかったが、今日のブログは、とりあえず久しぶりの皇居東御苑の佇まいをご紹介。

 一昨日の場合麩菓子御苑ではあまり大きな収穫が無かったため、引き続き北の丸公園へも足を運んでみたが、まだ冬鳥は来ていなかった。百舌鳥の高鳴きだけが耳に残っている。 

江戸城本丸跡の在る広場にある柿木にメジロが5~6羽来ていた。

もうすぐ大方喰い尽くすだろう。

カワウが堀に数羽居た。上空を幾度も飛びかっていた。

モゾの高鳴きは都心では早い方かもしれない。

カイツブリはあちこちの堀に居る。

ツワブキの黄色い花が満開だが、キチョウが盛んに蜜吸いに来ている。

ツワブキはあちこちに散在している。今が最盛期。

十月桜へ蜜吸いに集まるアゲハチョウ。

鹿児島の県花でカイコウズと言うがアメリカディエゴの方が呼び名としては有名。

カイコウズの花芽。暖かければ年に2~3回は開花するという。

 こうして東京駅の方を見たら、あの1970年竣工で皇居を上から見下ろすなど不敬だとメディアが叩いた東京海上火災(当時)本社ビルが、今や一番低い存在に成っている。当時叩いたメディアの記者は皆天国だろうが、この変わり様をどう思っている事だろう?