2023年6月30日金曜日

野川の写真展で最初の段階で選もれになった画像集。 An image collection that was not selected at the first stage of Nogawa's photo exhibition.

  佐藤秀明さんプロデュースの写真展本番まであと6日、何とセッティングが当日の午前中にしかできないということが判ってスタッフ急募したら、Facebook友達など数名が手を貸して下さると・・持つべきは友、有難い事。

 いくつかの段階を経て最終的に選んで頂いた野川の野鳥画像!

 フルイにかけられ選にもれた画像も決して「野鳥写真」としてはおかしくないモノばかりなのだが、「野川のコンセプト」に合わなかったり、「野鳥の生態」の意味合いが強すぎて、野川の佇まいを表現できていなかったりする。

 同時に、やはり生態写真なので瞬間記録中心で、ピンが甘かったり、被写界深度が深すぎて背景がくっきりでうるさかったりして「写真として美しくない」ものが最初にフルイにかけられた。

 これからしばらくはそういった野川の野鳥写真の「選もれ特集」をしてみようと思う。

 例えば野川でのオオタカの画像は1000カットを超える。野川公園からハケの崖を見上げると300mほど遠くに猛禽類の樹という空抜けでオオタカやノスリ、ハイタカを撮れる場所が在るのだが、野川からの距離が遠すぎて「野川」というテーマから少し離れてしまう。

カワセミの体の大きさとの比較が説明的すぎるのと、目線が獲物なので訴求力不足。

アオゲラ(=キツツキ)の飛翔、あまり野鳥写真でもキツツキの飛翔を撮る方は多くないだろうが説明しなきゃキツツキだと判らない点で「野鳥画像」過ぎる。

17年間野川で野鳥を撮影していて、たった一度だけ遭遇したアカゲラとアオゲラの同一フレーム・イン。左上にアカゲラ、右下にアオゲラ。鳥類生態の証拠的すぎるカット。映画ファンからすればブラッド・ピットとダニエル・クレイグが恵比寿ガーデンプレイスのスーパー食品売り場ですれ違うくらいな感じなのだが・・・違うか。

アオジのファミリー。野鳥生態的にアオジが小群で撮れるのは結構珍しいのだが・・。

アカゲラ、やはりキツツキは樹に纏わりついていた方が様になる。

こういった感じがお約束のキツツキ・イメージなのだ。でも見てのとおりピンが甘い。

余りに生々しくグロテスクすぎで却下の画像。ヘビが嫌いな人は少なくない。

しかし、撮る側の意図と成果と、観る側の感性・期待度が一致することは非常にまれだという事を勉強した今回の写真展!「写真展、観る側と出す側じゃ天と地の差が存在する!」

 佐藤さんには感謝してもしきれないほど・・。


2023年6月29日木曜日

佐藤秀明さんプロデュースの写真展「私たちと野鳥の楽園・野川」いよいよあと1週間。 The photo exhibition "We and the Wild Bird Paradise, Nogawa" produced by Photographer Hideaki Sato is finally one week away.

  筆者も一部お手伝いしている写真家 佐藤秀明さんプロデュースの写真展「私たちと野鳥の楽園・野川」開催までいよいよ1週間となった。

 今回の写真展は完全に手作り写真展と言って良い。展示用ボード(=オープンな写真額)製作から写真の印刷、貼り付け、キャプション書き、印刷まですべてプロデューサー佐藤秀明さんの手作業だ。

 スタッフが指示に従ってメイン作業をするのではなく、今やレジェンドと言われても良いプロの写真家さんが自分の手ですべてをコツコツと進めていくのだ。

 いわば、あのクリント・イーストウッドが、脚本を考え、自分を含めたキャスティングを行い、カメラを回し、スタントもこなし、録音もして完パケまど持って行くというのに等しい。

 筆者は幸運にもごくごくその一部のお手伝いをさせて頂けた。具体的に言うと、写真展の基本テーマに沿った野川らしい野鳥写真のパートで参加させて頂いたのだが、そのすべてをプロデューサーである佐藤さんに選んで頂いた。

 最初、第一段階として筆者が野川及びその流域で2006年から17年間に渡り撮影した80種類以上の野鳥写真20万カット程の中から、自分で1000カットほどを選び、数回にわたって更にその中から300カットほどに絞り込んだ。


まず第一段階は自分で自宅のプリンターを使ってプリントしてお持ちした。

 それを精査して、ピントが充分来ているカットを100カット選び、後は佐藤さんの写真展全体構想に合うカットをゆっくり選んで頂いた。

開催50日前の会場下見

段々絞り込んでいく作業。

 基本的に筆者の野鳥写真はその生態の瞬間を撮った証拠写真に近いものばかり、このブログをご覧いただいている皆さんは当の昔にご存じのとおりだ。

 筆者の撮った野鳥はピントや露出、光の加減よりも「何かをしているその瞬間=証拠」の一瞬!が大切で、シャッターを切ったモノばかりなのだ。ブレていようが暗かろうが、何をしているかのある意味において学術的な証拠にさえ成ればいいのだ。

 例えば、ヤマセミが撮影者の顔を覚えて、川原からわざわざ乗っている車まで飛んできてチョコチョコ寄ってきた・・だの、ヤマセミの幼鳥が枯れ枝をクチバシで咥えてへし折り、獲った魚を岩に打ち付ける練習をした・・・などは口で言って説明しても「んなバカな事があるか?」と言われてしまう。これを写真で記録して証拠として残すための撮影なのだ。

 筆者の撮った野鳥はこの類、このレベルで一杯なのだ。

 つまり人様にお見せして何かを感じて頂くような意図を持って撮影したものではないだけに、野川をフューチャーした芸術性豊かな写真展に相応しい作品を選ぶのは至難の業なのだ。筆者の感性ではとてもできなかった。

 頭の中に一本ピーンと筋の通った理念というかコンセプトが無ければ出来ない事。それを佐藤さんは独特のあの感性を持って、いとも簡単に選び出してくださった。

 その野鳥が珍しい種類か否か、あるいは出遭い難く撮り難いか否かなどより「写真として良いかどうか」で切って行ってくださった。プロの眼で見れば一瞬で判断できたのだろう。

 今回の作業で、プロの写真家さんの感性と野鳥の生態だけに眼を凝らす者との差にイヤというほどの開きを感じてしまった。当然非常に勉強になった。



 とにかく29カットを選び、25枚のプリントにまとめてくださった。自分で言うのもなんだが、「これ本当にオイラが撮った写真かよ?」状態だった。人の眼に堪える写真を選ぶ眼を持っていない自分が非常に恥ずかしかった。まあ、これから勉強だ。

プロの写真家さんが自分で手作りの写真展示ボードを造る手本を見せてくださる。

幅広両面テープを均等に貼り込み

 黒いボードの中央に「勘」でセンターを決め、貼り込んでいく。浮世絵で言う隅合わせの「見当」などという便利な物は無い!初めての筆者はもう真剣に作業を進めた、冷房が効いているのに気が付けば汗びっしょり!

こうしてまずは25枚の野鳥の写真パネルが出来上がった。

 昨日の朝から各カットの説明キャプションを作成、自己紹介の1枚も作成、後は印刷。
プロではないので写真関連団体にはまるでご縁が無い。野鳥系の団体も表記しなかった。

 幾度か佐藤さんの仕事場へ伺ったが、佐藤さんの出展作品は極力見ないようにしている。写真展当日じっくりと視たいから。

 ここで再びご案内!

いよいよ、来週の水曜日7月5日から調布で開催だ、ぜひ覗いてみてください!

 調布市文化会館たづくり2F・南ギャラリー、実は前の日に作業が出来ないため、初日の朝はセッティングなので11時頃から観られると思います。

2023年6月28日水曜日

すでに巣立った幼鳥たちの生態は今如何に? How is the ecology of young birds that have already left the nest?

  信じられない場所で繁殖をするシジュウカラ。その一方で既に巣立ったシジュウカラの幼鳥たちはどういう過ごし方をしているだろう?

 どの種の幼鳥も似たような声だろうが、特にシジュウカラはシーシーシー♪という独特の幼鳥鳴き声で、すぐにそれの存在が判る。

 これは我が家の庭木に付けた巣箱でこの春8羽のヒナが巣立っていったので、その幼鳥たちの声が未だに耳に残っているからかもしれない。

 この時期、野川沿いのこんもりした大きな樹の裏側には親の給餌を待つ数多くの幼鳥が集まってくる。注意して観察するとシジュウカラ、エナガ、メジロなどの幼鳥がひしめいていたりする。

野川沿いの桜系の木の裏側で親からの給餌待ちのシジュウカラ幼鳥



親が青虫を持ってきた

きちんと順番待ちをする幼鳥たち


同じ木の下に居たエナガの幼鳥

エナガの幼鳥は嘴が黄色いのと同時に眼の周りアイリングが赤い。

2023年6月27日火曜日

その後の電柱ステイ・カバーで繁殖中のシジュウカラの様子。 Report of, the state of the titmouse breeding on the utility pole stay cover.

  世にも珍しい、住宅街で電柱のステイ・カバーの中で繁殖中のシジュウカラ!

 多くの人が利用する住宅街の公園の入り口、意外に地元の人たちが気が付いていないのが面白い。日に日にシーシー、シーシーシー♪という鳴き声が大きくなっているが、黄色いカバーのスリットの部分からヒナたちにも外の様子が見えるらしく、人が近づくとピタッと鳴き声が止む。

 意外に樹上の巣箱より安全なのかもしれない。アオダイショウ以外このパイプの中へ入れる天敵はいないと思われる。

 今朝一度だけ給餌に来る動画を収録した。ご参考まで。

https://www.youtube.com/watch?v=yXQ_Kh5XrzI 

給餌に来る際は一声合図をしてから入口へ

給餌頻度からしてヒナの数は3~4羽か?





また別の角度から

飛び出す方向は決まっている。

 さあいよいよ明日は巣立つかもしれない!

2023年6月26日月曜日

何と!カイツブリは温めている卵を隠すのだ! What! The grebe hides the eggs it is incubating!

  近所の電線ステイの黄色いカバーの中で子育て中のシジュウカラもそろそろ巣立ったと思う。昨日久しぶりに訪れた明治神宮御苑の南池では睡蓮の密集地にカイツブリが営巣中。

 卵が3個見えていたが、親が上に乗っかって温めてしばらくして巣から離れた時に、卵が消えた!親の重みで浮き巣の草の上から下に押し下げられたようだ。一瞬消えてビックリした。

 気温が高かったので少し冷やしたのだろうか?でもせっかく温めた卵を水に浸けて冷やすなんてことはしまい?しかし卵が消えた時には驚いた。

睡蓮の密集地に浮島の巣を拵えたカイツブリ。左の方に卵が3個

浮巣に上がって



卵を抱えたカイツブリ

どっしりと温め始めた。

ところが立ち上がると卵が無い!消えた!

親鳥の重みで浮巣に埋まったのだろうと気が付いた。

2023年6月25日日曜日

ヤマセミとカワセミの写真集編纂・自費出版に着手しようと思う。その2. I'm trying to start compile and self-publish a collection of photographs of the crested kingfisher and the kingfisher.Part2.

  ウクライナ侵略中のロシア国内で混乱が起きている。新型コロナが復活しそうだという。東日本大震災並みの大地震が起きそうだという。新旧色々な情報源からは気になる「不安情報」がひっきりなしにあれやこれや届く。

 新聞とラジオが殆どの情報源だった昭和30年代とは異なり、今や既存4大メディア(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞)に加え、SNSや大手ネットメディアの情報をPCやスマホを通じてリアルタイムで得られる時代になった。

 遠いロシア・黒海周辺の戦いをほぼリアルタイムで、何処に何発着弾しただの、戦闘ヘリが撃墜される様子を日本国内において数時間内に手持ちの情報端末で観られるトンデモナイ時代になった。

 それに加え、今朝は朝散歩で大型のサギの6羽編隊や白っぽい見慣れない中型野鳥80羽ほどの集団が富士山方向から北東方向へ高速で飛び去った・・・など、観天望気ならぬ野鳥望気でも不安を感じる朝だ。


 そんな中、二日前ご紹介したヤマセミカワセミの新しく編纂・自費出版する写真集に関して一部をまたご紹介。

左・人吉球磨川、右・東京明治神宮

左・人吉球磨川、右・市川龍王池

左・相良村川辺川、右・東京明治神宮

左・人吉球磨川、右・三鷹野川

左・人吉球磨川、右・八代水無川

これだけ比較材料が揃うのも、全国各地で観察撮影出来たからに他ならない。