2022年12月31日土曜日

大晦日、団塊世代は2022年を振り返って己の所業を再確認してみた。 On New Year's Eve, the baby-boomer looked back at 2022 and reconfirmed my own actions.

  昨日12月30日、前日に突然思い立って真っ暗な高尾山に登り朝焼けの東京の景色を撮影してきた。今年4回目の登山、毎回登攀(=登坂)時間が5分ずつ短くなっていた。特に真夜中は周りの景色が一切見えず、ヘッドライトの足元の薄暗い明りだけが頼りなので、集中して登るため速かったのだろうと思った。1号路登山口5時30分ちょうど、ケーブル山頂駅の展望台が午前6時06分だったので36分での登山だった。

 下りは頂上展望台(0827)からケーブル清滝駅(0927)だったので60分で稲荷山コースを下山した事になる。色々な案内ガイドには登り90分下り70分とあるので、60分は速い方だと思う。

https://mttakaomagazine.com/trails/inariyama

 特に筆者が下山していた朝8時~9時頃は、逆に登ってくる人が非常に多く、狭い所では登り優先という事で避けて待ってあげたので、それが無ければさらに5分ほどは速かったような気がする。下っている途中で出遭った登りの登山者数は300名は下らないと思う。小学生の集団も居たので多かったのかもしれない。おかげで今日大晦日は筋肉痛がピークで大変な状況に成っている。

 この4回の高尾山登山(1回はケーブルカーで登った)で今年は高尾山が非常に身近に感じられた1年だった。高尾山の上から江の島が見えるなど知らなかった!

右下が江の島 展望台も判る。 

 これ以外、今年の成果として記憶に残るのが、通年で1日平均1万歩以上を歩いたことだろう。実は昨年2021年の11月から毎月1日平均1万歩のペースを続け、実質今年の10月末で丸1年間の毎月1日平均1万歩は達成していたのだが・・。

 それがこの11月、12月連続で達成を更新したため2022年通年の区切りでも達成できたわけだ。通算合計391万6085歩=3,132,868kmという事で1日平均10,792歩という事になった。東京~鹿児島県の南端をユウに超える距離だ。

あらためて2022年1月~12月の歩数計グラフ。

 けじめとしては非常に分かりやすい達成目標だ。最近のバスや鉄道の乗客などで杖を突いている方が非常に目につく。

 やはり立って歩く人類、足腰の弱まりが一番健康を害する原因の一番だと思う。その意味では高尾山登山も1日1万歩も、健康維持のために非常に意味がある行動だと思っている。

 これは、このブログでもつい最近触れた回があった。

http://yamasemiweb.blogspot.com/2022/12/the-baby-boomer-generation-was.html


 もう一つの成果として、写真集を3種類も自費出版できた事。野鳥の写真集は1冊のみで、それも今から12年も前のオーストラリア西部マーガレットリバー・ワイナリー群で撮った野鳥の写真集。(下図で一番右の写真集)

 他の2冊は2020年豪雨災害で壊滅的被害を受けた熊本県の人吉球磨エリアにおける川魚・鮎漁師の記録と、今は無き肥薩線の佇まいを写真集にしたもの。すべて非売品で関係者にだけ進呈したもの。


 来年に向けて(といっても明日以降だが)写真集に関しては、このうち「肥薩線」をしっかりとした80ページ以上の本格的写真集を編纂中。さらにはヤマセミ生態観察シリーズの6冊目「山翡翠の繁殖記録」写真集を編纂中。

今年の3月に出版した20ページのミニ版の本格化させたものを企画中。


 10年にわたるヤマセミの生態観察の中で、繁殖に関する集大成。学術的に非常に少ない瞬間画像をまとめたもの。ペアリング、交尾、巣穴掘り、給餌、天敵アオダイショウ、巣立ち、幼鳥スパルタ教育、親子の別れ・・など、今まで画像付きで解説されたことがない生態の数々をご紹介するもの。130ページ以上のボリュームになるかもしれない。

 これらも一般販売する予定はなく、ヤマセミ観察でお世話になった人吉市・八代市など球磨川流域の関係者の方々にお配りしようと思っている。更に、いずれネット上ですべての画像を紹介する事も考えている。

 以上が主な団塊爺としての筆者の2022年の成果。今年もいろいろご覧いただきありがとうございました。また来年もこのヤマセミWEBブログをご贔屓にお願いいたします。

高尾山で出遭った野鳥たち後編。 Part 2 of the wild birds I encountered on Mt. Takao.

  急遽半日日帰りで登った高尾山。やはり春先のように野鳥が多く目につくわけではなかったが、木の実が豊富な尾根伝いには多くの野鳥の声が聞こえた。画像には撮れなかったが、メジロ、ガビチョウ、カワラヒワなどが盛んに聴こえた。

 明日はいよいよ大晦日、昨日の続きをとりあえずご紹介。




上記3種は混成群を組んで移動していった。

上空にはオオタカらしき猛禽類が回っていた、混成群は正解だろう。

頂上からの帰りには別ルートだったが、同じようなハゼの実にまたイカルを発見。



何もいないと思って行った真冬の高尾山。意外な探鳥効果だった。


2022年12月30日金曜日

始発で行って登った今年最後の高尾山でイカルに遭遇!  I encountered The Japanese Grosbeak at the last Mt. Takao this year, which I went on the first train and climbed!

  突然思い立って、高尾山に始発で行って真っ暗な中登山し、大東京の向こうから登る日の出を「初日の出」の前に撮ろうじゃないかと決行した。今日の話だ。

 団塊世代が無謀に!とも思ったが、今年4度目の高尾山登山だもの、もういい加減慣れたべ?と思い。真っ暗な朝4時44分東小金井駅の始発電車で京王高尾山口(JR高尾駅で乗り換え)へ向かった。

 真っ暗な中の登山は初めてなので、炭鉱夫の様なヘッドライトを持って行ったが、必需品だった。手でグリグリ回してバッテリー充電する緊急時用にも使える奴で、今回は絶対に必要な物だった。何せ、登山道全くの漆黒の闇だったから。

 高尾山口の駅から真っ暗登山する人は意外に多く30名はいただろうか?しかし60%以上が女性だという事は想像だにしなかった。しかも若い!団塊の爺は一人浮いていた気がする。

 皆さん慣れているのだろうけれど、何故かペースは筆者が早かった。皆さんモンベルや海外の高いアウトドア装備でピンクやブルーや黄緑といった派手な色のものが多い。

 しかし筆者は、ランニングタイツの上にユニクロのヒートテック(厚手)のトレーニングジャージ。上は綿ネルのシャツの上から40年前のNORTH FACEのマウンテンパーカだ。あのムック本Made in USAに乗っていたカーキ色の奴。ボロボロになった袖口のベルクロは自分で付け直した年季もの。

 結局、高尾山口の駅から40分足らずでケーブル終点の展望台に着いた。予め横浜のベイブリッジ付近から太陽が上がると調べて行ったものの厚い雲で全く日の出など撮れない。気象庁に騙された!何が太平洋側東京は晴れが続いていい天気だ。

 しかし東京都心の向こうは雲が切れて真っ赤っか!真っ赤な背景に都心が浮かぶ絵だけが撮れた。結果的にはこの方が面白かったかも?

日が昇るはずの横浜より都心北側が赤かった。

ほど良い朝焼けの背景に都心がシルエットで浮かんでいた。

 で、日の出はさっさと諦めて1号路を頂上向かって歩いた。途中薬王院の左側から初めての3号路で簡単に頂上へ。富士山から南アルプスまで見えた。頂上展望台に人がいないのは初めて見た気がする。


日本野鳥の会創始者・中西悟堂氏の歌碑がありました。

 1号路を歩き始めてほんの5分、ハゼの実に群がるキジバトとイカルの小群に遭遇。幸先の良い野鳥撮影が出来た。しかしその後は全く空振り。朝早いにもかかわらず野鳥の影は薄かった。

まずキジバト8羽に遭遇

そこへイカルが7羽飛来!



盛んにハゼの実を貪り食っていた。実はまだ豊富にあるので他の野鳥も来るだろう。

カメラが重く総重量9㎏を背負っての高尾山、やはりちょっとしんどい。

2022年12月29日木曜日

今年も良く通った上野公園不忍池のカワセミ総集編 後半。 The Kingfisher at Shinobazu Pond in Ueno Park, which I often visited this year. Vol2.

  今日は、昨日の不忍池のカワセミの後半。

 通年でカワセミを見られる場所としては筆者にとって地元の野川流域、明治神宮とともに三大ポイントでもある上野公園不忍池。

 今日は説明の必要のない飛翔中の画像中心に・・。

 持ち歩くカメラ機材は実はコンデジが多い。一眼デジのズーム付きは3回に一度の頻度でしか持っていかないので、画像が甘いのはご容赦願いたい。


意外に汚いボート池側での冬のダイブ。

こちらもボート池側でのダイブ採餌。

一旦ホバリングして

くちばしを開いてダイブ

見事に採餌成功!



こちらはコンデジでの撮影。


わざわざ傍まで見せつけに来てくれた。誇らしげ!

2022年12月28日水曜日

今年も良く通った上野公園不忍池のカワセミ総集編。 The Kingfisher at Shinobazu Pond in Ueno Park, which I often visited this year.

  今年は新型コロナウイルスのオミクロン株が伝染力が高まったのに反比例し極端に弱毒化した。普通の風邪とあまり変わらなくなったため、世界中で街に人が出始めた。マスクも外して・・。しかし厚労省・政府・御用医師たちは「とにかくワクチンを!」と叫び続けている。このワクチン、世界中でその危険性・影響が明るみに出始め薬害とされつつある中、日本の医療をリードすべき為政者たちはこの後どうするつもりなのだろう?

 実は厚労省の職員の5%程度しかワクチンを打っていないという話もある、この事実がデータで証明されメディアで表に出たら国内は大混乱になるのではないだろうか?

 大臣の金の処理その他、重箱の隅をつついて針小棒大に報じ、大騒ぎし辞任に追い込む「言いつけメディア」。

 もっと国民にとって重大な情報を追跡して事実を報じるべきではないのか?

 コロナ過も第7波だ第8波だと相変わらずメディアは騒ぐが、現実的には世界中でサッカー・ワールドカップの騒ぎがスタジアムやスポーツバー、パブリックビュー会場でマスクなしで大騒ぎを続けた。

 しかし、その後10日経ったが医療関係者が懸念するほどの感染爆発が起きていない。世界中の人々が「コロナはもう大して怖くないただの風邪だ」という実践証明を行ったようなものだ。

 むしろ、完全封じ込みを行ってきた中国で人民の我慢が限界に達し、不満爆発で規制緩和した途端、2億以上が感染し感染爆発が起こっている。2月の春節で大勢の中国観光団が日本へ来る事がこの先の脅威となっている。


 そんな年の瀬のこのブログ、今年一番数多く野鳥撮影した上野公園不忍池のカワセミの画像を総集編としてご紹介してみたい。いわば不忍池でのカワセミ撮影ガイドか?

 野鳥は基本的に日の出から2~3時間活性化するのはご存じの通りだが、不忍池のカワセミは早朝のみならず昼12時ころにも盛んに採餌で活性化する。

 三鷹から通うとどうしても昼頃の観察撮影になってしまうが、毎回ほぼ必ず出遭えている。

 びっしり池を覆いつくす蓮の群生の移り変わりと共に、カワセミの生態を撮影するのは面白い。

何と言っても不忍池のシンボル、八角屋根の弁天堂を入れて撮りたくなる。

枯蓮の上に留まる姿もここならではの風景。

カワセミのとっても天敵を見張る意味で枯蓮の上が適しているのだろう。

枯蓮の上でのしぐさも面白い。

ブルブルする、ペリットを吐きだす、頭を掻く・・見ていて飽きない。

枯蓮を移りつつ採餌場へ急ぐのも撮影者の楽しみの一つ

ボート池の方では驚くほど近くで出遭える。

他の野鳥とのコラボも撮れる。

雀に餌をやる人をジーッと見るカワセミ。都内では一番人馴れしているようだ。

2022年12月27日火曜日

暮れの残り柿に群がる近所の野鳥たち。 Nearby wild birds flock to the remaining persimmons at dusk of year.

  今年も残りあと5日となった。日本海側~北国は豪雪の様だが、太平洋側の東京武蔵野はカラカラ天気が続いている。干し柿の出来がよさそうだ。

 今年の干し柿は105個剥いて干した。既に40個近くが揉む状態になった。お世話になった方への出荷も年内に発送できるかもしれない。

 干し柿にする渋柿は毎年熊本の豊野産を送ってくださる方が居て、此処の柿が全国で一番良いと思っている。次が福岡県の八女の柿で果樹園の直売だ。西条柿の様な縦に筋段差が入っていないので剥きやすいのと手ごろな大きさなのだ。


12月5日に剥いて干して25日に第1弾収穫

作り始めて16年目の今年も良い色に仕上がったと思う。関東平野の環境のおかげ。

 一方で、干し柿と同じように近所の公園などに生えている柿の木の実もほとんど熟して野鳥たちの格好の餌となっている。我が家のべランダの干し柿も数年前はメジロやヒヨドリに数個やられたが、鳥ネットを厳重に張り巡らせて去年今年は無害。

鳥ネットを張り巡らせて、常時監視できるようにしている。

 3年前は網を張った下からメジロが二羽入り込み、ベランダに出た途端、泡食って網に内側から引っかかったので、マジックで印を付けて「もう来るな!」とよく言い聞かせて放った。しかし30分後、同じ個体がまた網に引っかかった。野鳥は懲りるという事を知らない様だ。


 公園の残り柿には主にヒヨドリ、ムクドリ、オナガが来る。メジロも時折来るが、メジロの様な小鳥系の場合は他の中型の野鳥が居ない時だけ。

写真を撮っていると威嚇してくる、逃げない・・ふてぶてしい!


ムクドリに続いて多いのがオナガ



オナガは三鷹で繁殖しているので毎年数は増えつつある。