2019年10月31日木曜日

栴檀(せんだん)の樹がベースのヤマセミつがい。 A couple of the Crested kingfisher on chinaberry trees.

 いよいよ2020 TOKYO OLYMPICのマラソンと競歩を札幌に持って行くか否かの会議が始まった。権威を振りかざし無礼で強引なI.O.C.に対し、1200万人都民を背景に開催都市としての意地とプライドを掛けて小池百合子都知事がガチの闘いになると思うが、少し目先を変えて提案してみたいと思う。

 詳細は週末の「団塊世代の愚痴こぼしシリーズ」で述べてみたいが、その頃には一段落してしまっているような気もする。結果はどう転ぶか判らないが、簡単に言う、マラソンと競歩、自転車ロードレースなど長距離耐久種目は冬季オリンピックの種目にしてしまえと言いたい。

 箱根駅伝だって、京都の全国女子駅伝、実業団ニューイヤー駅伝などは正月前後の真冬。福岡マラソン、琵琶湖マラソン、いずれも開催実施は11月から3月初旬の冬だろう?

 オリンピックのマラソンだけ何で夏なのだ?そもそもがおかしいまま今まで来たという訳なのか?何も冬季オリンピックって雪や氷の上での種目だけという決まりは無いのでは?

 権威主義で西洋人以外を下に見たようなI.O.C.のスポーツ貴族たちの金儲けのために、同じ日本の国や開催都市の人々がいがみ合ったり、出し抜いたり、つんぼ桟敷に置いたりするのは何処かおかしいのでは?

 繰り返して言う!マラソンや競歩は冬季オリンピックでやりなさい!

 今日の野鳥は2度目の10月のヤマセミシリーズ。「栴檀の樹とヤマセミ」

 またまた球磨川流域のヤマセミだが、今日のは峡谷部(渡~坂本)に棲むヤマセミ。

栴檀の実が一杯ついた土手の樹でヤマセミのカップルを発見!



この樹からダイブして採餌を繰り返していた。



しばらくしたら、深みの岩の上で仲の良い2羽を目視できた。

2019年10月30日水曜日

10月に成るとオシドリが沢山飛来する球磨川流域。その数全域で千羽以上の年も。The Kuma River basin where a lot of mandarin duck comes in October. Over thousand of them.

 オシドリを表す漢字は読むにしても書くにしても難しい。「鴛鴦」でオシドリ。発音はエンオウとも発する。一見ものすごく難しいが、双方とも下半分は鳥だから上の冠部分さえ覚えれば意外に簡単かもしれない。怨の上の部分と、央の字だけ覚えて置けばフリーハンドでも書けよう。これを友達の前ですらすら書けたりしたら尊敬されるかも?

 前の鴛(えん)はオス、後ろの鴦(おう)はメスを表している。なかなか鳴かない野鳥としても知られているが、オスがメスに求愛する際のディスプレー中は鳴き声を上げるのを動画で撮影した事がある。

 一羽のメスをめぐってオスの群れが入り乱れる様は、「これは!撮らねば・・。」と思わせるに十分だった。
https://www.youtube.com/watch?v=yeRhhQYHZos&list=UU7d9z1G0feKitXMPS0ToKhw&index=68

 その際はやたらオスばかりでメスが少なかったが、ある場所ではオスが少なくメスが多いという場合もあった。

 この球磨川流域では、上流の川辺川流域から下流部の坂本辺りまで至る所でオシドリに出遭える。時には5~6月まで居たりする。

 坂本付近は昔、トモエガモの大群が来ていた様だが、今はオシドリばかりのようだ。人吉盆地入り口の「渡駅」から「那良口駅」にかけては昔からオシドリが多い。

 勿論新宿御苑にも居るが、群れ飛んだり、全体の姿を見せてくれるのはやはり球磨川流域が一番ではないだろうか?

もうペアリングが出来ているようだ。

野鳥に詳しければ知っての通りだが、毎年相手を変えるオシドリ。

オシドリ夫婦とはいったい誰が名付けたのだろう?



これだけ極彩色のオシドリが飛ぶ姿は更に豪華だ。

地味なメスも飛ぶ際は眼の周りのガビチョウっぽい特徴が良く判る。

観ていて決して飽きないのがオシドリではないだろうか?

2019年10月29日火曜日

10月に成ると九州で眼に入るツリスガラ! If October has come you'll encounter with European Penduline Tit at Kyushu area! 

 九州を中心に西日本でしか出遭えない野鳥は結構沢山居るが、このツリスガラは代表的なものかもしれない。
 その他、佐賀のカササギだとか、ツクシガモだとか、たまに一羽、関東や中部で観られる事があってもほとんどは九州での観察だろう。

 例の北海道のオオワシにしてもオジロワシにしても単体だけ取り上げれば涸沼でも琵琶湖でも記録はある。しかしほとんどは道東に集中している。自然に「絶対」は無いのだ。何事にも例外が在るしへそ曲がりは人間にだっているだろう?

 で、このツリスガラ、観察していていつも思うのだが、顔のおでこに穴が開いているのは一体なぜなのだろう?

 最初にこれを撮影した際、喧嘩でダメージを受けた個体だとばっかり思っていたが大間違いだった。
 自然物に置いて意味のない形状はあり得ないので、多分何か理由が在って顔の真ん中おでこに穴が開いているのだろうと思う。

 このツリスガラを探すのは簡単だ。葦原へ行って車のエンジンを止めて耳を澄まし、パキパキ音がしたらこのツリスガラもしくはオオジュリンの群れが居ると思って良い。

 理由は幾度かこのブログでもレポートした通り、葦の幹に巣食うカイガラムシや蜘蛛の卵などを採餌する為。

このおでこに開いた穴が何を意味するのかが不思議。



葦の幹を割って虫を探す・・。

やっぱり気になるおでこの穴!

関東ではまずお目に掛かれないので是非九州でお逢いしましょう!


2019年10月28日月曜日

10月の野鳥たち、球磨川流域人吉附近の佇まい その2. Wild birds in October, the appearance of the Kuma River basin near Hitoyoshi. Part2.

 ラグビーワールドカップもイングランドと日本を破った南アフリカの決勝戦となった。準々決勝以降の全ての対戦をCATVで録画して、じっくりと観返して勝者と敗者の違いを検証している。

 自分ではやらないが、ピッチに立った選手の目線(これはサッカーとあまり変わらない)、ラグビーという種目独特の特徴(スクラム、モール、タックル,キックパスなど)を加味しながら比べてみている。この詳細はまた今週末にでも優勝チームが決まった後にこのブログでじっくりレポートしてみたい。

 勝利者や敗戦者インタビューでは、HCもキャプテンもMVP選手も、相手を褒めたたえたり、精いっぱい戦っただの、我々は強いのだが今日は相手が良かった、観客が素晴らしいという常套句・内容ばっかりで、終わったばかりの闘いに関する技術的な事や作戦を一切言わないのは他のスポーツとは少し違うように感じた。

 Facebookやネット記事でもラグビーこそが最高のスポーツだ!他のスポーツにはラグビーの持つ良さが無い・・・など、他を否定して自分が好きなラグビーのアドバンテージばかりを正当化するような論調が多く、あまり良い気がしない。
 
 サッカーやテニスに比べれば限られた国々の種目で、プレイ人口も少なく、ワールドカップが無ければ日の当たらない種目だったからしかたが無いのだろうとは思うが。

 マスコミも世界のお祭りだから水を差す様な記事は報道しないと思うし、まだ決勝戦前だからラグビーの素晴らしさや観客同士の交流など良い情報ばかり流しているが、試合後はそうはいかないだろう。

 事実、各試合終了後の街では酒の上での乱闘や不祥事のネタが山ほどあるようで、全大会完了後一気にメディアは醜聞ニュースを堰を切ったように報じるだろう。
 メディア・マスコミはそういう点、非常に嫌らしいものだ。

 ・・・という事で今日は10月の球磨川流域の野鳥シリーズの続編。

 まずは、この時期になると必ず現れてくれるのがジョウビタキ、冬の使者だ。
オス、

メス。

タヒバリ・ビンズイ系も人吉界隈には非常に多い。

球磨川の土手には異常とも思えるほどのカラスウリが繁殖している。

で、今日の主役はイソシギ。飛翔中を見つけてファインダーで捕らえるのは意外に難しいのだ。三脚に付けての撮影ではなかなかチャンスは無いだろう。



尻尾を振りながら水辺を移動する姿はよく見かけるが・・・。


2019年10月27日日曜日

生の自然に接しないから自然の怖さが判らないのだ。 You can't understand the fear of nature because you don't touch the real nature.

 ラグビーワールドカップの裏で、幾人もの方々が自然災害・豪雨・洪水で亡くなっている。最近の日本列島は天国と地獄が共存しているように思えて仕方がない。

 前にもこのブログで述べたが、筆者は1960年代に熊本県八代市で二度の床上浸水を経験した。台風で切断した電線が洪水面に触れ、バタバタと人が感電して倒れたのをゴミ箱の上に乗って目撃した。

 庭の四隅の木塀が音もなくこちらへ倒れ、茶色い泥水があっと言う間に押し寄せてきて10分で部屋の畳が浮いたのを覚えている。床の下から愛犬のコリーがずぶ濡れで這い上がってきたのがいまだに何度も甦る。川の氾濫は物凄いスピードだ。3.11の三陸の大津波と同じと考えて良い。

 しかし、東京、神奈川、千葉、その他関東の人々、それも特にマンション住まいだったりすると、こういう自然が壊れていく経験はあまりないと思う。九州で育った人間などは年間数度の台風に直面するから、そのメカニズムと怖さの程度を知っている。

 これらは決して自慢などではない。自然が生活に非常に近いのだ。高層マンションからTV画面を通じてNHKの自然番組を観るのとは訳が違うのだ。

 家の中には家蜘蛛やヤモリが居る。ネズミやゴキブリはほどほどにいる。昆虫はもちろん、カエルの声などに囲まれて生きている。電車や車の騒音をバックに生活している都会人とは基本的に住む環境すべてが違うのだ。

 だから、役所などから避難指示、避難命令と言われても何をどうすればいいかの行動そのものが異なる。山や川に囲まれた地方の人々は、崖が崩れても、川が氾濫しても命を保てる場所を知っているから、まだ台風が遠くにあってもその進路を観て避難するタイミングを知っている。
 しかし、公共交通機関の少ない地方は車社会だ。アメリカ大陸と同じ。したがって車で行動するから、タイミングを逸すると車ごと遭難する。一時交通事故多発の時代言われた「車は走る棺桶」が別の意味でその通りになってしまったのだ。

 車利用が多くなって、老若男女が歩かなくなったため腰痛持ちが地方に増えたという事と同じ現象だろう。

 東京など大都会はさらに行政がいい加減だ。普段電車やバスで役所通いをしている役人たちは、台風前の「計画運休」をされると自分の職場に行けなくなってしまう。おまわりさんの駐在所のような訳にはいかないのだ。

 そのせいか、今度の台風19号ではこういうバカなことが起こった!役人・役所が仕事と責任を放棄してしまったのだ。「どうしようもない」と言って。
 
こんなことが平気で報道される世の中になっているのだ。読売新聞より。

 しかし大都会で、250万人の避難方法が無いって、本当か?

 海抜ゼロメートル地帯の下町と言えども3~4階建てのビルが並んでいるだろう?この街並みのいったい何処に逃げ場がないのだ?
 日頃からいざと言う時、水深10mになることを予想して10m以上、ビルで言えば4階以上のフロアで一時的に避難場所を提供してくれる所を探しておけばいいだろう?事務所でも倉庫でも構わないはずだ。水が引くまでの間だけなのだから・・・。

 で、いざと言う時には避難者(誰でもという訳ではなくご近所の人)たちを受け入れることを条件で、そのビル法人なりオーナーは特別免税措置を受けるとか、災害用品の備蓄を受けるとかすることで優遇し、近所に場所の徹底を行えば良いではないか。

 皆で手を分けて当たれば3か月で現場調査くらい完了出来よう?江東区の職員が江戸川区まで出張して調査をする訳ではないのだ。

 一方地方においては今回の台風19号の川の水の物凄い破壊力の画像を見せてくれた友が居る。長野県望月の小さな川だが、自然の脅威とはまさにこれだろう。
台風前川床や土手の草を刈って流れをよくする準備を総出で行ったが・・・

長野県佐久市望月町の鹿曲川、羽田聖一氏撮影

 台風が去った後の水で土手が削られきれいになってしまった。レンズのズームが違うので誤解のない様に上の画像部分だけを表すと、下の画像の黄色い線内になる。オーバーフロウして氾濫しなくても、濁流の勢いはこれほど地形を変えてしまうのだ。
 台風・大雨の際に川など視に行ってはいけないという意味がお分かりだろう?

 今から8年前、東京で1時間に100㎜を超す物凄い集中豪雨が在った。ちょうど環八を南下していた筆者の運転席からは、すぐ前の車のテールライトやブレーキランプが見えなかった。
 そうして、JR中央線に差し掛かって、中央線の南側に行くには何処を通れば行けるだろうと考えた。鉄道のアンダーパスで水没した車を幾度もニュースで見ていたためだ。

 荻窪の陸橋はアンダーパスだ。三鷹のむらさき橋への道も同じ。
平地で中央線の高架を潜って越えられる大きな道は吉祥寺くらいしか無い!と思いそのルートで無事に南側へ出られた。しかしジブリ美術館付近で水深が既に20㎝ほどになっていて普通の乗用車は通行困難だった。
 筆者のスバルのアウトバックは床下20㎝クリヤーなので何なく通行できたが、自分の車の床下車高と道路の状況をよく把握しないと、ニュースに載る事になってしまうだろう。日頃からの非常時への予測が大事だ。

 今回の大雨で、茨城県は物凄く費用をかけた災害時の避難施設を避難者に開放しなかったという。とんでもない行政の怠慢だ。これで死者が出ていたら誰がどのように責任を取るのだろう?
 大体において総合避難所の運営を民間に丸投げするなど言語道断だと思うが如何だろう?こんなことが頻発している、己の身は己で守るしか無い世の中だ。気を付けよう。

2019年10月26日土曜日

団塊世代はマラソン会場強制移動の件でI.O.C.の横暴を非難する。 The baby boomer condemns International.Olympic.Committee.'s tyranny.

 案の定、日本が実力差のある本気の南アフリカに負けた途端、熱に浮かされたような日本中のワールドカップ・ラグビー報道がメディアから一斉に消えた。
 今回の「ラグビー熱」が如何にメディア・マスコミによって作られた一時的なものだったかを感じさせられた。

 一時は、ネット上のラグビー報道記事だけを消し去るアプリ・ソフト
が欲しいとさえ思う程だった。

 同時に、「公然と自称するにわかファン」含めてラグビーファンが増えたのではなく、期待以上に頑張って強豪を倒し、勝ち進んだ日本チームを応援するファンが増えただけだったのだ。堺屋太一さんが名付けた「巨人・大鵬・玉子焼き」という「強い者・勝つ者」を応援したがる昔からの日本人気質そのままが再現されただけだったような気がする。

 本当のラグビーファンは、日本対南アフリカ戦の前に行われたウエールズ対フランスの劇的な逆転劇の方を「凄い試合だ」と思った事だろう。
 パワフルなフランスが勝つかと思いきや、頭に血が上ったフランス選手の肘撃ちレッドカード即退場で流れが変わり、終了間際に1点差でウエールズが逆転勝ちしたのだ。トライやペナルティ、ドロップゴール等で5点・3点が入る種目で1点差の逆転は凄いだろうと思う。
ラグビーに関する基本的なルールや用語解説にこのサイトが役に立った。是非お勧めだ。
http://www.honda-heat.jp/rule.html

 よりレベルの高いこの先の準決勝・決勝は見逃せまい?

 そうこうして、筆者もラグビーが夢の中にまで出てくる1か月間を過ごした数日前、2020東京オリンピックのマラソン・コースを東京から札幌に移す事に決めたとI.O.C.が突然言い出し、つんぼ桟敷に置かれた小池東京都知事は烈火のごとく怒り、ここ暫くは眼を離せなくなってしまった。今までの報道を観ている限り、個人的にはあまり大好きではないが東京都民だし小池東京都知事を応援したくなる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191023-00010003-fnnprimev-soci

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000053-asahi-soci

 東京都民としては、3~4日も前にI.O.C.からの連絡が在ったにもかかわらず、「12~14日の3連休が在ったから」だとかの苦しい言い訳で小池東京都知事に連絡をしなかった森喜朗実行委員会会長に問いたい!「ボーッと生きてんじゃねーよ!」

 東洋人を小馬鹿にしたようなヨーロッパ・スポーツ貴族I.O.C.の首脳部の横暴さ!腹の立つ事が続いているようだ。「日本人は3回恫喝すれば言う事を聞く」とほざいた幕末の英国大使ハリー・パークスそのままの言動は日本人全体を敵に回したような気がする。知人の一人は既にこの様子を視て「オイラもうボランティアはやめた!」と言って来た。

20191025・日刊スポーツ記事より

20191025・日刊スポーツ記事より

 小池知事に言わせると、ついこの前8月のチェックで、I.O.C.バッハ会長が東京の暑さ対策を高く評価していたのがまるで嘘のような豹変ぶりだそうだ。カタール・ドーハの陸上世界選手権でのマラソン棄権者続出を観て慌てたI.O.C.の独善で「決定した」と既成事実化したのがそもそもの発端の様だが、これに対抗する方法は幾らでも在ろう。

 東京都関係者にも知恵者はいるだろうから、強引なI.O.C.や森喜朗率いる実行委員会などと結構互角の面白い戦いが見られるかもしれない。
 元大阪府知事の橋下徹氏などはいっそ東京オリンピックはもうやりません!と言えば良いとまで言っている。無責任なようだが、I.O.C.の横柄で上から目線の人間達には日本人の骨のある所を見せないといけないだろう。

 既に当選者を決めてしまった入場券の問題、会場移動に関する経費の負担問題、コース設定、警備、設備その他の競技としての準備問題。これら山積課題を誰がどのように処理するのか?そう簡単には事は進まないと見た。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201910250000397.html

 一番、札幌への会場移動が難しいという物理的問題が「宿泊」の問題だ。ただでさえ夏の観光地・札幌のホテル稼働率は夏の間80%を軽く超える。しかもレベルの高いホテルから埋まる傾向がある。
 残りの20%はその昔、映画の中で高倉健が泊ったような、各部屋がドアではなくカーテンで仕切られた様な郊外の「簡易宿舎」しか残らないのではないだろうか?

 こう書いたら北海道の友達から「新庄さん、さすがに札幌近郊にはもうそんな宿在りません!」と言われてしまった。1983年頃熱気球選手権大会を運営に上士幌まで行った際散々泊ったのだがもうないそうだ。

 筆者はもう1年以上前から、原発事故隠しの為のTOKYO2020開催招致
に反対してきた。まだまだ裏が出てきそう、この先の経緯を注視したい。

2019年10月25日金曜日

尾羽がとれたダルマエナガに遭遇! I encountered tailless Long-tailed Tit.

 日常的に出遭うチャンスの多い野鳥の仲間にエナガが居る。シジュウカラ、コゲラ等と一緒に混成群を形成して灌木を移動するのに遭遇される事も多いだろう。山岳地帯ではコガラ、ゴジュウカラなども群れに混じる事がある。

 その尾の長いエナガだが、時に尾羽が何らかの理由で取れてしまった個体に出遭う事がある。過去において二度ほど遭遇した。

 静岡県の富士山西側山麓の田貫湖畔、もう一度は奈良の奈良公園で。最初観たときは一体何だろう?と暫くは其れがエナガである事が判らなかった。もう尾羽が無ければ完全にキクイタダキより小さい国内最小の野鳥だろう。
最初観た際は腰を抜かしそうになった。

これでちゃんと飛ぶのが不思議、糸切れ凧みたいには成らないようだ。

何か木の皮に付いていた小さい虫をゲットした様だ。こちらは通常タイプの尾羽が付いている普通のエナガ。

オーストラリアのFan tail によく似ている様な気がする。

こちらは球磨川河畔での撮影。

2019年10月24日木曜日

10月の人吉エリアの野鳥、続・ヤマセミたちの佇まい. The Crested kingfisher of October again at Kuma-river of Hitoyoshi area.

 昨日は10月頃のヤマセミの行動中心に投稿したが、今日は川辺川で2013年頃から馴染みになった、筆者を認識してくれている個体の佇まいをご紹介。
 以前ご紹介したが、水中から棒きれを拾って来て、川の手前側の岩の上まで持ってきて、くるくる回してパクッと咥え直すパフォーマンスを二度続けて見せてくれたあの個体だ。

 10年も通っていると、人吉界隈では数羽のヤマセミ個体と顔馴染みになった。通常今までヤマセミの寿命は全国的に7~8年だと言われてきたが、14年も生きている個体(現存)知っているので、人吉市界隈の環境の良さと食料事情を考慮すると通常10年は生きているだろうと思う。

 この日は単独だったが、距離40m程で目の前のいつもの大きな樹に陣取り、数回100m程移動しては採餌ダイブを行い、また戻って羽繕いしたり、ジーッとお供え餅の様に休んだりしていた。ヤマセミと対峙しながら過ごした幸せな1時間だった。

レンタカーを道路端に停めて暫くして、馴染みの個体が飛んで来た。

10分程で川下へ

採餌して飲み込んで、戻って来た。

最初の枝の一段下の太枝で羽根休み。

結構念入りに羽繕い。

再び採餌へチャレンジ。

最初の枝に戻って「まだお前居るの?」という眼でこちらを。

興奮したのか、しゃっくりの様な上下動を繰り返しまた下流へ。

2019年10月23日水曜日

10月の人吉エリアの野鳥、ヤマセミたちの佇まい. The Crested kingfisher of October at Kuma-river of Hitoyoshi area.

 セキレイから始まった10月の人吉・野鳥シリーズ。いよいよ真打ちヤマセミの登場!

 10月という秋のど真ん中は、ヤマセミにとってまだ来期の繁殖への序章で、一羽で行動しているように見えても、実はつかず離れずつがいの2羽は一緒に行動している。

 この時期以降の獲物は大きい。特に鮎は落ちアユのシーズンに入り、川を下る準備で川中で飛び跳ねる習性がある。
 人吉にお住まいの古江之人さんが先週撮られた、素晴らしいアユの跳ねた瞬間の画像をご紹介しよう。
30回シャッターを押して1回撮っているかという難しさだ。筆者もほぼ毎年鮎跳ねを見つけては撮影しているが、此処まで見事なジャンプは撮れていない。
川辺川、峡谷部で逆さヤマセミ?

鏡の様に澄んだ川辺川に姿を映しながら行くヤマセミ。

球磨川本流で採餌したヤマセミ。


中州の玉石群目指してランディング。


同じ球磨川本流800mほど離れたエリアでは別のつがいが飛翔中。