2021年9月30日木曜日

団塊世代は念願の写真集「ヤマセミカワセミ」の編纂を昨日終了した。 The baby boomer generation finished compiling the long-sought photo book "Yamasemi Kawasemi" yesterday.

  河野太郎、高市早苗という語学堪能で外人対応にも臆さず、意見を堂々と主張できる実務派、なおかつITスキルにかけては抜群のレベルを誇る元気な二人が総理総裁に成れなかった。「数は力、力は正義」の元今まで通りの「裏の力」でものごとが動いたようだ。   

 今までの自民党の老害議員たちをバックに地味ながら苦労人の岸田文雄氏が当選した。名門開成高校を出て、東大を目指し三浪までしたが望みを叶えられず、さんざん挫折を味わい不屈の精神が備わったウサギに最後に勝つカメ型タイプの人と見た。

 しかし人気者のチームで臨んだ河野太郎が落ちて大方の国民はがっかりした事だろう。

 これでは自民党は一気の若返りはない。例えれば、最近出来たユニークで美味しいと評判のレストランで食事をしようと思ったら休業で、従来の美味しくない社員食堂でランチを摂らなくてはいけないような感じがした。

 テレビのニュースショーなどで政治評論家や素人コメンテーターがワイワイ言っているが、要は英語が出来、外人にも臆さず、ITスキルも抜群の若手(政界での話)がリーダーシップを取り始めたらベテラン・高齢の議員たちが出る幕が無くなると危機感を高めたのだろう。

 同時にそういった語学・ITスキルの無い中堅議員たちも、一朝一夕にはそういったスキルを身に付けられないし、単独・個人で外国人とディベート出来る胆力もないので、「派閥の群れ」「派閥の傘」に隠れたに違いない。

 小泉・石破・河野の国民的人気ムードの高まりに対する妬みも相まって、自分に一番レベルとして近そうな岸田氏に票を入れたに違いない。

 何とも情けない自民党議員たちだが、喜んだのは野党だろう。これで衆院選戦いやすくなったと・・。


 魑魅魍魎の暗躍する政界の話はこの辺にして、念願の「ヤマセミカワセミ」写真集の編纂が終了し、昨日夕方第一便を発注した。明日PHOTOPRESSO編集最終日にもう一度精査し、追加発注と今までの写真集のストック分を各10冊づつ発注するつもり。良いシステムだったのだが今年で終了だという。コロナ禍で自宅作業に最適の時期なのにもっと値上げしたシステムに成るのだろうか?

 昨日入稿発注した中から、また少しご紹介。

表紙には八代市の水無川上流部でブラインドから撮影させてもらった貴重な画像を。

頭でっかちに見えるヤマセミもカワセミも前から見るとそうでもないという話。

水面すれすれを飛ぶ同族の習性。

ダイブまでのシークエンスを。

脱糞の方法もそっくり?

2021年9月29日水曜日

生息環境も生態もそっくりなヤマセミとカワセミの写真集編纂 その4. A compilation of photographs of the crested kingfisher and the kingfisher, which have similar habitats and ecology. Vol 4.

  自民党の総裁選が今日だというが、もうどうでも良い。メディアで評論家や芸能人のコメンテーターがやいのやいの言うが、要は「数は力、力は正義」「個人の能力やスキルはどうでも良い、勝ち馬に乗らねば次の総選挙で生き残れない・・。」の論理で突き進むのだろう。

 小学校の用務員のオジさんのような菅さんが退いて、国民や社会は元気なリーダーシップとカリスマ的雰囲気を求めているのに、ベテラン老害権力者達が「自分たちをないがしろにしない奴が良い」と若い議員たちにプレッシャーをかけていると聞く。国民の期待を裏切るとそういうベテラン権力者は次の選挙で落ちる事に成るのかもしれない。「情報のスピードと力」は両刃の剣だ。

 PHOTOPRESSOの「ヤマセミカワセミ」編纂作業、昨日ほぼ丸1日掛かって100ページ分の掲載画像を割付完了。用意した元画像のデータが大きすぎると拒否されてしまうので、30カットほどサイズダウンする事に。

 しかしどうも左右のページの画像相性がしっくりこないのでプランB(新たな画像)を捜したりして集中したのか、朝8時から作業を始め昼ごはんを忘れ、気が付いたら午後2時を回っていた。今日はこれからキャプション入れ・・。

 こんな事、現役時代にプレゼン期日に間に合う様、パワポで提案書を作成して以来の事。それ以前に成ると真空管のオーディオアンプを自作して以来かも。

 仕事ではないので楽しい事この上ない。あのタモリの言葉(我が座右の銘)「気合い入れて一生懸命やれよ?仕事じゃねーんだろ?」は、まさにこの事なのだ。

 今までのPHOTOPRESSOの写真集とは違い、1ページに1枚の写真なので非常に見やすい。

 昨日レイアウトした数ページをご紹介。グレーの四角部分にキャプション、コピーを入れるのだが、極力説明は少なくしたい。 

左、川辺川、右、明治神宮。

左、球磨川、右、三鷹の野川。

左、球磨川、右、八代市の水無川。

左、水無川、右、明治神宮。

左、胸川(球磨川支流)、右、三鷹の野川。

2021年9月28日火曜日

生息環境も生態もそっくりなヤマセミとカワセミの写真集編纂 その3. A compilation of photographs of the crested kingfisher and the kingfisher, which have similar habitats and ecology. Vol 3.

  いよいよ編纂中のヤマセミとカワセミの掲載候補の画像が揃った…というより、トリミングだけ完了。PHOTOPRESSOの指定画素数+画像レイアウトの比率にしてそろえた。ヤマセミもカワセミも双方130カットづつまとまって来た。両方が1フレームに入っているカットは40カットあったが半分も載せない。

 これを今日の朝から編集して各ページに割り込んでいく。完全なプライベート写真集ならいくらでも好き勝手出来るのだが、CanonがやっているPHOTOPRESSOという1冊から制作できるネット製本ビジネスの編集システムなので、ある程度パターンが決まっている。

 PHOTOPRESSOは随分利用させてもらったが、これも3日後9月30日で新規編集受付は終了。今年いっぱいでネット上の写真集ライブラリーもすべて閉鎖されてしまうという。

 筆者は今までこのPHOTOPRESSOで9種類の写真集を制作した。うち4冊だけネット上に公開中。非常に良いシステムなのに残念ながら終了だという。赤字で儲からないのか、また別の新規企画が始まるのか?

 とりあえず筆者的には今回の「ヤマセミカワセミ」が最後のPHOTOPRESSOとなる。

 昨日まとめた中からヤマセミとカワセミの似たような生態の画像のサンプル版をご紹介しよう。本チャンの写真集にこの通り入れるか否かはまだ未定。多分入れ替えると思う。

 ご自分でヤマセミやカワセミの撮影をされる方は、この作業のめんどくささが良くお判りだろう?自分で撮らずに人の批評ばかりしている人には判るまい。しかし、それはそれで良いのだ。楽器も演奏できない、楽譜も読めない御仁が「今日の演奏はいまいちだった」などとコンサートを偉そうに批評したりしているのと同じだ。

誰もが良く撮る水上がり。

身づくろいは他の野鳥も同じだが、水の上ってところが少し違う。

人吉のヤマセミはこうした滑空をしてくれるが、カワセミにはなかなか無い。

真下へのダイブも色々あるが、表と裏を採用してみた。

球磨川の堤防にはこういった柵が多い。まだこれに並んで留まった画像は無い。

2021年9月27日月曜日

生息環境も生態もそっくりなヤマセミとカワセミの写真集編纂 その2. A compilation of photographs of the crested kingfisher and the kingfisher, which have similar habitats and ecology. Vol 2.

 ヤマセミとカワセミの同族の野鳥は、岩合光昭氏の名写真集「ネコライオン」とは違い、同じ所で生息している場合がある。決して多くはないが、ヤマセミが居さえすればそこにカワセミも居て当然という事だ。

 したがって、ヤマセミの生態観察中ヤマセミを撮ればおのずとカワセミが同じファインダーに入ってくることが多いという事だ。今回編纂中の「ヤマセミカワセミ」では全頁の半分がそういったヤマセミとカワセミが同居している画像が入ると思う。

 史上初めての収録・・・を得意げにアピールするNHKの自然番組ではないが、、数多くの野鳥写真集にこういった生態紹介のモノは無かったように思う。いわば野鳥生態の重箱の隅をつついたような内容だが、こういうのがあっても良かろうと思うが?

 もちろん、ヤマセミ、カワセミの普段の生態が同属ならではの似たような動きであることは間違いない。今日はそういった中から縄張り争い、親子喧嘩などヤマセミが争い闘う際の面白い生態のほんの一部をチラ見でご紹介。

カワセミの場合の闘いは支流部の浅い川で発生する事が多い。

一方のヤマセミは、ある程度しっかりとした広い川の中央部での戦いが多い。

必ずどちらも川中の岩を中心に展開されることが殆ど。


決して再会を喜び合っているのではない、瞬間を切り取ると面白い。

上のカットの次がこれだ、観ていてこれほど面白いものはない。

2021年9月26日日曜日

団塊世代は新型コロナワクチンについて一言あり! The baby boomer generation has a word about the new corona vaccine !

  筆者は自分に基本的な新型コロナ感染症に関する抗体が既に有ると思っていた。その理由はこのブログで何度もレポートした昨年2020年2月初旬の強烈な感染症に罹った経験だった。

 ちょうどダイアモンドプリンセス号船内で乗客の一人が新型コロナ(当時の名前は武漢風邪?)に罹ったため緊急帰港し、横浜大黒ふ頭にて隔離が始まった頃。相変わらず中国春節による中国本土からの観光客入国を国(政府+厚労省+外務省?)が止めず、日本国内への蔓延の口火を切ってしまった頃だ。

 ちょうどこの時、強烈な悪寒・倦怠感・食欲不振・発熱で33時間悶々とした経験がひょっとするとコロナ感染だったのではないか?・・であれば抗体が出来ているのでは?という事でワクチンに関する有象無象の情報が飛び交う中、ワクチン接種を様子見してきたのだ。

 それが、抗体検査で保有抗体ゼロという結果が出たため、じゃあワクチンを打とうと覚悟し三鷹地元の市役所の接種予約をしたのだった。

 が、ファイザーだったので、その後のブレークスルー感染(=二度ワクチンを打ったにもかかわらず新型コロナに感染してしまう)や半年で抗体が極端に減少する為3回目を打たねば有効では無い・・・などと、今頃になってワクチン製造元や海外の医療関係者が「後出しジャンケン的」にワクチン効果の心細さを言い出した。当初の自信とはまるで違う体たらく。

「実はワクチンで金儲けしようとするオマエ等グルなんじゃないのか?」という疑念で一杯に成ったので信頼のおける情報をネットで探ってみた。

 何故なら厚労省の発表する情報は自分たちのやっている事に有利に働くような情報しか流さない、不利な情報は潰しにかかる・・など、全く信用できない。

 当初から国民に判り易く説明をしないし、それを横目に民放TVワイドショーがガンガン裏を取らない想定情報を流しつづける為、世の中が混乱してしまった。

 実は厚労省も良く判っていなかったのだろう?感染症専門家の忠告を無視してオリンピックを強引に開催したがため今回の5次感染ピークが生じたのはだれも疑わない事実だろう?

 更には厚労省として、自分たちが困るからと不利な情報を色々止めたり否定したりしている。同時に意にそぐわない情報はすべてデマだと言い出すに至っている事が判ったので、筆者も独自でネット情報を集めたのだ。

 イベルメクチンに関する情報などその最たるものだ。菅首相が国会でその有効性を認める発言をしているのに、厚労省は効果を表立って認めようとしない。

 そうこうしたら、つい最近、ワクチンを投与し始めてからの効果データが次の様に判明しメディアに広く発表された。

➀ モデルナワクチンはファイザーに比べ、約倍の抗体を生み出す事実がある事。

これ以外、数多くのメディアが報じている。

② 過去のワクチン接種後の死者数において圧倒的にファイザーが多く(期間も長いが)モデルナの方が少ない事。

この情報もTVニュース他、色々なメディアで報じている。

 ワクチン投与との因果関係は無いと言いながら、明解に数値で出ている100万人当たりの両ワクチンの死亡者比率の違いは何であるか証明・説明しない辺り「事実は隠せない」事の裏返しと判断せざるを得ない。

 同じ接種後の副反応であれば、効力が大きく接種後の死亡者が少ない方が「良い!」に決まっているだろう?

 筆者は早速この事実だけで三鷹市のファイザー予約をキャンセルし、自衛隊のモデルナ大規模接種に急遽変更した。その第一回目の接種が今日だった。

 自衛隊の医療チームは事の始まり、あのダイアモンドプリンセス号の対応辺りから素晴らしい働きをしてくれている。それはメディア報道で誰もが知っている。

 一方、厚労省の役人たちのいい加減さ、対応時の横柄さ、上から目線で国民へのサービス精神ゼロ!も知れ渡っている。

 現場に行って立ち姿の姿勢や態度を一目見れば、一言質問すれば、相手が自衛隊関係者か厚労省関係者か一目瞭然だ。月とスッポンの差がある。これが判らねばアナタは「人を見る眼が無い」と思って間違いない。

 検温してこの紙を渡した女性は多分厚労省関係者だろう。受け取ってどうすればいいか訊いたら、黙って手を右の方へ行けとヒラヒラさせるだけだった。無言の指図に「もうやってらんないわよ、いちいち言わなきゃ次へ進むことくらい判んないのぉ?このジジイ!」と心の中で言われたのがはっきり受け取れた。
 「優秀で高学歴のアタシが天下の厚労省に入って、何でこんな次元の低い仕事続けなきゃいけないのよ?」と運命を嘆いているのだろうか?まずは国民からの税金で生きている国民の為の役人であることを忘れている・・というより入省当時から全く無いのだろう。

 これに限らず、大手町の自衛隊モデルナ大規模接種会場では厚労省役人の特権意識、横柄さ、人を見下したような対応・・・一緒に接種した筆者の子供ほどの年齢層の諸君の会話を盗み聴いてもそれが充分に感じられた。若い彼らは黙々と従ってはいたが・・。

 一方で今朝の読売朝刊にこんな記事が載ってた。アフリカの中央部、コンゴ民主共和国でせっかく供与されたワクチンを要らない…と送り返したのだという。一部は廃棄したとも。


 過去においてマーズ、サーズ、エボラ出血熱など、すさまじく致死率の高い感染症・伝染病に見舞われたアフリカでは、罹る率、死ぬ率がはるかに低い新型コロナなどただの風邪に近いのだろう。まさかワクチンに頼るより、今まで頼って来た祈祷師の力の方が効果があると思っているのだろうか?

 これは決して差別でも何でもなく、NHKのドキュメンタリーでも良く聞かされる未開発地域における感染症対応の現実、問題点なのだ。

 彼らからしてみれば(筆者も半分そう思っている)訳の分からん怪しいワクチン(異物)を体内に入れて死ぬより、祈祷師様の御祈りで死んでいく方がまだ死ぬにしても納得できるとでも言うのかもしれない。人の考え・気持ちは強制できまい?

 クリント・イーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」でもないが、人間自分の死に関する考え方は他人から強制されるものでは無い「自由」があってしかるべきだと思うが。

 筆者も発売元の米国内でもまだ正式認可されていない新型コロナワクチンが当初の2度接種じゃ足りないなど、世界中の人民を試験台にしている様を見て未だに信じ切っていない。

 この項、自分自身を今後観察してみたい。

2021年9月25日土曜日

生息環境も生態もそっくりなヤマセミとカワセミの写真集編纂 その1. A compilation of photographs of the crested kingfisher and the kingfisher, which have similar habitats and ecology. Vol 1.

  昨日のヤマセミカワセミの一緒画像は結構反響があって驚いている。普段行く近所の野川などでは絶対にありえないのだが、ヤマセミが街中を飛ぶ(昨年の洪水以来消えたというが・・)人吉市で毎日球磨川を観察すれば1週間に一度や二度は遭遇できる現象だ。

 今日も高尾山登山の筋肉痛から完全に戻っていないので、朝から夕方までパソコンデスクで作業を重ねたが、作業をしていて頭の中で描く「ヤマセミカワセミ」の各ページ用の似た動作、生態画像は意外に多いので驚いている。

 多分、カワセミを綺麗に撮影をされている方々には「何だ、俺の方がもっとましな写真を撮っているぞ」と言われると思うモノばかりだ。筆者の生態中心の「瞬間」ばかり狙った写真とはコンセプトや撮り方が違うから仕方がない。

 しかし、その写真に写っている動作や生態と同じヤマセミの写真が、世の中に数多く存在するか否かを考えて欲しい。

 こういう意図で画像を集めにかかると圧倒的にヤマセミの画像の方が多い筆者としては、カワセミの写真をもっともっと撮っておくべきだったと反省しきりだ。

 例えば、ヤマセミの中でいつもダイブした後、水中からズドーンと飛び上がる癖を持った個体が居た。ヤマセミ全てがこうではなく一般的には水から上がった瞬間横に飛び始めるのだが、この個体だけは癖なのだろう、潜水艦から発射されるかってのポラリス・ミサイルのように真上に上がるのだ。

 カワセミも同じで、なかなか真上にずどんと上がる個体はそう多くない。で、数あるカワセミのダイブ上がりの画像の中から似たようなものを選ぶとなると、どうしても限られてしまうのだ。

2011年の撮影、人吉市の球磨川で。まだ撮り始め初期だったので感動した。

千葉県の名刹の池で今年2021年。これなど一番近いかもしれない。

これも同じ池で。

向きが違えばいくらでも似たような画像は存在する。


これらが正面であれば良かったのに・・と思うことしきり。こちらは明治神宮。

 撮れた野鳥の画像をこういう意図で探す筆者自身、「お前は何をやっているんだ?」状態だが、人があまりやらない事をやる密かな喜びがこういう所に存在するのだ。

2021年9月24日金曜日

団塊世代はカワセミヤマセミという写真集の編纂中。 The baby boomer generation is compiling a photo book called YamasemiKawasemi.

  ネコ類を撮らせたら世界一という写真家さんが我が国に居る。言わずと知れた岩合光昭氏だ。CS放送で彼の猫番組を毎回観ている人を数多く知っている。筆者もたまには観る。

 しかし筆者はネコ派ではなく犬派なので、小さい時から常に飼い続けているのはワンコ。

 最初は小学生時代小倉(現北九州市)白い雑種で名前はベル。次は熊本の八代に移ってコリー犬で名前はラッド。三匹目が葉山の海岸でのウインドサーフィンに行って拾ってきた雑種でチビ。

 次が長野オリンピックの時に、オリンピック競技役員で一緒だった地元の方から貰って来た赤茶色の芝犬、名前は長野オリンピックにちなんでジャンプ。名犬だった。

 で、現在の黒柴ペロ。5代目で初めてのメス犬だ。最初の1匹は親の転勤・引っ越しに合わせて面倒見の良い隣家の家族に引き継いだ。それ以降は13~18歳まで生きたので犬が居なかったことが無い。

 犬の話が長くなったが、実は筆者ネコも好きなのだ。ただ小学校時代夏休みの宿題・絵日記の上にウンチされたので自分では飼いたくないだけ。たいがい人んちの猫でも直ぐなつく。

 その岩合光昭氏がネコ族、猫とライオンの生態比較写真集「ネコライオン」を出したのが2013年の事。当時筆者は野鳥の撮影にはまり、なおかつその中でもなかなか出遭い難いヤマセミ(山翡翠)にどっぷりつかり始めていた。この岩合氏の「ネコライオン」という写真集に刺激を受け、いつの日かヤマセミとカワセミの同族写真集を作ってみたいと思っていた。

 しかし、野鳥撮影が趣味の方であれば想像つくだろうが、ヤマセミには普通なかなか出遭えない。しかし苦節・・でもないが、10年間熊本県の人吉市に通い数多くのヤマセミ画像(10万カットを越える)を撮影できて、今までに4冊のヤマセミ写真集をなんとか出すことが出来た。いずれも非売品だが。

 で、そのヤマセミを撮影中に、実はカワセミが幾度も筆者の目の前でパフォーマンスしてくれたり横切ったりしてくれるのだ。時にはヤマセミと並んでくれたり、同じファインダーに入ってくれたりするのだ。要は生活環境が同じカワセミとヤマセミは大きさは倍以上も違うのに仲が良いのだ。

 一方でネコ族の場合いくら同属だからと言っても、アフリカのサバンナに居るライオンと家ネコが一緒に居たりはしないだろう?岩合氏はそのライオンとネコのしぐさの全く同じ所に面白みを発見し、世界でたった一つの写真集を出したのだと思う。勿論こんな事彼にしかできない。もう尊敬以外の何物でもない。

 そこで、並んだり交差したり、一緒に飛んだりするヤマセミとカワセミの写っている画像がどのくらいあるのか探してみた。アラ探しするのに2週間かかった。

 とりあえず、2種が同じファインダー内に一緒に写っているカットが約100カット、似たようなしぐさ、生態画像がそれぞれ数百カットづつ、何とか形に成りそうなのでこれから数日でまとめてみるつもり。

 とりあえず、その中から候補画像のほんの一部を今回ご紹介してみたい。まずはカワセミとヤマセミが同じファインダーに写っている画像の一部から・・。

最初は画面の左にヤマセミ、右にカワセミ。人吉市ならではの風景だ。

カワセミは同じ場所にいるがヤマセミが川に移動して来てこの絵になった。2012年

ヤマセミが岩に到着する寸前、カワセミが右上から飛んできた。2017年

ヤマセミとカワセミが交差するという場面に出遭えたのだ。

これは刺網漁の網干し竿。ヤマセミもカワセミも採餌ダイブの格好の場所。2015年

6月の球磨川。ヤマセミの幼鳥たちの佇まいを右端のカワセミが観察中。2019年

2021年9月23日木曜日

団塊世代は自民党総裁選に関してある種の際立ちを感じた。  The baby-boomer generation felt a kind of prominence regarding the LDP presidential election.

  昨夜11時過ぎTBSのNews23で、自民党総裁選候補4名による討論会が行われていた。司会が小川彩佳、ゲストキャスターに星 浩氏などが出ていた。オンラインで学生たち(氏素性・年齢不明・大学名不明)と繋がりながら、四名の候補者たちにテーマごとの考え方・意見を述べてもらうというモノだった。普段から余程何か無い限り見ている贔屓の番組だ。


 それまでの記者会見などとは違い、珍しく和気あいあいで4候補がお互いを「同僚だもんな?」的なサロン談話を繰り返す感じで進んで行った。

https://www.youtube.com/watch?v=rml8v8YhYAg

 しかし、進めば進むほどメディア側の意識感覚の質の低さ、番組プロデューサー、あるいはディレクターの考え方の甘さが暴露された番組に成ってしまっていた。

 番組の最後にオンラインで傍聴していた学生たちの感想が流れたが、「お前そんな程度の感想しか言えないのかヨ?」という反応で4候補が可哀相になってしまった。概して「良い話を聴けて良かった。」だの、「政治を身近に感じた・・。」だの見ている方が拍子抜けしてしまうような中身が無い感想ばかりだった。

 4候補者の知能のレベルがスタジオのメディア関係者、政治評論家?コメンテーターなどとはずいぶん違う高い所にあるなあ…と感じざるを得なかった。高度な頭脳と、面倒くさい実践・実務遂行力にディベート力・主張力を強く感じた。

 選挙になると、ただマイクでがなり立てたり、小走りに近寄ってきて握手しようとするそこら辺の政治屋たちとは大きく違う何かを感じた番組だった。

 特に、新型コロナ禍が収まり経済活動はいつ頃緩和され、日常に戻りそうか?という設問で時期を3タイプに想定した札を上げさせる場面で、岸田、高市、野田の3名が具体的な時期札を揚げたに対し、河野は「そんなモノ医学的データ・エビデンスをもって分析しなきゃ言える訳がない、いい加減な想定時期を揚げさせるなどと言う事をメディアがやるべきではないっ!」とピシャリ断言したのは、自分と同じ意見で全くその通りだと思った。

何の根拠もなく3時期を決めつけたメディアのいい加減さが最初の?だった。

案の定、河野候補だけは反応しなかった。当たり前だ現役ワクチン担当大臣だもの。

 大体において相手は現役のワクチン担当大臣だよ?新型コロナに関する諸情報・実務上の知識・体験は誰よりも最前線で苦労している人だ。その人物に向かって「いつ頃緩和されると思うか?」などとよくも簡単に訊けると呆れてしまった。

 変異株の再度出現や各種ワクチンの製造遅れ、世界的ワクチン不足、抗体の早期減衰などまだまだ判らない事だらけの中、そう早く収束にならない可能性が高い現状で、うっかり返事など出来る訳なかろうに。

 万一「こうだと思う・・。」と言った事に対し、想定時期を外した場合TBSは喜んで「違いましたねぇ・・。」などと叩くに決まっているだろう?メディアの嫌らしさ・罠を瞬時に見抜いた河野氏はさすが。

 大体において、同じ様な質問はちょうど1年前の夏の非常事態宣言の頃にもメディアで盛んに問われていた事だろう?医療専門家も感染症専門家も政治家も甘い見通しで、強力な変異株デルタ型の出現、ワクチンの効果などまるで判らなかった段階で何と言っていた?

 その中で当たった意見があったろうか?河野氏はその段階でも「いつ終息するかなど判る訳ない、人類が初めて遭遇する感染症だもの」と答えただろう。

 その頃、「ポスト・コロナ禍」などとすぐ先に来そうだと能天気に言っていた政治家・コメンテーター・経済界の人々。その二の舞をまた繰り返そうというテレビ報道の浅はかさが非常に目に付いた番組だった。

 筆者が何を言いたいかというと、総裁選で候補者たちが連日TV局の討論番組に出ているが、そろそろ4候補の資質・力量が見えて来たのではないだろうかと言いたいのだ。


 星浩氏の「そういう悪口は・・。」などと言う次元の低い突っ込みは完全に無視して、自分の主張を続けたた河野氏の馬力は「持論・自信の表れ」と映ったのではないだろうか?

 筆者は圧倒的に河野候補の力量が群を抜いていると思った。身振り手振りのボディ・ランゲージに加え理路整然、判り易さ、例えの上手さ、どうにでも取れそうな事は言わない・・・どれをとっても群を抜いていると思う。一般国民もこの手の番組を2~3回見れば他の3候補との差異が判るだろう。

 なんせ普段から数多いるお笑いタレント・芸人たちの微妙な違い、上手い下手を瞬時に見事に見分けられる目と耳を持った国民だもの。

 笑えないが政治家4候補の「物言い・説得力」の見極め、優劣をつける能力は同じ政治家たちや感覚マヒした政治評論家・TV関係者たちよりずっと正確だと思う。

 しかし、嘘つきだらけが集まって総裁を選ぶ総裁選。「数は力、力は正義」で政治の世界の論理で総裁が選ばれてしまうだろうから、国民の期待通りにはならない可能性が高いのも事実だろう。

 もし、そうなった場合は自民党自体が衆院選挙や次の参院選挙で数を減らすだけ。この辺り自民党員・議員たちは判っているだろうか?

 この先も注視していきたい。

2021年9月22日水曜日

団塊世代は中秋の満月日に高尾山へ登って月の出撮影を狙った!The baby-boomer generation climbed Mt. Takao on the full moon day of Mid-Autumn and aimed to shoot the moonrise!

  2日前に13番目の月を撮り、月面を偶然羽田から離陸した航空機が横切った画像が撮れたテンションが残っていたのか、「団塊世代のやる気」の燃えカスが突然「高尾山へ登ろう!」に繋がってしまった。

 その昨日の後遺症がもう昨夜寝床で発生した。何と!生れて初めて右足のすねの前側の筋肉が攣ってしまった。いわゆるこむら返りのフクラハギではなく、足の脛の前側の薄い筋肉が猛烈な痛みで攣った。もう寝入ってどのくらいだか判らないが、こむら返りの時の逆をしなければ痛みが取れないのは判っているが、爆睡中の出来事でベッドの中で団塊爺はパニクってしまった(汗)。

 更に、今朝6時いつもの愛犬散歩に出たら「巨人の星」のあの大リーグ養成ギブスさながらの筋肉痛が始まっていやーな予感がする。昨日の黄昏時の登りはもちろんだろうが、暗くなってケーブルも終わって急な下り坂を早足で降りたのが影響したのだろうか?山は昇りの方が楽なものだと、久しぶりに思わせてくれた。

登山道入り口で一緒になった同好の志(多分息子より若い)に撮ってもらった。

 色々副作用が出た高尾山昇り降りだったが、それなりに収穫はあった。雲が多くて一時は月の出の前に下りかけたが、どうせ標高差400m登ってしまったのだから雰囲気だけでも撮ろうと思い構えたら、雲の隙間から一瞬赤い月が見えた。東京都心の超高層ビルを背景にはやはり真冬の空気が冷たく澄んでいる時にしか難しいが、何とか平地の都市の明かりの向こうに昇る中秋の満月を証拠写真的に撮れた。団塊爺が撮ると残念ながら名月にはならなかった。(涙)

しばらくは厚い雲(実はまばらなのだが、横から見ると重なる)の間を・・・。

雲層の上に出たのはずいぶん経って、しかも一瞬!

 その代わり、登る途中で初めてのアオゲラ3羽を同時に撮影出来た様だ。最初はヒヨドリか何かと思ったが?ヒヨドリに付き物の鳴き声が全然しなかったので、戻ってPCで再生して見てみようと思った。もう相当暗い東側の登山道だったし、ISOは8000でも相当暗い画像を何とかみられるように画像処理した。大荒れの画像だが野鳥の特徴は何とかアオゲラという事を表していた。この方が昨日の成果としてははるかに大きい。
まるでクイズのようだが、真ん中上、右下、左下中央寄りにそれぞれ一羽づつ居る。

繁殖期でもないのだが、遠すぎてこの三羽の関係は不明。

どう見てもアオゲラ。

尾羽の特徴と顔つきでアオゲラと判断!三羽いた。ファミリーだろうか?

 さらに、さすが高尾山!月の方向を見渡すケーブルカー山頂駅附近の見晴らし台でヒガラとヤマガラを同時に撮影出来ていた!これも初めての事。

左ヒガラ、右ヤマガラ

 月も良いが、やはり高尾山は野鳥天国かもしれない。また10月過ぎたら満月の日を狙ってチャレンジしてみたい。

 嗚呼、筋肉痛が・・・。