2019年6月13日木曜日

ヤマセミの幼鳥は自主練習を始めたようだ。 Chicks of the Crested kingfisher seems practice started by themselves.

 そろそろ、かたまって行動する集団の幼鳥教育は終わりに近づいたようだと昨日レポートしたのに、今日はなんと既に各自で自主練習を始めたのを発見!バラバラに行動し始めた幼鳥が、自分で最初に水に飛び込んで棒きれを持って上がってきて咥え直しの練習、岩へ叩きつけの練習を始めたのを収録できた。

 横にトレーナーの親鳥がいないのに、誰も教えないのにしばらく水面を見ながら考え込んだ挙句、自分で本能的に目覚めてダイブと採餌の練習を始めた瞬間を目撃!非常な感動を覚えた。

 人間の生活ゾーン側の岩へ一羽で飛んできたヤマセミの幼鳥。
 数秒おきに小刻みに体を震わせ、落ち着きがない状況が続く。岩の上で20分ほどジーっとしていたが、おもむろに岩から岩へ飛び移りはじめ、それからまた15分ほど経った時、初めてドボンと水へダイブした。

 そうして咥えて上がってきたのは、沈んでいた小枝。それからは何度も咥え損じて水没させるが、同じ小枝をちゃんと拾ってきては、親が餌を叩き殺すように小枝を岩に叩きつけていた。自分で採餌して料理するのもさして遠い日ではないだろう。
 
朝8時前、初めて本能の命ずるままダイブして棒きれを拾ってきたヤマセミの幼鳥(オス)

早速幾度も棒きれを岩に叩きつけていた。落として水没しても同じものを拾ってきた。

朝5時早々の幼鳥勢ぞろい。

無人の土手施設を我が物顔で占領中。

昨日まで給餌指定場所だったのに、トビの若鳥が空気を読めずに鎮座。幼鳥の給餌場を占領されたヤマセミの親は強いのだ。全然意に介さず真上の枝に留まる。

そうしてトビの若鳥をバカにするように鼻先をかすめて急降下!トビ幼鳥ビビる。

高速飛翔のマンツーマン練習も開始された。

この時ほど球磨川が狭く感ずることもないだろう。

鋭い朝日を浴びて、普段とは違う絵人になった。

明日は幼鳥もバラバラになるだろうから、ポイントを絞るのが難しいかも。