2013年10月31日木曜日

More Japanese Wagtail pictures. 引き続きセグロセキレイ、飛翔シーンを加えて。

 I took many photos of Japanese Wagtail during taking photos of Crested Kingfishers. Today's photos are Japanese Wagtail's flying scene and young bird's photos.
 昨日に引き続き今日もセグロセキレイの画像をアップしたい。今日の画像は昨日のとは別の日、今年の春先に撮影したもので異なる個体のモノ。何度も表明しているが私の野鳥画像に対する理念は「飛んでいる時の美しさ、何かをしている生態のユニークさ」を観察の上画像に捉える事を信条としている。

 そういう意味では未熟なカメラ操作技術が自分でもどかしくなる事が多い。航空機の様な動きではなく、上下左右に動くし、天敵から逃れる動き、採餌時の動きなどは第3者の動静で幾らでも変化する為予測が難しく、修練や慣れが非常に重要だと痛切に感じている。

They are family may be.
多分、家族なのだろう、仲が良いセグロセキレイ2羽。
 
Flying-1
春先の球磨川本流ではフライングキャッチが非常に多い。
 
Flynig-2
一度に何匹もの羽虫類を口一杯にほおばって飛び回っている。
 
He has many insects on his mouth.
最初は苔のようなモノを咥えていると思い込んでいたが、幼鳥に与える虫だった。
 
This is flying catch.
ブッポウソウの空中捕食と同じように見事なフライングキャッチをする。
 
Full of insects on his mouth.
実は傍に幼鳥が居るのだが・・・。
 
He feed young birds.
幼鳥も親を探し回って逸れてしまったようだ。その幼鳥は明日のブログに掲載予定。

Today's wild bird is Japanese Wagtail. 10月最後の野鳥はセグロセキレイ

 Japanese Wagtail is one of the most popular wild bird of Kumagawa area. We can see three kind of wagtails in Japan, which are Japanese Pied Wagtail, Grey wagtail, and Japanese Wagtail. Japanese wagtail live at Kuamgawa river area throughout the year.

 人吉の球磨川流域でヤマセミの生態を観察していて、一番目の前を横切る事が多いのがこのセグロセキレイ。一度など繁殖期のヤマセミのつがいを対岸の目の前に観察、撮影準備していて、いきなり足もとの河原でセグロセキレイのつがいが交尾を始めた。

 思わずカメラのレンズを向けてシャッターを押している時に、対岸のヤマセミ達も交尾を始めたではないか、もうどうしようかと焦りまくったのを覚えている。野鳥の動きは非常に何か人間には無い第6感、第7感のようなモノが有るような気がする。

 ヤマセミにしてもモズにしても、眼が合ってこちらが相手を注視している状態の場合は相手はあまり動かないでいる。木の枝に留まっていたり、岩の上に動かずに居たりする。その場合は撮影もしやすいし、逆に「少し動いてくれよ」と願う事すらある。しかし、こちらがちょっと何かに気を取られたり、別の被写体にレンズをゆっくり移動させてたりすると、あっという間に何処かへ移動してしまう事が多い。

 これは一体何だろう?こちらが注視し、意識している事がテレパシーのようなモノで判っているのだろうか?その緊張感を感じているうちは下手な動きをしない方が良いと判断していて、注意が逸れて自分以外に人間の注意力が移った途端「緊張感」が解けてその場を離れるような気がする。所謂、ミサイルの照準ロックオン状態のような何かが野生の本能の中にあるのではないだろうか?撮影者が被写体を注視している状態がロックオン状態で、相手がロックオンされている事を判っているような気がする。これは相手が自分に危害を与えるか否かという危機感とは別の何かで有るような気がしている。

今回のセグロセキレイの場合はあまり感じなかったが、ヤマセミやカワセミの場合は在るように感じた。

Frying this way-1.
こちらへ向かって飛んでくるセグロセキレイ。
 
Frying this way-2.
こちらの存在を発見!
 
Watching me.
通り越して水辺の岩に乗ってこちらを観察。
 
Watching again.
左右に移動しながらさらに監視。
 
And go away.
危ないと見たのかさっさと去って行った。

2013年10月29日火曜日

Far Eastern Curlew and Terek Sandpiper coming to Yatsushiro sea. ホウロクシギとソリハシシギを同時に観る事が出来た。

Far Eastern Curlew is almost same size of Eurasian Curlew. Both of them are the most big size Curlew group and migrating birds. They are coming to Japan for short stay in spring and autumn. Today's photo is Far Eastern Curlew and Terek Sandpipers.

 昨日の続き、球磨川支流前川の河口での撮影レポート、ホウロクシギとソリハシシギの画像をご紹介。このホウロクシギは10月6日の沖縄の那覇で撮影したダイシャクシギと非常に良く似ているが、今回初めてホウロクシギを前川河口で見て、似ているけれど何かが違う!と一瞬で判断できた。これはベニマシコとオオマシコが似ているけれど一瞬で違うと判ったり、アカゲラとオオアカゲラが瞬時にその違いを見分けられるのに似ていようか。

 
 カメラのファインダーを覗きながら見ての判断は、ダイシャクシギがお腹が白っぽいのに比べてホウロクシギはお腹まで茶系の細かい柄が回っている事と、長い湾曲したクチバシが先端へ行くほど細く見えるダイシャクシギに比べてホウロクシギは割に肉厚なまま先端まで行く部分が違うような気もする。自分の眼で見た感じだけで述べているので水鳥の専門方に言わせると「バカ言ってんじゃないよ」と叱られそうだがお許しを乞いたい。何せ水鳥と猛禽類は遭えるチャンスが少なく完全に素人なので・・・・。

 しかし浅井様の情報が無ければ撮影もできなかったし、栂野様のご指導なければホウロクシギである事も確認できなかった。やはり熊本の野鳥の会のメンバーの方々の知識と連帯感は全国でも異質のハイレベルなのだろうと思った。自分も入れて頂けてラッキーだったと撮影できた画像を見る度につくづく思う。

I saw seven Far Eastern Curlews at mouth of Maegawa river.
ホウロクシギは7羽を確認した。後姿の飛翔を撮影できた。
 
つくづくダイシャクシギに似ていると思う。
 
Four Far Eastern Curlews looking for baits.
潮が引き始めて一番最初に餌を漁り始めたのがこのホウロクシギのチームだった。
 
Terek Sandpiper looking for baits.
ソリハシシギは沖にはいかずすぐ目の前の干潟で餌を捜していた。
 
3~4羽で行動していたが、そのうちバラバラになった。
 
Back mountain is Mt. Unzen fugendake.
今回の撮影で水鳥にもちょっと魅力を感じ始めている。後ろは島原の雲仙普賢岳。
 
 
 
 

 

There are many kind of water birds on The Maegawa river mouth. 球磨川の支流、前川河口には色々な水鳥が居ます。

The maegawa river located at Yatsushiro city is one of tributary river of Kumagawa river. We can see many kind of water birds at mouth of this Maegawa river. This autumn, over 30 numbers of Black-faced Spoonbill is staying there.

 10月20日の日曜日に観察した球磨川支流の前川河口でのクロツラヘラサギをこのブログにアップしたが、今日画像をチェックしたらその日のクロツラヘラサギは28羽だった。何かに驚いて一斉に全部の野鳥が飛び立った時の画像をチェックしたら28羽のクロツラヘラサギが写っていた。もし、この騒ぎでも悠然と寝ているクロツラが居たら実際はもっと多かったのかもしれない。

 前川河口には大潮の満潮時ほんの30m四方の中洲というか島が在って、クロツラヘラサギを始めアオサギ、鵜、ヒドリガモ、カルガモ等がコロニーを形成していた。これ以外にホウロクシギ、ソリハシシギ、などが別の干潟で行動をしていた。

 
潮が引き始めると河口の殆どが干上がってしまい、一面のぬかるみ干潟が現れる。そうなると中洲で押し合いへし合いしていた野鳥群もあっという間に干潟に散って広がり採餌行動に移って行った。

 熊本県内随一の工業都市八代市の河口など汚くてとても見られたものではないと想像する方もいるかもしれないが、不知火海(=八代海、決して有明海ではない)に面した前川河口は意外に綺麗な遠浅の海岸景色を持っていた。今回初めてクロツラヘラサギのいる風景を撮影できたのだが天気さえ良ければ沈む夕陽をバックにクロツラヘラサギの群れを撮影しようと思ったが、逆光でシルエットに成った場合クロツラクロサギじゃないか?とも考えて今回は断念した。良く考えて次回11月の末には再度チャレンジしようと思っている。

 
Black-faced Spoonbills are still sleeping.
遠浅の河口は意外に綺麗な色をしていた。
 
When the tide begins to go down, they begin to foraging.
思い思いの動きで眠気から覚めたクロツラヘラサギ。
 
Wing end is black.
優雅に飛ぶ姿は翼端の黒色が非常に全体を締めていてデザイン的に非常に気に入った。
 
Today they are 28 members.  
この日は10枚ほどの画像で確認したが28羽がこの場に居た。
 
明日はこの河口で初めて出遭ったホウロクシギとソリハシシギをアップする予定。



 
 
 

2013年10月28日月曜日

Green-backed heron's jumping near by waterfall.  ササゴイの滝横ジャンプ。

when I waiting Crested Kingfishers at one of tributary river of Kumagawa river, I saw Green-backed heron hunting baits. Green-backed heron moves very slowly like a old robots. after slow move he jumped rock to rock suddenly.

 台風余波の雨の中、球磨川の支流のひとつでヤマセミを待っている最中、レンズを通してえらく動きの遅い生き物が超スローモーションで移動しているのを発見!1000mm超望遠で視るとササゴイだった。本流で極めて早朝に見かけた程度の野鳥。この辺りの岩しかない支流ではなかなか見かけない。

 写真集「江津湖の野鳥」の中にも象さん池の中の島で疑似餌を水面に置いて狩りをする姿を掲載したが、流れの速い球磨川流域ではこの手法は使えないのだろう。
恐ろしく遅い動きで存在を悟られまいとしているのだろうか、ボケッとしているとそれが生き物である事を見逃しかねない異様な生態だ。ヤマセミの対極にある生き方かもしれない。

 雨の際はカメラやレンズを濡らしてはいけないし、野鳥に刺激を与えないように生態観察をしながら撮影態勢を取るという非常に難しい事を要求されてしまう。地上に居ながらあの宇宙船の船内より狭い空間で体をひねりながら撮影するのは、体が柔らかくなくてはとても無理。今回は台風のお蔭で2日間はこれをやらなければいけなかった。

Rainy day's my photographing style.
雨の日の自分にとっての撮影宇宙船・船内
 
Green-backed heron's jumping move 1.
ササゴイの八艘飛びならぬ岩移り、こんな距離羽根を広げればすぐだろうに。
 
Green-backed heron's jumping move 2.
見事にジャンプ。ついこの間の世界陸上の走り幅跳びを思いだしてしまった。
 
Green-backed heron's jumping move 3.
無事飛び移った後、しばらくジーットしてから辺りをうかがってカメレオン並みのスピードで動き始め静かに岩影に沈み込んで行った。

2013年10月27日日曜日

Sunday special " The Insects of Kumagawa area" 日曜スペシャル版「球磨川流域の昆虫たち」

There are butterflies and dragonflies living in Hitoyoshi Kumagawa river area. Sometimes These insects are baits of wild birds. This time I took some pictures of butterflies and dragonflies. Some of them are never seen before at Kanto area.

 今回の人吉撮影行は野鳥だけではなく蝶やトンボで見た事が無い珍しいモノを撮影できたのでご紹介。週末はこのサイトの訪問者の方々もアウトドアへお出かけと見えてアクセス数が低下するので野鳥以外のレポートもどんどん掲載していく予定。九州は関東には居ない昆虫が多く、昆虫ファンからすると垂涎の種が足元に居たりする。

 今回一番驚いたのは「ベニトンボ」。沢山採って籠に入れて銀座の露店で売ったら高く売れるんじゃないかと思った程。シオカラトンボやオニヤンマ等しか知らない自分にとって結構大きな衝撃だった。蝶にしても綺麗な丸い紋が付いていたり角ばっていたり、表と裏がエライ違ったり、印刷ミスのような片面が真っ白の蝶がいたり・・・・。
 球磨川や支流の土手をヤマセミを追いながら歩くと予想もしない被写体に出遭う。

 わざわざ東京から何故人吉まで出かけるのか?とよく聞かれるが、幾らでもその答えは有るし、はっきりとしている。経済的に言えば「掛けたお金の数倍の利益、つまり歓びと発見が在るから」。ヤマセミの面白い生態に遭える事はもちろん、人吉、熊本の方々との交流、その輪の広がり、野鳥に直接関係ない方々との交流、その広がり。何度帰りの便を伸ばそうと思った事か?しかし残念ながら最安値の航空券でしか行けないので、季節を見て、天気予報を見て1か月位前に予約しているのが現状。そのかわり今年2013年は既に8回訪人・訪熊を繰り返している。

 その成果をこうしてWEBサイト、ブログで日本中の方々にレポートできるのが熊本・人吉の方々とヤマセミへの恩返しだと思っている。今後も精を出していきたい。



Peacock pansy(=backeye) back side.
タテハモドキの裏側、まるで木の葉の様。これは秋型で先端にカギのような出っ張りが有ってちょっと角ばっている。羽根を閉じると秋の落ち葉の様。しかし虫の名前に(~モドキ)というのが多い。~モドキ=まがい物というイメージからすると別に本物が有ってこいつは偽物だと言わんばかりのネーミングだが、どうもそうではないらしい。
 
Opening now
開いて行くと目ん玉模様が見えてくる。アメリカのこの種はバックアイという名前の種も有るようなので納得。
Sureface side of Peacock pansy (=backeye)
関東では全く視かけない豪華な蝶だと思う。人吉で初めて視る事が出来た。
 
Indian Red Admiral back side
アカタテハ。この画像は裏面だが開いたときに見える表面の半分が印刷ミスのように模様が無い!他が派手だけに何故だろう?もったいない気がする。
 
Opening now
結構ヒラヒラ飛んでいたのでじっくり撮影できた。似たような蝶の中には高速で飛び回る種も居て似ているように見えて随分違うようだ。
 
Indian Fritillary male.
豹の紋模様のように見えるがその名もツマグロヒョウモン♂
 
Indian Fritillary female.
こちらがツマグロヒョウモンの♀、珍しくメスの方が派手な昆虫。
割に大型になる仲間。これは東京郊外にも居る。名前の判断は中学校の同級生で一緒に生物部に在籍した通称杉山博士。
 

Of course Common Kingfisher lives in Hitoyoshi area, same as Crested Kingfisher. 勿論普通のカワセミだってヤマセミに負けずに球磨川流域では意気盛ん!

 This Web site is special site of Crested Kingfisher,but many other wild bird will also reported. Of course Common Kingfisher lives in Hitoyoshi area, same as Crested Kingfisher. This time I would like to show you Common kingfisher's fine dive.
 This pictures were took after typhoon #27 at suburban of Hitoyoshi city.

 このWEBサイトはもちろんヤマセミ中心の生態観察レポート中心のサイトなのだが、ヤマセミ以外の野鳥も当然、紹介・掲載している。本来、土日は野鳥以外の話題を掲載していたのだが、いつの間にか野鳥だらけになってしまっていた。

 今回は台風27号が去った今日の朝、人吉郊外の砂防ダムで撮影したカワセミの堰堤斜面を滑るようにダイブして餌をゲットした場面をご紹介。今回の今年8回目の人吉撮影行では初めてデジタル一眼レフカメラにおまけで付いている動画機能を試してみた。自分としてもムービーは初めてで、恥ずかしながらパラパラ漫画以来の動く画像制作と言って良い。

 
野鳥は種類によって何でこうも大きさが違うのだろうか?後ろのダイサギの足で手前のカワセミなど一発で踏みつぶされそうに感ずる。これだけ体格の違う野鳥が似たような小魚を獲るのだから信じられない。
 
ジャンプしてこちらへ来るのかと思いきや・・・・
 
90度向きを変えて堰堤の斜面を下り始めた。
 
台風一過の晴れなので、堰堤斜面に影がくっきりと映っている。
 
最後は逆落としというかスピードアップで本気のダイブ。

2013年10月25日金曜日

Today's Kumagawa River becomes muddy under the influence of a typhoon. 球磨川は台風の大雨の御蔭で濁って増水中。

Today's Kumagawa River becomes muddy under the influence of a typhoon #27 named Francisco. River water level and speed is up, so water birds can not get fishes. But They know how to get the fishes at these stormy weather. Today I went to one tributary river of Kumagawa river.

 台風27号の影響は球磨川流域の山岳部で相当な雨量になったと見えて、今朝は球磨川本流はもちろん、川辺川、胸川などの支流も真っ茶色の濁流で、ヤマセミが採餌できるような場所はほぼ全滅状態だった。昨日の繊月橋界隈も全くダメでヤマセミの姿は何処にも見えなかった。

 こういう時の為に3年前から荒天時のヤマセミの採餌場所を探索していたのだが、意外にも田んぼの畔の脇の用水路、樋門から流れ出る澄んだ水が本流の濁流と交わる前のほんの数メートルの間などよほど注意しておかないと見過ごしてしまうポイントだった。しかし、今回の台風の場合濁流と水位が急に上がったため人吉市内界隈ではほとんど撮影ポイントがないため、支流の一つの最上部へ移動して新しい撮影ポイントを探した。

 万江川を遡る事20分余り、やっと砂防ダムのような場所でヤマセミを発見。車の中からの撮影だったが比較的近距離で撮影できた。今日は数少ないショットの中から幾つかをご紹介。


この画像は人吉市内の支流での1シーン。今日の撮影ではないが今回の台風襲来の前に撮影したもの。これで人吉市内4か所の10月におけるつがい画像が撮影できた。
 

これは今日の画像。砂防ダムをオーバーフロウする堰堤の淵でヤマセミのメスが魚を狙っている。
 

しかし、いつもと違うのだろう、水量が多く水の流れに押されて思わず足を取られ滑ってしまった瞬間を撮影できた。滑って下に落ちそうになったがくるっと半径1mの輪を描いて飛んで元の場所に舞い戻った。気が強くって喧嘩っ早い野鳥なのだが意外にドジな面が多く、魅力的な野鳥だ。
 
結局この日は終日増水を続け人吉界隈のヤマセミは採餌行動は難しかったと見える。

 

2013年10月24日木曜日

Today's Hitoyoshi district was rainy under the influence of typhoon 27. 台風の影響で人吉は終日雨模様。

Today's Hitoyoshi district was rainy under the influence of typhoon 27 approximately daylong. But in a morning time rain was not so heavy, so I took some pictures of Male Crested Kingfisher. He dived and got big fish. After eat fish, he came up to river bank, it was very close to my car.

 台風27号の余波で時折物凄い豪雨が襲う人吉エリアだったが、全く雨が止む時間もあり、その中で雨で球磨川本流が濁っている場合の採餌ポイントをくまなくチェックして回った。その中で確率が一番高いと思われたポイントにやはりヤマセミが居た。時折雨が強くなる中、50~500mmのズームレンズを迷彩ヤッケの袖に通し、車の窓から狙って撮影。

 橋の橋桁下部から見事にダイブ!一発でドンコ系の中型の魚をゲットした。暫くこちらを見て獲物を見せびらかせていたが、食べ終わって何を思ったかこちらに向かって飛んできてレンタカーの後ろ8m程に留まった。馴染みのつがいのオスなのでこちらを認識していたのかもしれない。このつがいのメスはほぼ間違いなくこちらの顔を覚えている為、旦那のほうも慣れてくれたのだろうか?

 
 球磨川の200mに及ぶ川幅の広い中、何もワザワザ堤防の上の道路に停車している車に目掛けて飛んでくるか?至近距離で撮影したほとんどのカットが尾羽を直立させていたので、ひょっとすると顔をこちらに向けたまま脱糞していたのかもしれない。今年の春先にもこの個体とその番の相方にワザワザ傍に飛んできて見事な「ピッ!」をやられた経験がある。確信犯に違いない。

He came up to river bank, so close.
採餌の様子は後日掲載予定。雨の日にこれだけ近づけた喜びを今日はアップしたい。
 
 Probably I think that he does defecation and left.
しかし、傍に寄ってきてフンをして去っていくという行為に何か意味があるのだろうか?
 
Anoter Approach today which I photographed at another place another one.
上の画像の現場から2knほど離れた球磨川支流でオスが樹上で羽根休めをしていた。そこへ戻ってきたのがこのメス。
 
 
It was female body.
暫くこちらの車と迷彩ネットを見ていたが・・・。
 
A male waited for this female and flew away together in the upper part of a river.
3度ほど鳴いて川上に去って行った。この様子は動画でも撮れている。
 

2013年10月23日水曜日

Before Typhoon coming to Kyushu I try to take photos same as yesterday. 明日から台風27号の余波で荒天に成るため、昨日と同じ場所でつがいのヤマセミを追った。

 Typhoon#27 called Francisco will come close to Japan tomorrow. It is very strong one, so I will not be able to take photos of Crested Kingfisher pair tomorrow. Therefore I tried to photograph them with a 1,000mm lens of Canon today. That was done successfully.

 昨日確認した人吉のヤマセミのつがいを更に確実な画像で収録したいと、長玉レンズで今日は狙うことにした。人吉のヤマセミはほぼ毎日同じ時間に同じ場所に陣取って、縄張りの監視、採餌行動を行うことをこの3年間の観察で把握していたので、昨日と同じ場所に同じ時間にこちらも待ち構えて準備を行った。しかし台風27号の余波で朝から雨模様が予報されていたため成功の確率は30%くらいしか無いと思っていた。

 霧が深かった前日同様朝6時半には昨日のブログに掲載したヤマセミ番が全く同じ倒木に二羽そろって現れた。と、同時に球磨川本流の上流部から別のつがいが現れ、200mほど離れた別の樹木に陣取った。さあ、朝の縄張り争いバトルが開始!この暗さ何とかならないか?早く明るくなってくれーと天を仰いだが、バトルは始まらない。何故だかわからないがあまりけたたましく鳴き合わないで二組ともじっと相手の出方を待っているかのようだった。

 情報ではここ数日前から4羽が飛び回って争うというので期待してきたのだが、2組のつがいは仲直りしたのか争いに疲れたのか、台風が来る事を予知していて無駄な体力を消耗せず採餌に集中しようとするのか・・・自然は本当に不思議だ。こちらは河原の石や砂と似たような迷彩のジャケットを着て河原の岩に紛れてしゃがんでいるので彼らからはあまり気にならないと思う。しかし見えていない訳は無いのでこちらもじーっと動かないで撮影に専念した。

 結局、2組のつがいの接近撮影に成功!来年発行予定の続編写真集に掲載してもよいレベルの画像が撮れた。明日は終日雨模様なので宿で昨日と今日の画像整理を予定しよう。

 
 昼から芦北に回り、田浦で日本野鳥の会熊本県支部設立当時からのメンバー大岩さんと一緒にヤマセミの珍しい生態撮影を続けておられる濱崎氏を訪問し、2時間ほどヤマセミの生態談義を行った。信じられないヤマセミの行動画像など素晴らしい生態記録を収録されていて目から鱗だった。無理を言って来年のヤマセミ写真集・続編に数カット掲載させて頂けることになった。今から編集が楽しみでしょうがない。この濱崎氏をご紹介いただいた大岩氏は野鳥の会関係の活動も超ベテランだが今は野鳥の動画を収録されている。お二人の御蔭で続編は相当中身の濃いモノになることが見えてきた、この場を借りて感謝したい。

 Close-up more than yesterday, same place same time.
昨日と同じ時間に同じ場所のヤマセミ番(=つがい)
 
 
Another pair of Crested Kingfisher.
もう1組別の上流域のヤマセミ番(=つがい)
 
Same as above.
 
 
Crested kingfisher against Duck.
川のど真ん中で鴨とにらみ合うヤマセミ。