2026年4月25日土曜日

団塊世代は生成AIの活用実践しつつも人間の脳の退化を強く憂える。 While the baby boomer is actively using and practicing generative AI, they are deeply concerned about the degeneration of the human brain.

  昨日のこのブログで生成AIに関して筆者の感ずるままを述べたら、いつもより随分多いアクセス数を頂いた。

 メディアでは生成AI普及過程においての諸問題・社会的デメリットに関する規制(法的・ビジネス的)に関する報道が盛んだが、筆者的にはむしろ脳科学者たちが警鐘を発している「人類の脳に与える悪影響」の方を非常に憂いている。

2日前の読売新聞・朝刊全国版一面見出し

 確かに生成AIは人類にとって驚異的な「最新技術」だ、これは間違いない。

 クローン羊、IPS細胞、IT(パソコン、インターネット、スマホ発明)を凌駕する人類史上最大の発明かもしれない。

 しかし、人類が生まれて成人するまでの間、両親や兄弟・親族、家周りの友人、近所の人、教育機関(先生・クラスメート)といった自分を取り巻く人的環境、更には周りの動植物、気象・天候、各種交通機関に囲まれて身に着く「経験・体験」は人間社会において約20年間を必要としている。

 それが理由でかっては国によって多少の差異はあるものの酒・煙草の許可年齢、車の運転、選挙権年齢、犯罪年齢の厳しい特別枠が在ったのだろう?

 これら長い年月を経て獲得できる「人間としての生きていくために必要な基礎知識」を「便利」を理由に発明された各種機器(キャッシュレス機能、スマホによる各種機能、SNS、LINEなどコミニュケーションTOOL)を人間の成長期に頻繁活用することで20年間の経験(失敗・挫折・成功の悦び)をかけて初めて身に着く「獲得資質」をパス=スルーしてしまう現状がこの先「不完全人間」を大量に生み出すのではないだろうかと筆者は危惧するのだ。

 

 もちろん、専門的な事はAIに関して知識不足で未熟な筆者としては多くは語れないし・偉そうに論ずることは不可能だが、自分で実践した限りにおいての経験値、成功話、失敗話は語れると思う。

 それが野鳥を中心とする撮影画像の修正・加工・・・といった狭い範疇での活用なのだ。

 ・・・と言いつつ筆者がこの生成Aiそのものをパソコン・ネットの「師」の手ほどきで始めたのはほんの1週間前。もちろん話は相当前から聞いていたし、師のデモ例はさんざん目にしてはいるが、人間自分で「必要性」を感じなければアクションは起こさないものだ。


 ・・・と言う訳で、まだヨチヨチ歩きだが野鳥画像の修正に普段使用している20年ほど前の画像ソフトAdobePhotoshop7.0での画像修正(トリミングとカラー補正のみ)と生成AIのGeminiとChatGPT使用のケース比較を試してみたのでご紹介。

 まずはアカショウビンの営巣記録(動画)切り出しの超ブレ画像を何とか雰囲気だけでも判りやすく観てみたいと補正・修正。

SONYハンディカム一般用で5時間録画無人放置した映像の切り出し TK氏実施

上のオリジナル生画像をGeminiで修正した画像。説明用に使用するレベルとして

1回目の指示プロンプトが不十分だと生成AIは勝手に翼の位置や巣の中に成鳥と同じ真っ赤なヒナを二羽も表現してしまったりする。これはやりすぎ、Facebookに最近多い野鳥画像の大半がこのレベルでの投稿。目的と意義を間違えると生成AIはトンデモナイ画像を創出してしまう。この辺りで人間の倫理観と正直さ+AIコントロール能力が非常に重要となってくる。

アカショウビン・ヒナへの給餌=動画切り出しの生画像 TK氏撮影

上の画像をGeminiに投入・加工 茶色いヒナと給餌がハッキリする。

 一方で、最近Facebookその他SNSへの投稿で生成AI活用の野鳥画像が急増している様だが、例えばこういった野鳥の入れ替え、猛禽類などで画像のピント合わせ、奇麗に見せる修正・加工をAdobe Photoshopなどを使えない為に生成AIで簡単に行っているモノが増えている様だ。


20年も昔、英国の南西部にあるエデン・プロジェクトのドーム内で撮影したヨーロッパコマドリ(=Robin)を日本のコマドリに入れ替えたもの。

 実践してみて初めて分かる生成AIの効果の大きさと奥の深さ、逆に事実を曲げないで修正するその操作の難しさを感じた次第。此処から先は人間としての許容範囲が何処までなのかのせめぎ合いになるのではないだろうか?

かってのクローン羊(ドリー)を生み出した際の人類の倫理問題がこの生成AIにも適用されるべきなのだが、今の所「便利さ優先」でビジネス界が先行してしまっており、冒頭の規制・法的制限が後回しでは、AIそのものに人間の先を行かれ対処策を生み出され、規制自体が出来なくなるのではないかと樹々している。そうなれば飼い犬に手を噛まれるレベルでは終わるまい? 筆者は非常に強く憂いている。

2026年4月24日金曜日

団塊世代は生成AIの利用価値は理解しつつ人間の脳の退化を強く憂える。 While the baby boomer understands the value of generative AI, they are deeply concerned about the degeneration of the human brain.

  筆者には45年以上の友であり、IT・PCに関する「師」が居る。共に永年ウインドサーフィンを葉山森戸神社の裏で楽しんだ仲でもあり、ある意味古い言い方だが「人生の苦楽を一定の距離で共にした仲」でもある。

 もっとずーっと昔、5~6歳からのご縁が濃い(我が妹幼稚園時代のクラスメート《⇒2013年にFacebookで初めて事実が判明》で社会人になってから30歳過ぎて2つの会社で同僚⇒)友も居るが、それとは別にこの「師」は特定専門ジャンルでの恩恵を被っている恩人という意味で人生のベスト3に入る存在と言って良い。

 その5歳下の「師」は、2022年11月ChatGPTがスタートすると数日後にはその存在を知り強烈にハマり、活用し始めた。「スゲー、すげー!」の連呼が数日続き、実践してその効果をFacebookメッセンジャー通じて連日連夜筆者に送って来たのだった。

 見ていて、自分が1964年ビートルズに接した時のあのショックに近い感じだった。この辺りの世の中のリアクション、様子をGoogleでAIに訊くとこう返って来た。


 で、オールドメディアの多くは当時こういった反応・報道をしていた。

当時の読売新聞記事から

当時の生成AIの先読み展望記事から



概ね現在も抱えている危惧、危機感と同じような事を既に考えていたようだが・・。

 2023年年明け、新しい写真集編纂⇒印刷準備や写真展開催への準備で非常に忙しかった筆者は自分自身で生成AIそのものを体験し試す時間も無く、むしろTVやネットのニュースで騒ぐ人々の便利さばかり叫ぶ姿に感覚的に何か不信感を覚えたのを記憶している。

 テレビの街頭インタビューで、大学生が「去年三日間も掛かって書きあげ提出したレポートが、ChatGPT使ったらたった2時間で出来てしまいましたよ!こいつは便利だ!」と興奮しながら叫んでいるのを見て「これは何か恐ろしい時代、結果がこの先に到来するのでは?」という怪しげで不安が芽を出し始めているのを感じた。2023年の年が明けてすぐの事だった。

  この辺りを具体に紐解くと、こういうのがオールドメディアに出ている。中の動画Youtubeを観ると非常に面白い。まだたったの3年前なのだが・・・。

https://www.asahi.com/articles/ASR4D4VQQR4CULBH00F.html

 この頃筆者はスエーデンの脳科学者アンディッシュ・ハンセンが出し世界中で話題になった「スマホ脳」という超ベストセラーを幾度も読み返し、スマホという極小端末が人類に与えるデータを基にしたマイナス効果を深く理解していたので、このChatGPTの持つ人工知能、対話式AI的な効果がどれだけ人類にメリットとデメリットを与えるか非常に気になった。

 人類が今までのように大切な自分の脳で色々な事を考え出すのではなく、イージーに即答してくれる「生成AIの便利さ」に頼り、何でもかんでも「スマホを通じてAIを活用する・消費する」行動で日常を送り始めるようになるのではないか?

 人類が皆そうなる事で「考える、モノを発想する、作り出す」能力が退化してしまうという予測データを基(AIに問うたデータも含め)に精神医学者の警鐘を筆者も真剣に受け止めている。

 このブログでも過去幾度もこれらに関する疑念や恐れを書いた。

 それから3年が経ち、今年1月ITの「師」に色々質問して、筆者が主に作業する野鳥写真のジャンルで生成Aiがどれだけ正確で有効かを問うてみた。

 この時のテスト、チャレンジは、

① 筆者の撮影した野鳥の生写真(カワセミとオシドリ)を生成AIに読み込ませ、

② 生成AI自身にその画像を理解解釈させたうえ言語でプロンプト化させ

③ 再度自分自身(=生成AI)もしくは別種の生成AIに画像を作らせる

・・・という試みだった。もちろんこの時は自分では何もできない段階なので、IT兼PCの「師」にすべて依頼してやってもらった。

 結果は期待外れでどうしようもなかった。その際のブログがコレ

https://yamasemiweb.blogspot.com/2026/01/ai-some-ways-to-prevent-humans-from.html

 このカワセミなど羽根のフォルムも違うし咥えた餌の向きも違う。カワセミが餌の頭を前に向けて咥えて飛ぶのは営巣中のメスかヒナに与えるためと、空気抵抗を少なくして速く飛び途中で猛禽類含めて他の野鳥の横取りを防御するためなのだ。しかし生成AIにそこまでの知識は無く、単に画像の読み込みと似た様な再現しか出来なかった。


二度修正掛けてもらってこの程度だった。

 この際のブログには出てこないが水面から飛び立ったオシドリのオスの画像が表裏ひっくり返っていた。

球磨川で筆者撮影のオシドリ・オリジナル画像

生成AI(Gemini)が出して来たオシドリのAI画像。オシドリが裏っかえっている! まあ、これらの失敗の理由と原因を生成AIに戻せばAIも利口になるのだろうが、筆者は協力しない。

「師」がプロンプト作成し打ち込んでくれたもの。野鳥に関しては全然素人の「師」ですら裏表の差はあれども此処まで出来るのだから凄いと言えばすごい。

 北海道の根室、風連湖での非常に珍しい実撮影画像、仲良く並んだオオワシ(後)オジロワシ(前)生成AIならたぶん簡単に出来るだろうこういった画像。
 しかし、実際極寒の雪中長時間耐えて撮影できた時の満足感はAI作成者には得られる訳もなく、生撮影の重要さはこの先も変わらないだろう。

生成AIであれば、いとも簡単に生成できるだろうこういう面白い場面も、実際に生で発見し撮影することの面白さは実際の撮影者にしか味わえない。
 

 で、4月に入り壊れたラップトップPCの修理を兼ねて師の事務所に赴き、簡単な生成AI画像処理を教わり自分が撮った野鳥画像の処理修正に使えるか否かテストして目からウロコ!

 いつものAdobe Photoshop(決して最新版ではなく超古いバージョン)での修正(せいぜいトリミングと明るさ調整)とどのくらい効果が違うのかをやってみて笑ってしまった。

 「皆が騒ぐ訳だ、これは凄い!」と驚くと同時に「これで確実に人類の脳は止まったな?」と思ったのだ。

 詳細は次回に回すが、要は「秘かに生成AIで作ったり、生み出したモノ(画像なり、企画なり、課題に対す答)をさも自分が作ったモノ・・として発表するに違いない」と思ったのだ。

 冒頭に出て来た、ChatGPTが出来た瞬間の「以前2~3日かかっていた課題レポートが2時間で出来た!」を生成AI使用を隠して自慢する人類が急増するに違いないと思ったからだ。

 もうすでにサラリーマン川柳や俳句のコンテストではこの生成AIを使ったモノが半分以上応募して来て、主催者がその差を判らずコンテストそのものが中止され始めているという。

 雪だるま式に増えつつあるこの生成AI効果。自分でも画像中心に実際テスト中なので次回以降はその途中経過をご紹介したい。自分で活用して驚いた部分、良い部分とまだまだという部分と沢山あるようだ。

 

2026年4月23日木曜日

遭遇難度が高いヤツガシラの飛翔!その1. A rare sighting: a hoopoe in flight scene ! Vol1.

   2日前のヤツガシラの投稿への反応が面白かった。このブログが所属しているBloggerのデータ分析サイト(Blogger analytics)で出た結果を見てみると、夏季に繁殖で少数飛来する数が非常に少ないドイツ周辺での閲覧数が普段よりぐんと上がっているのが見受けられた。

アメリカ合衆国の閲覧数は2年前から急増して、今や連日日本国内よりはるかに多い。

ヨーロッパでフランスの右上ドイツが非常にまばら。そこの閲覧数がフランスなどより多いのが非常に面白い。以前NHKのダーウィンが来た!でやっていた。ドイツの南にはヨーロッパアルプスがあり、イタリアなどからアルプスを越えて飛んでこなければならないので数が少ないとか言っていたような気がする。

 このブログがタイトルを英語で添えるようになって英米の閲覧数が急増し、アマチュアのブログであるにも関わらず1日平均2000アクセスを越えるようになったが、当初ヨーロッパエリアのアクセスは米国に比べると非常に少なかった。

 本来は野鳥主体のブログではあるが、ネットの翻訳ソフトの普及で日本のブログも世界で見られるようになったらしい・・・、良い事だと思う。


・・・で、ヤツガシラ! 今日はその優雅な飛翔シーンを新旧画像を混ぜ合わせでメインでご紹介。撮影時期は今年もあれば2015年のモノもある。地域も鹿児島、熊本など九州エリアに加えて関東エリアも入っている。

 野鳥画像投稿のルールマナーに準じて詳細な撮影地と日時は割愛させて頂く。




此処までがA地点での撮影





此処までがB地点

  今日ご紹介の個体は2種類、いずれも九州での遭遇時のモノ。次回以降はまた別個体遭遇時のモノをご紹介予定。

2026年4月21日火曜日

春のお約束、今年は遭遇難度が非常に高いらしいヤツガシラ! A spring tradition, the hoopoe is apparently harder to spot this year!

  キレンジャク、ヒレンジャクに始まってキビタキ、オオルリ、コマドリなど恒例の夏鳥飛来情報がFacebookやインスタに山盛り状態で賑わっているが、一見野鳥ファンが増えているようで良い傾向かもしれないと思ってしまった。

 しかし、Google経由で利用するFacebookはご存じの通り利用者のアルゴリズムを反映して、利用者の癖・好みのサイト関連をどんどん出してくるため、同じような野鳥投稿があふれ出て来る。

 皆さん我も我もといろいろなレベルでの投稿。中には距離のある画像や枝被りの画像などを証拠画像などと「本当は普段もっと近寄って奇麗な画像を撮れるんだからねっ!」…みたいな言い訳表現で投稿する「意識高い系カメラマン」が増えているようで、筆者的にはどうも嫌な感じだ。

 何としても「褒めてもらいたい、自慢したい」という意識がモロ出ていて野鳥撮影者たちの厭らしさを感じてしまう。もっとギスギスしないで楽しめませんかねぇ?

 一方でシマエナガ、猛禽類、カワセミ・・投稿数が多い人気野鳥種はどれをとっても世の中に好きな人がこんなにも多いのか?と勘違いしてしまう。

 しかもこれ以上近寄ったら野鳥の体内に入ってしまいかねないと思うほど接近した画像が多いのも最近の現象。鳥類図鑑じゃないんだから、その野鳥が居た環境と生態も一緒に投稿して欲しいものだ。

 筆者が尊敬するプロの嶋田忠さんの投稿画像を良く学ばれることをお勧めする。


 さすがにヤマセミ、アカショウビン、ヤツガシラその他珍鳥となると撮影者が少ないため、Facebookへの出現頻度が低い・・・という訳で、久しぶりのヤツガシラ。

最初はまさかこんな所に?という木陰で羽根休め中だった。

おー、久しぶりのユニークな頭部フォルム

芝生を穿ってパックンチョ!は、いつものスタイル。

カワラヒワの小群が纏わりついて・・・。


芝生をホジッて放り上げて・・・。

パックンチョ!

何かに驚いて一旦は木陰に退避

10分もしないうちに近くへ舞い降りてくれた。

直ぐに芝生を突いて

大きなカイガラムシを


しかし、いつ観ても楽しい野鳥だ。

 場所と時間は野鳥投稿のルールマナーにのっとって表示しないが、他のエリアへ既に移動したと思われる。

2026年4月18日土曜日

団塊世代は野川流域のオオタカに再会した!その3. The baby boomers have reunited with the Northern Goshawk in the Nogawa River basin! Part 3.

  中2日置いて再びオオタカの様子を観に行ってみた。前回オオタカが休んでいた松の木の大枝が余りにも不安で、果たしてそこで繁殖できるか不安だったから・・がその理由。

 緑地内に入った途端猛禽類独特の甲高い連続鳴きでその存在を確認できたので、ゆっくりそのエリアに進んだがら大砲レンズの連立だった。15名ほどのバーダーさんが一歩ずつ前進しながらシャッターを切っていた。6名ほどが大きな三脚を立てて頑張っておられた。

 いつもと違って松の木の枝に留まったオオタカが暫くして針葉樹林帯へ向かって飛んでいく姿を追い写したが、どうやら木の小枝を咥えているのが見て取れた。

 えっ?という感じで一瞬にして思ったのが、やはりこないだから居た松の枯葉が積もり積もった松の木の大枝は休む場所で、営巣場所ではないのだという事。

 その割には樹林帯に入ってオスを呼ぶ声だろうか、盛んに鳴いたがオスは現れなかった。

朝一番に眼が合った、この個体は昨年の観察時の筆者を完全に覚えている様だ。


明らかに小枝を咥えて樹林帯へ飛んでいく

戻ってきて今度は反対方向へ向かう

松の木に鷹が留まり羽を広げる図など、まるで江戸時代以前の日本画のようだ・・。

飛んで行ってしまったオオタカ、数人のカメラマンがすぐに追ったが見失い!

15分くらいしておもむろに探しに行ったら80mくらい離れた樹林の樹に留まっていた。

何かのどに詰まったらしく、ゲェゲェやっていた。

晴れた日の見物人に辟易したのだろうか、避難している感じだった。

再び鳴きながら松の木にもどり耳かき、頭かき。これは寄生虫が原因である事が多い。

羽繕いも念入りに行っていた。

そうして再び反対方向の樹林帯へ去っていき、しばらく鳴いた後何処かへ去って行った。