2026年5月26日火曜日

東京多摩の緑地、オオタカ営巣レポート5月下旬バージョン。 Northern Goshawk nesting report from green spaces in Tokyo's Tama area, late May version.

  昨日から1泊で精密検査。昼過ぎ解放されて病室からまっすぐ東京西部・多磨エリアの緑地で営巣中のオオタカチェックへ。

 だいぶこのファミリーの生態・行動パターンが読めてきたが、二日と続けて同じ場所で餌の受け渡しを行わないあたり、人間が往来するエリアでの営巣だからこその用心深さを感じた次第。

 周りに人間がいることへの警戒感はほとんどなく、ずいぶん慣れている感じは否めない。逆に多くの群れに付きまとわれるカラスの軍団の方が人間よりよほど嫌なようだ。

2日前の夕暮れ最後のカットがこれ、17:00直前の暗い撮影だった。

今日は昼過ぎからの観察なのだが、いつものヒマラヤスギから木陰へ移動のメス親。


何故か目線を感ずるのだが・・。



ジーっと睨まれているように思わざるを得ない。

結局、オスからの受け渡しはなくいつものヒマラヤスギの方へ飛び去った。

2026年5月24日日曜日

ヒナが孵った東京西部の緑地のオオタカ親鳥は採餌・給餌で大変! In a green space in western Tokyo where chicks have hatched, the parent goshawks are busy foraging and feeding!

  昨年3か月通ってオオタカの営巣を観察し相当数の画像を収録したが、写真集にするには少し不足している生態画像を捉えるべく時間を見つけてはオオタカのエリアに通っている。

 今日は日曜日で人出が多いため、昼から緑地に行ってみた。今にも雨が降りそうな曇天だったせいか、午後3時過ぎには平日と同じ状態になった。

 ところがメス親がヒマラヤスギの上で餌を欲しがって鳴くのだが2時間以上待ってもオスが現れない。

 常連のバーダーさん達もどっかへ散ってしまって居なくなった。多分いつものオスの水浴び場だろうが、餌を獲ってメスに渡さないのに水浴びなど行く訳もない。

 オオタカの生態を良く観察すれば「物の順番」で撮影ポジションが変わることを学ぶのは大切だと思うが・・・。

 で、もうすぐ撮影が不可能になりそうに暗くなった頃、いきなりオスがけたたましく鳴いて餌を持って現れた。慌ててて餌渡しの場所へ急いだが暗くて両親が見えず、メスだけがかろうじて判別できたのでフォーカスした。

 結局今日も雌の動きだけが記録画像として残った。暗い中ISO10,000でやっとの画像、しかも手持ちで1/1600 F開放での撮影。何とか様になってよかった・・・の一日だった。

昨年同様ヒマラヤスギのテッペンでオスの餌を待つメス親

あちこち移動してオスを待つ

これは業を煮やしてガビチョウに襲い掛かろうとした滑空(失敗)

オスから餌を渡された直後のメス

筆者の方へ向かって飛び立った

いつものONE SHOTではなくAI SERVOで撮ってみたが

ピンが来たのは1/4くらいだった。被写体がセンターに入っていないと背景にいきなりピンが行くので、手持ちでは非常に難しいためあまり多用していない。 

2026年5月20日水曜日

昨年末から干上がっている野川、細々と生き物が頑張っている。The Nogawa River has been drying up since the end of last year, but a few creatures are still managing to survive.

  FacebookなどのSNS投稿を見ていると、小金井市~府中市~三鷹市~調布市~世田谷区を流れる一級河川の川の水があちこちで干上がっている。

 2年前、喜多見から武蔵野公園まで土手道を歩いた時にはすべてのエリアに水は存在したが、今年は調布市~世田谷区あたりで干上がったままだという。

 自然の生態系はどうなっているのか?一級河川多摩川の支流である野川は本来1級河川で国交省管理なのだが事実上東京都の管理になっている。

 東京都はこの辺りをどう考えているのだろう?

 筆者は自然保護団体の会員でもなければ回し者でもない。ただ自然の生き物が好きで大切にしているだけの話。昔はスリッパで引っ叩いていたゴキちゃんだって、最近は外へ逃がしている。

 調布にお住いの大先輩のお宅の行き帰りには、奥三鷹の自宅まで野川土手を歩いて自然の動植物を撮影するのが「お約束」になって10年が経つ。

 今日は数日前に撮影した、野川の動物をご紹介!身近な自然物「野川動物園」だ。

カワセミは繁殖行動の真っ最中!めったに姿を現さない。オス!

朝晩、採餌のため出てくるオスに偶然出会えた橋の下。

土手道路沿いの民家の塀でやたら鳴きわめくガビチョウのペア

さざれ石の上にはセグロセキレイ暑い日は橋の下

もうギンヤンマのオスが盛夏同様同じ場所を巡回飛行中

水が在る所ではオイカワが婚姻色で泳ぎ回っている。

このイトトンボも魚にジャンプ捕獲されそうに・・・。

2026年5月17日日曜日

水浴びオオタカのオス生態を観察。 Observing the behavior of male Northern Goshawks bathing.

  メスに獲物を渡したオスのオオタカは、身に付いた獲物の血糊や肉片を洗い流すべく必ず直後にいつもの場所で水浴びを行う。

 普通オオタカは水浴び場兼水飲み場をいくつか持っていて、観察できる場所であればじっくりと撮影も可能な場合が多い。

 筆者は過去において、都内緑地2か所、多摩地区で2か所オオタカの水浴び場を確認していて幾度か写真撮影ができている。

 水浴びの時間は基本的に狩りの直後が一番多いが、繁殖期でない真冬などの場合は筆者の経験値に頼れば朝方だったり夕方だったり不定期のようだ。

 東京の緑地に生息するオオタカは人間慣れしているので、多少近くに人間が来ても警戒心はあまり持たないようだ。

 多くのカメラマンのレンズの放列の前でも平気で水浴びをするし、時にはカックンと寝落ちしたりもする。猛禽類の夢を壊すようだが丹念に観察をすると意外な生態も見えてくる。

このオオタカは顔を上げて方向の土手の上にカメラマンが十数名レンズを向けているのを知っている。毎日撮影に来るカメラマン・グループだから顔をとっくに覚えているのだろう。

気になる場合は間近に飛んで土手から見下ろせないようにする知恵も・・。


此のカットは一度だけカメラマンの群れに入って撮ってみたカット

これは流れを縦に見通してオオタカを捉えたカット


流れの土手寄り、カメラマンの群れからは見えない死角

流れの中央に留まり飛び立つ方向を見定めている状態

案の定こちらへ向かって飛んできた。筆者の周りには誰もいない。フルサイズで500㎜Zoomの限界撮影。三脚は使わない常に手持ち撮影。三次元に飛ぶ鳥を三脚付けてはまず難しい。

2026年5月16日土曜日

オオタカのオスからメスへの餌渡しの様子、その2。Following on from yesterday's post, the second blog post describes what happens after a male Northern Goshawk feeds a female.

  今日のブログは昨日のオオタカ・オスからメスへの餌渡しの画像シリーズの後半。

 いろいろカットを精査すると、まずオスが持ってきた獲物がすでに相当のダメージを表していることから、捕獲した直後オスが自分で少し獲物を食したことが推察された。

 画面でもオスのくちばし周りに獲物の血が付いているのがお分かりいただけるのではないだろうか?

 メスに餌を渡した直後、オスは横にどいたがすぐには飛び立たず、しばらく1分ほど自分で獲物を食べていたようだ。

 それからおもむろに水浴び場の方向へ飛んで行った。一方でメスは遠回りをして巣に戻り解体作業を始めた。羽むしりはある程度オスがやっていたので作業はわりに簡単だったのではないだろうか?

 画像ごとのキャプションでその経過をご覧いただきたい。

昨日のブログでオスがメスへ餌渡しをした所から・・・

1分ほどしてオスがいつもの水浴場へ向かい

メスはひとしきり鳴いた後、大きな獲物を持って巣から90度外れた方向へ飛び立った

これは巣の在る場所をうるさいカラスほかに知られないようにとの本能だろう

 しばらくして、オスの水浴場へ行ってみたら、案の定暗闇の中水につかったオスを発見!
去年も同じ場所で散々撮影させてもらったのでレンズ越しに見慣れた筆者が分かったか?心なしかくちばしの付け根や顎の下に赤い血のような部分がまだ見えたので水浴びはまだだ。

睨みつけるような顔で幾度も水浴び、血糊は取れたようで・・・。

傍の石に乗っかって

飛び立っていった。毎日お約束の生態。

2026年5月14日木曜日

オオタカのオスからメスへの餌渡しを間近で撮影できた!もう最高! I was able to film a male Northern Goshawk feeding a female up close! It was amazing!

  今朝アップしたこのブログで昨日のオオタカの動きを筆者はこう書いた・・。

昨年、散々オオタカファミリーの観察・撮影に通った東京西部の緑地。営巣・繁殖の合間に見せる数々の生態、姿を撮影した3万カットに及ぶ画像に加え、撮れていない生態を収録するため今年もすでに5回通った。その『頭に描いている生態』さえ撮れれば繁殖の「起承転結」が揃うのでオオタカ繁殖に関する写真集を自費出版しようと思っている。」

 この頭に描いている生態』というのは、営巣中巣を守るメス親にオス親が餌を獲ってきて渡す瞬間のことだった。直接巣には持ち込まず巣に近い場所で渡すことがほとんど。

 ハヤブサやチョウゲンボウのような小型の猛禽類は空中でアクロバチックな動きで餌渡しを行う瞬間の映像や画像をよく見るが、オオタカはどうやって餌渡しをするのかよく知らなかった。

 昨年も同じカップル(~たぶん)の営巣を観察してたった1回ヒマラヤスギの梢に近い場所での餌渡しと思われる瞬間を遠くからとらえた画像2カットがあるだけだった。

 今年は5月に入って営巣緑地へ5回ほど通ったが、一度良い餌渡しの時があったのに既所(スンデ)のところで現場に間に合わず、オス・メスが分かれてしまって一緒のところは撮れず仕舞いだった。

 そこで今日は毎日の餌渡し(必ず1回行う)のパターンを思い出しながら分析し、バーダーさんたちが毎日集う広い場所(=たぶん幾度かこの付近で餌渡しがあったのだろう、柳の下の何とかを狙うバーダーさん達のたまり場になっている場所なのだ)から少し外れた巣の周り、林間でオスの鳴き声を注視していた。

 人吉のヤマセミの生態を10年間観察した結果、ヤマセミの場合は巣穴へ餌を運ぶが営巣前「求愛給餌」と言われるオープンな場所でのオスからメスへの餌渡しを思い出しながらオオタカの場合の餌渡しをイメージしつつ機会を待った。

 ヤマセミの場合餌を待つメスは鳴かずにひたすらオスの鳴き声を待つ、そうしてオスが獲物を獲った場合大声で鳴いてメスを待つ。

 ところがオオタカの場合は腹をすかしたメスが昼近くにまず大声で鳴いて餌をねだる。そうすると5分~30分してオスが巣の近く(100m以内)まで餌を持ってきて激しく鳴くのだ。

 で、そこへメスが飛んできて餌を受け取る。

 しかし、今日は午前10:30頃メスが餌を欲しがる前にいきなり筆者の目の前を餌を抱えたオスが静かに通り過ぎ、巣の近くの木の枝に舞い降りてキャッキャッキャッ♪と始めた。全然パターンが違った。

餌渡しの直前09:40の巣の中の雌の画像、ヒナが孵っている可能性がある。

 多分巣の中でヒナが数羽孵ったのではないかと推察する。急に給餌頻度が高まるのでその行動変化・生態変化が判るのだ。

‥というわけで、餌を持ってきたオスが針葉樹ではない大きな木の横枝に留まった所から。

最初は大きな獲物を安定させるため羽ばたいてずらしながらバランスをとった

落ち着いたところでキャアキャアキャア♪力強く大声で鳴き始めた09:51の撮影

巣の在る所は分かっているのに、巣の方は絶対に見ないで鳴くオス

40秒ほど経って巣から20mほど離れた方向で鳴いていたメスがやってきた

オスがしっかりと持った獲物メスも掴んだ受け渡しの瞬間!

オスが右方向へ体を離し餌の受け渡し完了!劇的な瞬間だった。

初めて撮れたオオタカの餌渡しの瞬間!多分人生で最高の野鳥生態画像の一枚になったと思う。今日はここまで、続きはまた明日。

東京郊外の緑地で営巣中のオオタカは元気!元気! Northern goshawk is flying today ,too around energetically while nesting in a green wood on the outskirts of Tokyo!

  昨年、散々オオタカファミリーの観察・撮影に通った東京西部の緑地。営巣・繁殖の合間に見せる数々の生態、姿を撮影した3万カットに及ぶ画像に加え、撮れていない生態を収録するため今年もすでに5回通った。

 頭に描いている生態さえ撮れれば繁殖の「起承転結」が揃うので写真集を自費出版しようと思っている。

 いわゆるコンテストに出すようなきれいな野鳥図鑑のような画像ではなく、ブレていてもいいから「ほう?こんなこともするんだ!」的な猛禽類ファミリーの生態写真集が出来ないかと目論んでいる。

 いわば人吉市の山翡翠(ヤマセミ)のオオタカバージョンということだ。

 昨日5月13日多摩地区は夕方から雷雨に見舞われるということで、気にしながらの撮影行だった。

 そんな中でのオスからの餌待ちの雌の動きを収めることができたのでご紹介。

針葉樹に留まることが多いオオタカだが、珍しく桜の樹に留まってオスを呼んだ。

即カラスが7~8羽ほどか周りを囲んだが、目線はこちらのレンズを見据えたまま。

しばらく睨んだ後、こちらに向かって飛び出した。

多分レンズを通して撮影者の目玉が見えるのだろう、猛禽類の視力は凄いのだ

少しずれながらも

撮影者の頭上を越えていった。これを連写で続けて撮れるのはズームレンズのおかげ

約1時間後、オスから餌をもらい受けて巣に戻るオオタカの雌、距離7~80mほど

この時期ガビチョウがやたらうるさいが、良い声であることは間違いない。