2026年11月1日日曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #6   Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #6.

  ヤマセミが空中でのホバリング状態からダイブして餌を得るまでのシークエンスを真後ろから撮影できたことがあった。

 決してホバリングの最中の正面ではなく90℃真横の方角にダイブしている。

 これを見ると野鳥(=ヤマセミ)の動体視力は恐ろしく視野が広い事に成る。水中で魚はじーっとしている訳ではないだろう?

 橋の橋梁からダイブするヤマセミも流れの下流方向へはダイブしない。必ず日が当たっていても上流に向かってダイブする。理由は明瞭、魚は必ず頭を流れの来る上流に向けて泳いでいる。上から見ると魚体は左右に動いてはいるが一カ所に止まって見えるはずだ。

 なおかつ戦争映画の頭上の敵機ではないが、上部後方から来る敵(=ヤマセミやカワセミ)の姿はなかなか警戒しづらいのだと思う。

 なおかつ視野が広いのであれば成功率は結構高いのだろうと察する。

画面左前方を見ながらホバリング中のヤマセミ


しかしダイブの方向は撮影者の予測とは違う90°右方向だった




無事ゲットした獲物をもって舫い舟へ戻るヤマセミ

2026年10月31日土曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #5   Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #5.

  ヤマセミが今までの一般的に常識とされてきた一度地面など下に落とした獲物には口を付けない・・・と言うことがそうばかりでもないという証拠をご紹介したが、逆にその定説通りの証拠画像も撮影しているのでご紹介。

 野生動物の行動は一例を見ただけで、その生態を決めつけてはいけない。

 例えばスズメは地面に落ちている木の実や草の実といった餌を啄ばむ程度で、せいぜい地を這う毛虫や羽虫を捉える程度の雑食野鳥だと思っている方も多い。

 しかし何とこのスズメも空中を飛ぶ羽虫やハエをフライングキャッチするのだ!あまり知られていないだろうが事実で筆者が数回撮影している。これはまた今度。


 で、今日のヤマセミの一度に二匹捕獲した獲物をもやい船の上に一匹落とし、咥えた獲物だけを食べて船べりに落とした獲物を食べなかった証拠画像。

2匹獲ってきてしまったヤマセミ

暫くどうしようか考えていた

まだ二匹加えてままのヤマセミアップ画像

1匹目を舟べりに落とし・・・

咥え残した獲物だけ呑み込んだ。

で、舟べりに1匹残して行ってしまった。


2026年10月30日金曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #4   Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #4

  ヤマセミの生態、新シリーズの第4回目は採餌した獲物を岩に叩いて骨を砕き完全に息の根を止めて食べやすくする過程で、思わず獲物を川に取り落としてしまう大失敗シーン!

 前回の岩の上に1っ匹目を口から落として置いて、咥え残した獲物をさっさと食べ周りの様子をうかがってから岩の上の二匹目の獲物を拾って食べるという決定的証拠画像の次は野生動物のドジなシーンをご紹介。

獲った獲物はギギという背びれに毒針を持つ種類の魚

念入りにも何度も叩き完全に殺してからこの魚を食べるが常のヤマセミ

何度か目の叩きに入る際シッポの方を咥えてしまった

で、振り上げて叩く姿勢に入った瞬間

魚がクチバシから外れ

球磨川へ落ちてしまった!呆然とするヤマセミ

2026年10月29日木曜日

団塊世代は野川流域でこの秋初めてジョウビタキに遭遇。 Baby-boomer me encountered the Daurian redstart for the first time this autumn, in the Nogawa River basin.

  木枯らし1号が吹いた今朝の首都圏東京、冷たい北風と共に調布~三鷹エリアに冬鳥のジョウビタキが出現!モズと共ににぎやかな鳴き声が聴こえ始めた。

 ヒッヒッヒッ♪カタッカタッ♪という独特の鳴き声は熊本地方では「ヒンカチ」と言う呼び名で通っている。モズの高鳴きとハモって秋らしい雰囲気を出している。

 基本的にジョウビタキは冬鳥なのだが、夏季霧ヶ峰の八島湿原で繁殖しているのを撮影したことがある。ほぼ同じころ近くの富士見町でも繁殖を確認しているとの事だから2013~4年頃国内中部山岳地域で繁殖が始まったのかもしれない。

 今日は午前中だけ神代植物園へ足を運んでみたら、ジョウビタキとモズ、そうして常連のカワセミに出逢えた。

 秋の気温差で春バラより色がキレイな秋バラが満開の神代植物園、人出は多いが野鳥は気にせず葉が落ちた桜の樹の周りを飛び交っていた。

メインのバラ園は平日でも多くの人出

ジョウビタキは渡って来たばかりだからか、妙に痩せていた。


逆光の中モズのメス

弾丸ダイブで

ブレーキかけて


ミミズだか芋虫だか採餌していた

高鳴きをしながら飛ぶ同じ個体

枯れ始めた葦のなかでカワセミが・・・。

バラ園が満開に近いので平日でも人が多く木々の間に隠れがち

2026年10月28日水曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #3  Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #3

  一昨日、昨日とホバリングからロングダイブして一度に二匹の獲物を捕ったシークエンスをご紹介したが、実はその後意外なシーンも撮影していた。

 野鳥に関する過去の文献にはほとんど出て来ないが、これらヤマセミの生態を観察・撮影していた2010年から2016~7年あたりまではヤマセミに関して次のような学術的見解があった。

① ヤマセミは3~6月の繁殖期が終わり、子育てが終わるとつがいはオス・メス、バラバラに生活をし、次年度の繁殖期迄単独生活を送る。

② ヤマセミは一度岩の上や地面に落とした獲物には二度と口を付けない。

③ 生まれた幼鳥は夏の終わりころまでには親鳥の縄張りから追い出され、再び迷い込むとものすごい縄張り争いの元、縄張り外へ追い返される。

④ ヤマセミの縄張り争いはオス同士の戦いで、メスは闘わない。

⑤ ヤマセミの寿命は一般的に7~8年程度である。


 2010年からの10年間の観察・撮影においてこれらの「通説」がどうやら正しくないという証拠画像を沢山収録できたので、このブログで改めてご紹介しようと思う。

 今日のこのブログでは、一度に二匹獲って来た獲物をまず一匹岩の上に置いて口に残った1匹を食べ、辺りの様子を探りながらそーっと岩の上の二匹目を咥えて食べる様子をご紹介。

 これって一種のスクープ画像と言っていいかもしれない。過去においてこういう記録・証拠画像ってあるだろうか?

同時に二匹ゲットの悦び!毎日通ってくる慣れた撮影者へ見せびらかし?

しかし、どうやって二匹を食すのか?撮影中筆者はドキドキしてしまった。

何と1匹は岩の上にポトリだった。

で、さっさと咥え残った1匹をさっさと呑み込み

岩の上の2匹目にクチバシを持って行った!これはショックだった!

咥えて

食べた!まさに今まで筆者の知っていた常識・認識が崩れた瞬間だった。

2026年10月27日火曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #2  Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #2

 AI機能を使ったハッカー集団がネット通信網を使って国中のサイトに入り込み悪さを始めて1か月。

 今まで日本は(ひらがな、漢字、カタカナ、ローマ字)と言った複雑難解な日本語の「壁」の存在でハッカーからの侵入を難しくしてきたが、生成AIのお陰で言葉の壁が消えハッカー集団の「悪さ」に歯止めが効かなくなっているそうだ。

それに、それが理由でAIに訊くと⇒「海外のサイバー犯罪グループ(例:ロシアのQilinなど)から、日本は「世界で最もコンピュータセキュリティ体制が甘い国のひとつ」と名指しで評されています。日本企業の6割以上が、サポート終了済みの古いソフトウェアやOS(レガシーシステム)を使い続けており、脆弱性を放置している点が突かれています。」…だそうだ。

 スマホは仕方がないが、デスクトップPCは必要以外の時はLANを遮断しておこうと思う。

 勝手に個人の金融サイトをいじってあらぬ取引を作り上げ損害を与えたり、登録者の個人情報を人質に取りサーバー管理会社を脅し身代金を要求するなど3~40年前のハリウッド映画そのものの展開が現実化している。

 具体的に言えばGMOというインターネットグループ株式会社管理の各種サイト、サーバーに不正アクセス集団が入り込んでのトラブル。

 このブログもGMO管理のサーバーをベースにBloggerという非常に優れたブログメイキングサイトで2013年5月から運営しているので、そのうち何らかの影響でブログ閉鎖に追い込まれるのではないだろうか?

 筆者はスマホにキャッシュレスサイトのアプリや銀行カード・交通カード(SUICAやPASMO)は一切入れないので、この先スマホ系がこの手のトラブルでストップあるいはしても消滅しても大トラブルには成らないと思われる。

 ネットで残金チェックできるカード決済引き落とし専用の銀行も、預金額をカード会社引き落としの1日前まで数千円しか入れていないので、口座から金を引き出されても大トラブルにはならない・・・・はず。

 財産を預けているメインバンクの口座や中身は一切ネットに繋がっていない(通帳+ハンコ=アナログ)管理なのでこの手の脅威はあまり感じていない。

 筆者から見れば、何でもかんでも「ネット」の世界で繋がり処理するデジタル社会になったからこそ出てきた脅威が今現実化しているのだろう?

 全身がアナログで出来ている人類は、ついに自分たちが造り出し進み過ぎたIT、デジタルの世界について行けない段階に来ているような気がするが如何?


 ・・・という事で、ヤマセミに戻ろう。 

 ホバリング態勢からロングダイブで採餌に入った川辺川のヤマセミ!

 見事に餌をゲットして川中の岩に戻るまでのシークエンスをご紹介!

ロングダイブから上がったヤマセミのメス




尾羽でブレーキを掛けているのか?


何と!二匹を咥えてこちらに向かって見せびらかす筆者を認知しているメス。

2026年10月26日月曜日

団塊世代のヤマセミ生態画像 新シリーズ #1 Ecological images of the Crested Kingfisher: A Series by a Member of the Baby-Boomer Generation shots– #1

  ネイチャー・フォトに関していろいろな考え方を知った筆者は、決してきれいに撮る事を第一義的目的としていないヤマセミ、カワセミの野生・生態画像シリーズを新たに始めようと思う。

 ・・・と言っても、これから撮影するのではなく2010年から観察し撮り続けた数十万カットの画像の中から選抜シリーズとなる。このシリーズは決して「ヤマセミが居るからその周辺を流して運良く撮れた・・」などというモノではない。

 2010年4月1日(エープリルフール当日の日没後)初期の頃から数日間は調査、調査の連続だった。場所は熊本県人吉市、市内ど真ん中を流れる球磨川の堤防沿い。

 それまで、NHKの「ダーウィンが来た!」で北海道千歳川での嶋田忠さん協力の元、数年かけて撮影したヤマセミの特集を観た程度で生のヤマセミには遭遇したことが無かった。

 2010年になって、その再放送を観た直後何度も通っている八代市のJR八代駅前に在る老舗珈琲店ミックのマスターに「マスター、球磨川にはヤマセミはおらんですか?」と訊いた事から自分の山翡翠(=ヤマセミ)人生が始まったと言って良い。

 ネイチャー・フォトうんぬんで色々な考え方を知ったがあまりに玉石混淆で、テレビのニュースショウでのお笑い芸人的意見・考えを持っている教育者が居たり、皆のお尻を追いかけて真似して撮影するだけの人の意見もあって千差万別。

 筆者はまず撮影する前の観察に非常に時間と手間ヒマを掛けている。野鳥の行動は主に3つの大きな要素が存在すると踏んでいる。

 1に採餌、2に繁殖、3に天敵警戒・回避。

 ヤマセミの場合、観察を続けているとこれが非常に良く判る。常に今目の前にいるヤマセミがいったい何をしようとしているのか?を観察し、その要素を含んだ行動を撮影するのが筆者のベースに在るルーティン。

 これが無ければ、ただ「居た~撮れた!飛んだ~撮れた!」で終わってしまう。ヤマセミの投稿画像の殆どがこれだから、きれいか?きれいではないか?ピントが合っているか否か、の方向へ撮れた写真への評価基準が移ってしまうのだと思う。

 もうこの世界は千歳川にまで移り住んで撮影している嶋田忠さん以上の撮影者は一人もいないと思う。ヤマセミを眼にする回数、撮影できる頻度、累積観察回数で彼を上回れる人は他に居ないだろう?

 しかし熊本の人吉市には20世紀から毎日ヤマセミを観て撮影してこられたベテラン観察・撮影者が2名いらっしゃる。広い球磨川だもの、視ない日は無いという。自宅のテレビアンテナに留まって鳴いているというメールを頂いた事すらある。庭の生垣の柵に留まっていたという写真を送って来た事もある。こういう環境には敵わない。

 だから筆者は通った。10年間で50往復、人吉滞在300日を超える。

 ヤマセミは縄張り意識が非常に強い野生動物。したがって毎回行く都度目にする4つがいは同じファミリーだ。万江川ファミリー、永野川・矢黒崖ファミリー、木山の渕ファミリー、川辺川ファミリー。それぞれ1~2㎞離れて縄張りを形成している。

 観察・撮影チャンスは非常に高い。長い日は日の出から日没時までレンタカーで走り回った事も幾度かある。

 このブログでご紹介するヤマセミの画像はほとんど全てこの撮影行の成果。もちろん地元で長年観察をされている2名の先輩の情報は非常に参考にさせていただいている。矢黒のメスの尾羽が1枚抜けたとか、川辺川のつがいがシラス(火山灰)のカベではなく赤土の壁に穴を掘りはじめたという超ローカルで高精度の情報だ。


 ヤマセミの生態に関して再度そんなシリーズを始めてみようと思う。乞うご期待!

1回目は川辺川でのホバリングからの長距離斜めダイブ。ブラインドも何もない土手道路からの撮影連写。やはりダイブの瞬間は連写でそのシークエンスを残したい。

ホバリング中のカットは7カット存在するがこれが最終前カット

ダイブに入る態勢

降下し始め

高速飛翔

一旦スピードを緩和・調整

最終突入時

ドボン!採餌後はこの続きで・・。