2024年12月14日土曜日

団塊世代はノーベル賞受賞者たちのAI脅威論に強く賛成する。 Boomers strongly agree with the AI threat argument of Nobel laureates.

  数日前、ノーベル賞の授与式がそれぞれの場所で行われた際、物理学賞、化学賞、経済学賞受賞者たちが口々にAIへのリスクを口にし、メディアに情報発信した。詳しくはあすのこのブログで述べるが、日本のメディアは新聞以外TVなどでは殆どこれを報じていない。

 ネット中心に生成系AIの急速な普及は「これを使いこなせないような奴は遅れている!」と言わんばかりの煽りようだ。

 GAFA(=米国のIT巨大企業Google.Apple.Facebook.Amazon. 4社の頭文字をとった造語)の強い影響下にある今のネット世界は、その便利さ・驚異の使用成果ばかりアピールし、それに伴う弊害・近い将来人間を超えるAIに人間が使われる怖さをまるで予測も警戒もしていない。企業内部では予測・警戒していても、自社の利害に悪影響を与えると判断してか決してこれらの脅威をメディアに情報発信していない。

 米の非営利団体の研究者たちがこれらに対し警告を発してはいるが実効性は疑問だ。脅威や危機感より「マネー」なのだろう米国AIビジネス界は・・。

GAFAよりさらに進み、AI系の各社への指摘が今朝読売新聞に載った。

 一方で無邪気に「凄い!便利だ!早い!」と生成系AIを使用するクリエーターたちは、使用する際のプロンプト(=AIへ指示・依頼する条件文章)作成にボキャブラリーやセンスがなければ、自分が意図するものがなかなか出来ない事を知らない。更には生成系AIが造り上げ出してきた「作品」の間違いやおかしい部分にも気が付かない。

 これは大手広告代理店の無能なディレクターが外部プロダクションの優秀なプランナーや凄腕クリエーターに丸投げした「作品・成果」を正しく判断・評価できないのに似ている。

 例えば「昭和33年の東京の銀座街角のタバコ屋附近の風景を描け・・」というだけで生成系AIは何を出してくるだろう?そうして、その出て来た絵が正しいか否か?クリエーターが判断できるだろうか?

 「遠くに出来たばかりの東京タワーが見え、柳の木が風でなびき、タバコ屋店頭にピンク色の電話がありピース、ゴールデンバット、しんせい、HOPEに交じって出たばかりの青いパッケージのハイライトが並ぶ。クリーム色に赤い線の都電が走り、服部時計店の時計が正午を打つ(※音は聴こえないが)。目の前をいかにも昭和33年頃と思われるファッションの人々が行きかう花の銀座・・・」という絵が出て来たとしよう。貴方ならどう思う?

 いかにも昭和33年頃の「絵」であり、普通に出せば今の人たちのほとんどは何のおかしさも感じないだろう?しかし大きな間違いが沢山あるのだ。

 まず銀座の柳の木は1984年頃再生されるまで、戦後の復興で工事の繰り返しの為ほとんど銀座通りには生えていなかった。裏通りにたった3本生えていたのを持ち帰り接ぎ木をして二世を誕生させたのが二世柳。現在生えているのは三世四世。だから柳の木があれば「ウソ」

銀座の裏通りに映える現在の柳 先月11月撮影

https://www.motoji.co.jp/blogs/reading/ginzayanagi202403?srsltid=AfmBOoqhalMD4Sp5uxUCG9SmidwoTqKYWcy2vOQbHpzSncf8uXZIW04R

 タバコ屋店頭の公衆電話は赤、ピンク電話は昭和34年以降。同時にタバコのハイライトは昭和35年から、昭和33年にはまだ無い。セブンスターに至っては1969年から。

タバコ屋と赤電話、タバコと塩の博物館

ハイライトすらまだない昭和33年 タバコと塩の博物館

昭和33年の都電はまだこの色

 都電昭和33年はまだクリーム色と緑色のツートンカラー。しかし、これらの間違いを生成系AIを使用する多くのクリエーターが判断できるだろうか?ごく少ない注意力の素晴らしいベテランのクリエーターしか判断できまい?

 

 今日の話は、盲目的に生成系AIを便利だ、凄いと無邪気に多用する人類への「問い」

                               この項つづく

2024年12月11日水曜日

二十日連続カラカラの東京・上野不忍池情報。 Information on Shinobazu Pond in Ueno, Tokyo, Where has been dry climate for 20 consecutive days.

  毎日更新していたブログを気ままな投稿頻度に変えたは良いが、緊張感が抜けて妙な感じだ。たまたま数日前上野不忍池へ行った際、随分久しぶりにカワセミの声を聴いて撮影できたのでそのレポート。

 今年の不忍池の蓮は夏の高温でいつもの年より背が高く、盛夏には全体を見通せないほどの高さに成ってしまった。

 それが、ほとんどの葉が落ちて枯れ茎だけになった今、やっとかすかにカワセミの声が聞こえるようになった。

 随分長い間ここでのカワセミ観察が出来なかったこの夏。今後はまたバーダーさんを楽しませてくれるだろう。

 この日は高い望遠レンズを持った外国人と思われるバーダーさんが立ち入り禁止の柵の中へ入って撮影していたので通行人数人と共に柵の中から出るように注意した。

晩秋・黄昏時の上野公園不忍池、都心の風景とはとても思えまい?




枯蓮の茎林の中を飛び交うので、なかなか見つけにくいし撮り難い。

 どうしてもこういったルール破りをしたくなる気持ちは判るが・・ダメ!
 通行人の人たちと一緒に注意して柵の外に出てもらった。自己中で横暴な撮り鉄の連中のように世の中の非難を浴びるようには成りたくない。

 こちらも餌やり爺!渡り鳥達は此処へ来れば死なないで済む‥と毎年来るのだろうが、アオサギまで来ている。お前たちに野生の誇りはないのか?あまり撒き餌に頼っていると、この爺が死ねばお前らも死ぬんだぞ?

2024年12月10日火曜日

晩秋の目黒自然教育園・紅葉カワセミ情報。(カワセミ編) Reported on Meguro Nature Education Park of the autumn leaves and the kingfisher in late autumn. Vol.2

  昨日のこのブログへのアクセス、久しぶりに初日に60回ほど頂いた。Bloggerアナリクスによると、投稿すると初日に約アクセス総数の40%、以後約10日間で残りの60%が御覧に成っているという平均データが出ている。

 中には一部数年間にわたり長々とアクセスが続く回もあるようだが、平均的な日常の野鳥投稿に関しては平均データの通りだ。

 こういったアクセスを頂きながら、昨日の夜ついにこのYAMASEMI WEB BLOGへのアクセス数が100万回を超えた!今年の夏から予想はしていたものの、年末になるだろうと予想していた100万回到達が自分の誕生日(12月8日)の翌日というのは意外だった。

別段100万回アクセスに達するような操作はしていない、グラフを見れば明白。自分でクリックして回数を増やせるような設定に成っていないので、自然なカウントだ。これも、いつもご覧に成って頂いている皆様のお陰様と感謝に堪えない。

 第一回目が2013年5月14日のこの投稿からだった。
https://www.blogger.com/blog/post/edit/1110452533680596778/7658543685128153308

 順にページ右の過去ログを日を追ってググって頂けると、それ以降4,278回の投稿すべてを御覧頂ける。

 この中には「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」という東京で生まれ、親の仕事の関係で九州・福岡県小倉市(現北九州市)⇒熊本県八代市での小・中学校時代を経て中二で単身上京し親類宅へ下宿した団塊世代の自分史エッセイも含まれる。(=以後高校・専門美術学校・大学を経て企業へ就職するまでを記述)※日本自費出版文化賞入選を頂いた。

得意な写真集ではないのにブログをまとめただけで賞を頂いてしまった。

 お時間のある団塊世代の方は特に是非!ご覧いただけると嬉しい。

 さらには、その続編社会人に成って最初に入った青山のVAN(=ヴァン ヂャケット)宣伝部販促加課、勤務中のよもやま話もご覧いただける。※この部分は今後「団塊世代のVAN狂い外伝」出版を考慮仲。

 ・・・という訳で、

 これを機にますます精進努力をいたしたいところだが、団塊世代も2日前後期高齢者2年目に突入した。生きている間にまとめなければいけない「ヤマセミの生態観察記録」の編纂に時間を割くため、時間が足りずこのブログも毎日更新とはいかなくなる。

 毎日ブログを続ける事とヤマセミの生態記録(証拠写真中心)文献をまとめるのの二者択一となってしまう。両方満足させようとすれば、いずれも不十分なものに成ってしまう。

 そこで、この100万回アクセスを機にブログ更新頻度を少し抑え、ひとまず毎日更新は棚上げし、編纂作業に集中したいと思うのでよろしくお願いいたしたい。伏してご了承願う次第。もちろん編纂完成後は、このブログ毎日更新へ復帰する努力をする所存。


 で、今朝は昨日の続き、国立科学博物館附属・目黒自然教育園のカワセミの生態。

 地元三鷹を流れる野川のカワセミ同様、此処のカワセミはある程度観客の存在を認識し慣れている個体なので、多くのバーダーが大きな大砲レンズを一脚や三脚に装着して構えても警戒しない。むしろ入り組んだ木の細かい枝の間に入ってしまうので撮影は非常に困難だ。

 ダイブして、ヌマエビをゲットし、飲み込むまでのシークエンスをお届け!キャプションはいらないだろう?












以上、100万回記念でカット数を多くしてみた。

2024年12月9日月曜日

晩秋の目黒自然教育園・紅葉カワセミ情報。(紅葉編) Reported on Meguro Nature Education Park of the autumn leaves and the kingfisher in late autumn. Vol.1

  1週間前、一度閉園直前に入った目黒の自然教育園。再度明るい昼間に入ってみた。ちょうど昼過ぎ、目黒駅からの道は銀杏の黄色い葉と落ち葉で格好の撮影ポイントになっていた。

 たぶん昨日の北風で大方葉は落ちてしまったろう?落ちた後のイチョウの葉は滑るので要注意だ。自転車が随分すっ転んでいる。ヘルメット必須!

 さて昨日12月8日・ジョンレノンの命日、団塊世代の筆者は後期高齢者の二年目に突入した!二百年前であればたぶん仙人に成って霞でも食って暮らすのだろうが、21世紀においては普通の人間とあまり変わらない生活を続けている。

 日常動く距離も微妙に増え、都心へ出れば1日1万2千歩程度歩く日が多くなってきた。出来るだけ多くのものを視たい、出来るだけ多くのシャッターを切りたいという子供の頃からの「多動性自閉症」の気が強い性格が日常に出ているのだろう。

 これが上手く健康保持に役立っているのであれば大変嬉しい。

で、一昨日土曜日に入った自然観察園、実はここが紅葉、特に山モミジの隠れた名所だという事を知っている人はあまりいない。京都の東福寺や永観堂のように赤い紅葉だらけの中でのモミジより、黄色主体の枯葉の中の赤い紅葉の奇麗さにおいては都心の自然観察園のモミジの方が鮮やかに見えると思うのは筆者だけだろうか?

 インバウンドの波にもみくちゃになって、全然落ち着かず時間とお金ばかりが無駄になる京都はもういい・・。新たな日本の四季を愛でられる場所を自分で開拓するのが本当の日本人のような気がして来た。

団塊世代はもちろんフリーパス!毎日でも入れる。

入り口から落ち葉ロードが200mほど続く。落ち葉(もみじ)マーク運転者が沢山・・。


決して北野天満宮に負けていない!


此処ならではの黄色と赤のコラボレーション


陽の当たる水生植物園あたり

奥の方へ行くと陽の当たらない池など多数。

 明日は此処に住民登録しているカワセミの生態をご紹介。

2024年12月8日日曜日

団塊世代は石破首相の「地方創生」具体化に疑問を持っている。その2.The baby boomer has doubts about how Prime Minister Ishiba will materialize his "regional revitalization" initiative.

  昨日は具体的な東京一極集中の実例やその原因・理由に関して私見を述べてみたが、「じゃ、どうすれば良いのだ?問題提起だけじゃ、言うだけで問題解決に成らないだろ?と言われてしまう。

目的や手段の具体案のないままお金をバラまいても意味がないと思うが・・。

 かって、広告代理店勤務中「〇〇検討会議」など目の前の問題解決、トラブル回避のための会議に良く参加した・・・というよりそういう会議だらけで、広告代理店時代の現場仕事以外デスクワークの半分はそんな会議ばかりだったような気がする。

 そんな会議に良くあったのが、色々出て来る意見に否定や反対、あるいはガンガン問題指摘する先輩や意識高い系が居た事だ。一座は声のデカい者に意見が止まってしまう。

 そんな中、必ず打開策として筆者はこういう作戦で立ち向かった。「あなたのご意見ごもっとも、一理ありますね?」続けて「しかし、ではどうすれば良いか?アナタの具体策は?例えばプランBとか、是非お聞きしたい。」

 そうすると必ず返ってくるのは決まって「いやぁ、それを考えるのが君たちの仕事でしょ?僕の仕事ではない」という答え。

 そこですぐさまこう言う事にしていた。「じゃ、アナタは何の為ここに居るの?皆が出す意見やアイディアに代替え策も持たず、頭ごなしに否定したり反対してばかりじゃミーティングは前に進みませんね?具体策を考えるのがアナタも・・ではないのであればアナタはこの場・この会議に居る意味はないでしょ?」

 出て行けとまでは言わないが「酷い時ははっきりと言った」たいてい自分で出て行った。それ以降、その彼は他の会議の時も声を掛けられることは無かった。このタイプは圧倒的に○○代理とかの役付きに多かった。

 大きなプレゼンテーションに一言も発言しないスタッフが大勢で押しかける前時代の話ではあるが・・。

 厳しいようだが、具体案の出ない会議と出席者は全く意味がないと思うが如何だろう。

 選挙演説でも具体案のない「私にやらせてください!」だの「皆様を幸せにします!」だの美辞麗句だけを叫ぶ候補者にロクなのはいない。

 前置きが長くなったが、要は中学・高校時代から全国各地で教師が「職種による生涯賃金」を詳しく説明・紹介、つまり教育すれば良いだけの話。

 テレビドラマやSNS情報を通じて、東京に憧れる若者たちに「全国どこに居ても、どのような職種でも生涯賃金は大差ないのだ・・。」

 あるいは「IT関連、金融関連、広告代理店、商社」など高給職種といわれる人間たちの数はいったいどれほどか?働く人々の1%、つまり100人に1人も居ない実情をきちんと教えるべきなのだ。

 当然、その1%に入るには難しい大学や教育機関を経て、それなりの高度なスキルを身に付けなければ行けない事も教育すべきだと思う。

 TVで「転職の誘いが来てるかな?〇〇リーチ!」などという己のスキルの無さや実力の低さを棚に上げて、一方的な期待だけ持たせる「あり得ない転職チャンス」を謳うコマーシャル。あれはウソだと教えなきゃ!

 今の東京!都心のオフィス街、有名IT産業や横文字企業のサラリーマンの昼食・ランチを見てごらん?皆コンビニ袋を提げてオフィスに戻ったり、近所の公園で食べているでしょ?今を時めくITビジネスだって金融関係だって高給取りはごくごく一部の人種なのだ。

 大手商社だって、大手広告代理店・TV局もごく一部の人間だけが高給なのであって、そのオフィスに社員証をぶら下げて出入りしている人全員がそうでは無いのだ。半分は契約社員だったりアルバイトだったりする。これが実情。

 高度成長期、都心の広告代理店(銀座など)に勤めていた筆者、ランチをコンビニ飯で済ませた事は一度も無かった。ステーキランチ、鰻、寿司、中華定食、天婦羅、飲み屋の定食、食後は喫茶店で13時まで・・・、が昼時のお約束だった。

 今の首都圏の若者の低賃金生活は可哀想だ。これをメディアは報じない。だから地方から上京したがる若者は憧れる東京の実情を知らないのだ。

 ネットをググったら、職種別の年収・賃金の比較が出ていた。これを見る限り、1次産業、2次産業の方が東京に多いサービス業だったりIT関連の仕事より年収が多い場合が沢山あったりする。

 若者が東京を目指す前に、中学・高校時代からこういった「事実」をきちんと教えるべきではないだろうか?

 地方創生と言って補助金や援助金をばらまく前に、ターゲット若者たちへの「事実・真実」を教える事が大事ではないだろうか?

 ネットやTVで得た情報だけで「おら、東京さ行ぐだ!」と思ってしまう前に、東京の結構悲惨な実情、地方で稼げる実情、優遇措置を教育すべきではないだろうか?


2024年12月7日土曜日

団塊世代は石破首相の「地方創生」具体化に疑問を持っている。 The baby boomer has doubts about how Prime Minister Ishiba will materialize his "regional revitalization" initiative.

  石破首相が東京生まれだが父親の鳥取県知事就任の為鳥取県育ちという事は、筆者が東京生まれで父親の仕事(十條製紙エンジニア)の関係で九州小倉~熊本八代で育ったというのと似ている。

 特に筆者はサーカスの子供ではないが、小学校は4か所、中学校は2カ所通って育った。それぞれの地域・組織で色々価値観・常識が違う事を身をもって体験している。

 拙著「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも書いたが、小倉の小学校時代に「将来大きくなったら何にに成りたい?」と問われ思った事と、中学2年生で単身東京へ出た時の同じ問いに対する答えは全く違った。情報量の多い東京に出てすべての考えが変わった。

※「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」⇒このブログの右に出ている過去ログの2013年12月28日付~2014年10月19日付で全文閲覧可能。

 熊本の八代では3局しかなかったTV局が東京に出たら倍以上在ったのだ。

 筆者10~13歳で価値観も常識も大きく違う環境変化を体験し脳に摺込まれたのだから、その影響・考え方は今に至るに他の人とは少し違う。

 石破首相が「地方創生」をテーマに掲げ、全国の地方を活性化させようとしているが、あまりその具体的中身が聴こえてこない。これは大手既存メディアも野党も声高に叫んでいる所だと思う。 

 石破さん、言っている事は判るが、賃金格差は個人々のモノで、平均すると東京以外年収の差にあまり大きな地域格差はない。東京だけ確かに高いのと九州エリアの賃金が他エリアと比べて低いという事はデータ上はっきりと出ている。

九州経済の中心福岡県ですら、関東のどの県より低い。

 東京一極集中は、すでに筆者が高校生あたり高度成長下の首都圏でも言われた事。地方から国鉄の夜行列車で「集団就職」が盛んに行われTVや新聞のニュースで報じられた頃だ。

 その結果、猫も杓子も東京へ出るんだ!吉幾三などという「よし、行くぞぉー!」をもじった芸名で「俺らぁ東京さ行ぐだ!」などと言う大ヒットを飛ばしたりすることになる。
※個人的には大好きな曲だ。金沢明子の「黄色い潜水艦」と並んで最高の歌謡曲だと思う。

 これ以外、トレンディドラマと称して東京の街並み、洒落たレストラン、高級品を扱うブティック、原宿のシャンゼリゼ通り、青山のキラー通りなどキラキラネームで妄想を掻き立てるシチュエーションで、キレイな仕事をしている20~30歳代の若者が恋愛ゲームに明け暮れる・・・。50~70歳に成ってもその余韻で生きている高齢者が沢山いるのを知っている。

 これを地方局が流すものだから、年頃の若者が全国から首都東京圏へ集まって来たのだ。この辺りは筆者の「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも今から10年ほど前書いた。

団塊世代のヤマセミ狂い外伝 #9.団塊世代の事実をどれだけ一般世間は知っているのだろう?(上)」

団塊世代のヤマセミ狂い外伝  #11.団塊世代の事実をどれだけ一般世間は知っているのだろう?(下) Do you know what the baby boomer was ? The other generation don't know the real story of the baby boomer.」

 筆者はもともと東京生まれで、九州二ヶ所で育ち中二で東京へ戻った逆Uターンなのだが、小倉市(現北九州市)の小学校時代のクラスメートのなんと!約半数弱(20名/43名)が東京・首都圏在住だった。(=2006年当時)

 これを観ても明らかなとおり、地方創生を唱える前に、何故東京一極集中が起き、どうやってそれを鈍化させるかの具体的アイディアを考えるのが大事ではないだろうか?

 では具体策とは?上記「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも散々書いた事だ。 つづく、

2024年12月6日金曜日

玄関を出たらハヤブサの若鳥らしい猛禽に遭遇! As I left the front door, I encountered a bird of prey that looked like a young peregrine falcon!

  数日前、都心で打ち合わせをした後三鷹の自宅に戻り、靴も脱がずそのまま夕方の愛犬散歩に出かけた。が、何か予感がして70‐300のズームを付けたAPSCデジタル一眼を肩から下げたまま出たのだ。

 そうしたら、200mも進まぬうち150mほど先の高圧線鉄塔上に猛禽類らしき中型の野鳥が飛んできて留まった。なかなか視難かったが、どうやら黒っぽいハヤブサの顔をしていた。顔しか見えないので胴体の縞模様が見えない。

 野川で観察をされている方々の話では、5㎞以内の範囲にチゴハヤブサが生息しているという。チゴハヤブサは札幌や球磨川流域の錦町辺りで数度遭遇しているが、首都圏ではいまだ遭遇はない。胸の強い縦縞と下腹部の赤い羽毛が特徴。

 暫らく鉄塔上で採餌をした後飛び出してきたので、追いかけ連写をした。

 なお、お陰様で間もなくこのYAMASEMI WEB BLOGへのアクセスが100万回に達する様だ。

 これを機に半年~1年ほど毎日更新をお休みし、不定期に気まぐれ週一程度の投稿にしたいと思う。テーマ・内容は野鳥を中心に種々雑多の予定。兼ねて10年がかりで作業中のライフワーク集大成・写真文献「球磨川におけるヤマセミの生態」の編纂と出版作業で忙しくなるのがその理由。暫く作業に集中し、また毎日更新へ戻りたいと思っている、こうご期待。

…という訳で、今日はハヤブサ系の猛禽類。


最初、顔と胸の縦縞だけが視えていた。 

盛んに獲物を食べていた


カラスが4~5羽周りに集まり間隔を狭めた為、獲物を持って飛び立った!


カラスはしつこくは追わなかった。


胸の素嚢が膨らんでいないので食事は途中の様だ。足で獲物を保持している。

下から見る限りチゴハヤブサか、ハヤブサの若鳥か判断は難しかった。