これからがいよいよ入院・手術の本番・・。
5分ほど待って、病室に案内されたが中堅どころのビジネスホテル並みの広さでシャワー室+トイレ、洗面台、テレビ(地上波とBSのみ)冷蔵庫にセキュリティBOX、電動ベッドにナースコール。全て映画やTVドラマで観た事のある施設だった。
筆者の経験からすると、初めての入院は個室がお勧め。差額ベット代4~5万円払っても5~6泊程度ならちょっと人吉までヤマセミの撮影合宿に行くのとそう変わりない負担だ。
10年以上人吉に50回以上訪れ計300泊以上した筆者の経験値からすれば、その価値判断はそう間違っていないと思う。なにせ自分の命が掛かってるのだから・・・。
病室に入ってものの10分も掛からないうちに、看護師さんがアタフタと飛んで来て「手術が早まりました、すぐに手術着に着替えてください!」別に驚きもせず早くやってくれるのは嬉しいと返し、即着替えた。
それから歩いて1階の内視鏡室手術室へ入りうつ伏せにされ、口に内視鏡挿入のマウスを咥えさせられたまでの記憶しかない。
・・・・・・・・・・・・・・・・手術中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうやって病室のベッドに自分が乗っかっているのか良く判らない。歩いて来たのか寝たまま移動ベッドで運ばれてきたのか・・。
気が付いたら病室のベッドの上に居て、突然ものすごく気持ち悪くなり、水分をメチャクチャベッド上に戻してしまった。紙おむつパンツも満載!
手術室に11:00に入ってから自分の病室へ戻って12:30、一度もどして以降しばらくは何も感じず、気持ち悪くもなく痛くも無かったが、16:00過ぎからだんだんお腹のみぞおち附近の痛みが増して来た。内視鏡手術の外科的痛さだという事らしい。
開腹手術や腹腔鏡手術程の大がかりな手術とは違う手術箇所が外気に接しない合理的なモノなので、さほど臓器や器官に傷は付かないのだが、胆管をバルーンで無理やり広げたりするので痛みは残るそうだ。
暫くして手術担当専門医が来て、シンジョーさんは血圧が低く器官が若く弾力が有るので、思いっきり広げさせてもらいました…だと。1.5㎝ほどの石が三個取れたという。
胆石には色々な形があるが、1.5㎝は普通よりやや大きめだそうで砂や砂利タイプのモノとは違うという。
Google AI検索による
一般的には胆石は中高年齢の女性に多いという。江戸時代のドラマや映画で街道で女性が突然しゃがみ込み「お腹に差し込みが」というのが胆石の発作だそうだ。
考えてみれば筆者は昔から生ものが大好きで、ウインドサーフィンに没頭していた30歳~50歳代は魚(刺身・寿司)が好きだったし、海で過ごす一日ランチは桃やリンゴ、バナナといった果物ばかり食べていたような気がする。
鰻や天婦羅(揚げ物)は今ほど食べなかったが60歳越えて間違いなくそういった揚げ物が多くなっている事が胆石育成?に繋がったのだろう。
とにかく手術当日の夜は相当痛かった。昨年2度の腹痛に匹敵する痛さだが重さが違う、いわゆる鈍痛と言って良い。
痛さのあまりベッドの横の転落防止の可変手すりの金属を握ったまま寝たが、ついに夜半ナースコールのボタンを押して鎮痛薬の点滴を所望した。
結局痛い間は2時間と続けて寝ていない、点滴によるトイレ回数も1.5~2時間に一度なので爆睡はできなかった。普段一旦寝たら5~6時間は眠り続ける筆者だが全然違和感は無かった。紙おむつパンツの効果は抜群だった。今後4~5時間トイレの無い高原や奥日光へ探鳥に行く際はぜひ使おうと思う。
ナースコールのボタンはこの時と点滴の腕差し込み部分がおかしくなり血液が逆流して点滴の管が赤くなった際に押しただけ。
一時は3個の点滴袋が下がっていた。点滴中は腹が減らないのだ。
ナースコールなるものTVドラマや映画でしか観た事が無かったが、いざ自分の枕元にあるととても不思議な感じだった。まあ入院も手術も生まれて初めてなのだから何でも珍しいのだ。
これは多分個室の場合と2人部屋、4人部屋の場合で随分違うのだろう。何度も入院をしているベテラン?が横に居ればうるさい程色々教えてくれるのだろう。
TVドラマの「ドクターX」は観た事がないが、見ておけばよかったような気もする。
腹部の施術後の傷痛は術後16時間で何とか耐えられるレベルまで下がった。しかし寝ている向きで痛みが違う、可動ベッドの意味がこういう状態で初めて分かった。
背もたれを少し持ち上げ、体を「くの字」にすると非常に楽であることを発見!
ところが通常寝る時は左を下にして寝るので、いざ寝るとなると仰臥してくの字状態では寝られず、ベッドを平らに戻し横向きに寝るしかなかった。
3日目11時、手術からまる48時間経って点滴が外れ食事が出た。お粥+カレイの煮付け+汁もの。48時間食事ではなく点滴で栄養補給だったので食事の匂いと味が濃く感じたのは意外だった。人間の基本三大生理的欲、食欲・性欲・睡眠欲の意味が良く判った気がした。
あまりに美味しかったので、冗談ではなく食器まで舐めた・・。
3日目になると点滴ポールに繋がれることもないので、病院内を徘徊した。1階の売店でどんなものを売っているかとか、各フロアの構造はどうなっているのか?
病室にラップトップPCを持ち込んでいたので、FacebookやYoutubeはよく見たしこのブログも更新したりできた。病室から見える夕陽や富士山、恵比寿駅方面などを投稿した。
退院の朝は富士山が異様に奇麗だった。
普通の入院患者とは違うとは思うが、短期入院なので先が読めてそれなりにしっかりと入院経験を脳に刻み込めた。
こうして退院の4日目、色々血液検査他チェックされて無事に朝10時に釈放となった。
毎日1万歩歩く癖がついていたのがまる2日間ベットに点滴ポールと一緒に飼い犬のように括りつけられていたので、退院したらさっさと動き回りあちこち寄って退院日に1万歩オーバーで自宅に帰り着いた。
行きも帰りもバスと鉄道で移動ってある面幸せだったような気がする。特段ふらつきもせず、ランチも駅のアトレの店で普通食を食べられた。
退院後最初のランチは黒酢の野菜蕎麦
まあ、これも普段から骨と筋肉の「躯体」の健康キープを心掛けていたからだろうと思う次第。スエーデンの精神科医アンディッシュ・ハンセンの著書「運動脳」を熟読して実践していたのが功を奏していると思っている。
このほか「スマホ脳」という大ベストセラーも執筆している。
今後は超音波で胆嚢に残りの石があるかないか2か月後に検査するという事だが、二度と同じような入院・手術はゴメンだ。