筆者には45年以上の友であり、IT・PCに関する「師」が居る。共に永年ウインドサーフィンを葉山森戸神社の裏で楽しんだ仲でもあり、ある意味古い言い方だが「人生の苦楽を一定の距離で共にした仲」でもある。
もっとずーっと昔、5~6歳からのご縁が濃い(我が妹幼稚園時代のクラスメート《⇒2013年にFacebookで初めて事実が判明》で社会人になってから30歳過ぎて2つの会社で同僚⇒)友も居るが、それとは別にこの「師」は特定専門ジャンルでの恩恵を被っている恩人という意味で人生のベスト3に入る存在と言って良い。
その5歳下の「師」は、2022年11月ChatGPTがスタートすると数日後にはその存在を知り強烈にハマり、活用し始めた。「スゲー、すげー!」の連呼が数日続き、実践してその効果をFacebookメッセンジャー通じて連日連夜筆者に送って来たのだった。
見ていて、自分が1964年ビートルズに接した時のあのショックに近い感じだった。この辺りの世の中のリアクション、様子をGoogleでAIに訊くとこう返って来た。

で、オールドメディアの多くは当時こういった反応・報道をしていた。
当時の読売新聞記事から
当時の生成AIの先読み展望記事から
概ね現在も抱えている危惧、危機感と同じような事を既に考えていたようだが・・。
2023年年明け、新しい写真集編纂⇒印刷準備や写真展開催への準備で非常に忙しかった筆者は自分自身で生成AIそのものを体験し試す時間も無く、むしろTVやネットのニュースで騒ぐ人々の便利さばかり叫ぶ姿に感覚的に何か不信感を覚えたのを記憶している。
テレビの街頭インタビューで、大学生が「去年三日間も掛かって書きあげ提出したレポートが、ChatGPT使ったらたった2時間で出来てしまいましたよ!こいつは便利だ!」と興奮しながら叫んでいるのを見て「これは何か恐ろしい時代、結果がこの先に到来するのでは?」という怪しげで不安が芽を出し始めているのを感じた。2023年の年が明けてすぐの事だった。
この辺りを具体に紐解くと、こういうのがオールドメディアに出ている。中の動画Youtubeを観ると非常に面白い。まだたったの3年前なのだが・・・。
https://www.asahi.com/articles/ASR4D4VQQR4CULBH00F.html
この頃筆者はスエーデンの脳科学者アンディッシュ・ハンセンが出し世界中で話題になった「スマホ脳」という超ベストセラーを幾度も読み返し、スマホという極小端末が人類に与えるデータを基にしたマイナス効果を深く理解していたので、このChatGPTの持つ人工知能、対話式AI的な効果がどれだけ人類にメリットとデメリットを与えるか非常に気になった。
人類が今までのように大切な自分の脳で色々な事を考え出すのではなく、イージーに即答してくれる「生成AIの便利さ」に頼り、何でもかんでも「スマホを通じてAIを活用する・消費する」行動で日常を送り始めるようになるのではないか?
人類が皆そうなる事で「考える、モノを発想する、作り出す」能力が退化してしまうという予測データを基(AIに問うたデータも含め)に精神医学者の警鐘を筆者も真剣に受け止めている。
このブログでも過去幾度もこれらに関する疑念や恐れを書いた。
それから3年が経ち、今年1月ITの「師」に色々質問して、筆者が主に作業する野鳥写真のジャンルで生成Aiがどれだけ正確で有効かを問うてみた。
この時のテスト、チャレンジは、
① 筆者の撮影した野鳥の生写真(カワセミとオシドリ)を生成AIに読み込ませ、
② 生成AI自身にその画像を理解解釈させたうえ言語でプロンプト化させ
③ 再度自分自身(=生成AI)もしくは別種の生成AIに画像を作らせる
・・・という試みだった。もちろんこの時は自分では何もできない段階なので、IT兼PCの「師」にすべて依頼してやってもらった。
結果は期待外れでどうしようもなかった。その際のブログがコレ
https://yamasemiweb.blogspot.com/2026/01/ai-some-ways-to-prevent-humans-from.html
このカワセミなど羽根のフォルムも違うし咥えた餌の向きも違う。カワセミが餌の頭を前に向けて咥えて飛ぶのは営巣中のメスかヒナに与えるためと、空気抵抗を少なくして速く飛び途中で猛禽類含めて他の野鳥の横取りを防御するためなのだ。しかし生成AIにそこまでの知識は無く、単に画像の読み込みと似た様な再現しか出来なかった。
二度修正掛けてもらってこの程度だった。
この際のブログには出てこないが水面から飛び立ったオシドリのオスの画像が表裏ひっくり返っていた。
球磨川で筆者撮影のオシドリ・オリジナル画像
生成AI(Gemini)が出して来たオシドリのAI画像。オシドリが裏っかえっている! まあ、これらの失敗の理由と原因を生成AIに戻せばAIも利口になるのだろうが、筆者は協力しない。
「師」がプロンプト作成し打ち込んでくれたもの。野鳥に関しては全然素人の「師」ですら裏表の差はあれども此処まで出来るのだから凄いと言えばすごい。
北海道の根室、風連湖での非常に珍しい実撮影画像、仲良く並んだオオワシ(後)オジロワシ(前)生成AIならたぶん簡単に出来るだろうこういった画像。
しかし、実際極寒の雪中長時間耐えて撮影できた時の満足感はAI作成者には得られる訳もなく、生撮影の重要さはこの先も変わらないだろう。
生成AIであれば、いとも簡単に生成できるだろうこういう面白い場面も、実際に生で発見し撮影することの面白さは実際の撮影者にしか味わえない。
で、4月に入り壊れたラップトップPCの修理を兼ねて師の事務所に赴き、簡単な生成AI画像処理を教わり自分が撮った野鳥画像の処理修正に使えるか否かテストして目からウロコ!
いつものAdobe Photoshop(決して最新版ではなく超古いバージョン)での修正(せいぜいトリミングと明るさ調整)とどのくらい効果が違うのかをやってみて笑ってしまった。
「皆が騒ぐ訳だ、これは凄い!」と驚くと同時に「これで確実に人類の脳は止まったな?」と思ったのだ。
詳細は次回に回すが、要は「秘かに生成AIで作ったり、生み出したモノ(画像なり、企画なり、課題に対す答)をさも自分が作ったモノ・・として発表するに違いない」と思ったのだ。
冒頭に出て来た、ChatGPTが出来た瞬間の「以前2~3日かかっていた課題レポートが2時間で出来た!」を生成AI使用を隠して自慢する人類が急増するに違いないと思ったからだ。
もうすでにサラリーマン川柳や俳句のコンテストではこの生成AIを使ったモノが半分以上応募して来て、主催者がその差を判らずコンテストそのものが中止され始めているという。
雪だるま式に増えつつあるこの生成AI効果。自分でも画像中心に実際テスト中なので次回以降はその途中経過をご紹介したい。自分で活用して驚いた部分、良い部分とまだまだという部分と沢山あるようだ。