2026年6月25日木曜日

二番子を育てるツバメの観察 その2. Observing Swallows raising their second brood: part 2.

  ツバメの二番子の繁殖準備をご紹介、第一回目は新たな巣作りの様子だった。

巣の様子レポートをちょっと端折って、二回目の今日は巣立った幼鳥への電線上の給餌シーン。梅雨時に全国で野鳥観察ツアーを行うとあちこちの電線でツバメのファミリーが幼鳥への給餌を行っているシーンに出くわす。

 しばらくは、時代がバラバラだがこうしたツバメのファミリーの様子をいくつかご紹介してみたい。










親も子も必死の電線給餌。これだけオープンエアーなのに猛禽類に襲われないのは、その飛翔スピードが速いうえ、ツバメ返しと言われる反転能力の高さが天敵から身を守るからだろうか?

オオタカやツミなど猛禽類の繁殖をずいぶん観察したが、親鳥がツバメを捕らえてヒナへの給餌に持ってきた例を知らない。

 次回は同じツバメの仲間の実例もご紹介してみたい。



2026年6月24日水曜日

二番子を育てるツバメの巣作りを注視した。I closely observed the nest-building of the swallows raising their second brood.

  筆者の経験からすると、ツバメは一番子を巣立たせた後、二番子も同じ巣で育てることが多かった。しかし、時々一番子の巣を自ら壊して同じ場所に新しい巣を造ることがある。

 2度ほどそういうケースを観察できた。いずれも熊本県の人吉市と八代市。筆者がヤマセミの観察に通っていた2010年~2020年の間の事。

 ツバメの写真と言えば、商店街その他の軒先に造られた巣からヒナが数羽並んで親の給餌を待っている様子や給餌の瞬間のものが多いのはご存じの通り。

 しかし、ツバメの子育てはそれだけではない。巣作りから巣立った幼鳥の飛翔訓練、あるいは飛びまわれるようになって電線上での給餌など、シャッターチャンスはいろいろ存在する。

 ドアップで飛翔中のツバメの頭部をトリミングし、生成AIで加工したような画像が最近SNSなどにアップされているが、筆者的にはその類はぜひコンテストにでも出していただきたいと思う。同じ野鳥撮影でも筆者とは方向性が全然違う。

 今回観察したのは、東京郊外の水田エリア。なかなか東京近郊には水田がないのだが、多摩川周辺に一部存在する。野川の流域にも筆者がすぐに行ける所が2か所存在する。行政区で言うと三鷹市と小金井市に当たる。

 水を張った水田でのツバメの巣作りを今日はご紹介。






まずは身近な場所でのツバメの奮闘をご紹介!

2026年6月22日月曜日

団塊世代は神代植物園のオオタカ観察を写真集に編纂中。Babyboomer is currently compiling a photo book based on my observations of northern goshawks at Jindai Botanical Gardens.

  今年の神代植物園でのオオタカの繁殖は残念ながら失敗に終わってしまったようだが、昨年の5月~7月の足掛け3か月間通って営巣・繁殖を観察した記録を現在まとめており、写真集に作り上げるべく現在努力中。

 繁殖中の「巣」自体は針葉樹の上の方に在ってわりに巣の状況が見えやすかったため、まだ真っ白いヒナが小さい時点から観察はしやすかった。

 失敗した今年はなかなか見えずらい位置に存在したため、南北の切れ目からしか様子をうかがえず難儀した。しかし残念ながら中断・失敗に終わってしまったようだ。

 最初にオオタカの営巣に気が付いたのは昨年2025年5月16日。ほぼ同じころ吉祥寺の井の頭公園内のオオタカ営巣とほぼ同時期だった。

 まず最初に観察した日の画像で写真集に掲載予定のカットがこの5カット。毎日少しづつの編纂になる。

 筆者が目指している野鳥写真集は、あくまで野鳥の生態観察の証拠写真集なので、どこぞのコンテストに出して賞を狙う方々とか、FacebookやInstagramなどのSNSのサイトに珍鳥や希少種を自慢げに投稿する方々、あるいはこんなに近寄れてこんなにくっきりしっかり撮れたと生成AIまがいの作品を出される方々とは方向が違うので、あまり写真としては期待なさらないでほしい。

 飛んでいるときの画像でも、何のために何をしようとしている状況なのか理由がはっきりしていない場面はどんなに画像的に凄くても掲載しない。いわゆる奇麗な写真集は全く考えていない。

あまりに観察中、熱心に手持ち望遠レンズを向けたためレンズの反射が気になったのだろうか?ジーっと見つめられてしまった。猛禽類の視力は人間の8~10倍以上あるので筆者の目の玉の動きを感じているはず。

しばらくしてオス親からの給餌を待つヒマラヤスギの方へ飛んで行った瞬間。

オス親がメス親へ餌を渡し恒例の水浴びの場所へ向かう。

メス親が巣の補強のため木の小枝を咥えて戻ってきたシーン①

同上の戻りシーン②

こんな感じで少しづつ編纂を進めていこうと思う。

2026年6月14日日曜日

育雛給餌でアゲハ蝶にてこずるモズの親。 A shrike parent struggles to feed its chicks to swallowtail butterflies.

  我が家の近所で繁殖し、朝夕ヒナへの給餌を行っているモズの親。ヒナもだんだん大きくなり自分で餌を獲れるようになったのだろうか?餌をせがんで親の後を追いかけるシーンは観られなくなった。

 今日のブログは2日前、朝電線上でアゲハ蝶を咥えた親がその扱いにとまどり、苦労している場面に出くわしたのでご紹介。

 野鳥がセミやトンボを咥えているのは幾度も見たことがあるが、蝶を咥えているのは初めて遭遇した。

 ヒナがせがむ中、一度は咥えた蝶を取り落とすシーンもあって、なかなか面白い朝だった。

遠めに見ても蝶を咥えているのがはっきりと見て取れた

即ヒナが飛んできて餌をねだる

向きを変えて餌を渡そうと思った瞬間

蝶を取り落としてしまう・・慌てようが面白い!

再びしっかり確保して

足でしばらく押さえつけて

どうやってヒナへ渡すか考えたのだろうか?

1~2分経ってゆっくりと渡した。

2026年6月13日土曜日

団塊世代は深大寺植物園のオオタカの繁殖失敗を残念に思う。 The baby boomer generation is disappointed by the failure of the goshawk breeding program at Jindaiji Botanical Garden.

  筆者は昨年2025年、神代植物園でのオオタカ営巣~繁殖の状況を3か月通って観察・撮影した。

 今年の営巣樹は昨年の樹から20mと離れていない同じエリアに在った。今年は先月5月10日辺りから営巣樹を確認して週に一度のペースで通ってみたが、昨年より角度的に巣の雰囲気を観察しにくく見物人もさほど多くなかった。

 筆者は巣の中の様子やオオタカ幼鳥の巣立ちまでは熱心に撮影できていたので、今年は巣には近づかず、5~60m離れた広い場所で待機し、オス親からメス親への獲物の受け渡しだけを撮影したくて通い、ほぼ大願成就出来た。したがって去年ほどは通っていないし巣には近づかなかった。

 しかし、時が経つにつれヒナも孵り餌を欲しがって鳴きだしてから少し様子がおかしくなった。

 高いヒマラヤスギの上から巣を監視する親鳥の監視時間が昨年とどうも違うのだ。昨年は2時間でも3時間でも同じ場所から巣の様子を見ながらオスの給餌を待っていたのだが、今年はやたら出歩いて(飛び回って)巣の監視を怠る事が多かった上、カラスの群れにモビングされてヒマラヤスギへ戻ってくることも多かった。特に6月に入ってからは頻繁だったし、最後に撮影できた6月7日もそうだった。


数羽のカラスに追われて監視台のヒマラヤスギへ戻ることが増えた。

 巣の様子からすると親鳥がいないときにカラスに襲われてヒナ二羽が殺られたのだと推察する。自然の摂理、弱肉強食の世界なのでどうしようもないとは思うが、巣の周りで見上げる見物人が日増しに増えることで利口で知恵のあるカラスが巣のヒナの様子を理解したのではないかという推察も成り立つ。

北側から最後のカット

2026年6月7日最後のカット(南側から)


北側から見た巣6月7日、明らかにヒナのものと思われる白い産毛が散乱している。イタチやテンも針葉樹のてっぺんまでいとも簡単に登れるので、カラスだけが犯人とは思えないが、経緯を見る限りカラスの線が一番濃いように感じた。

 ましてや昨年に比べ巣を監視するメスの親鳥の頻度・時間が短い今年の場合致し方ないのかもしれなかった。

 ひょっとすると今年再度の繁殖があるかもしれない。期待したいが過去に例がないようなので来年に期待ということになろう。

2026年6月7日が最後の観察だった。この羽根が落ちていたがAIでググると猛禽類、フクロウの羽根という答えも出た。フクロウが襲った確率もゼロではないような気がした。

2026年6月12日金曜日

団塊世代は住宅街でのモズの育雛・給餌を観察している。 Baby boomers are observing shrikes raising their chicks and feeding them in residential areas.

  筆者は東京西部の緑地帯で営巣中のオオタカの観察を昨年に引き続き行っているが、同時にここ数日我が家から100mの距離の住宅街で別の種類の野鳥の子育てを観察している。
 その野鳥とはモズ。そうあの発音では二音なのに漢字で書くと「百舌鳥」・・と三文字になる面白い野鳥だ。香具師(やし)、山毛欅(ブナ)などと同じで数少ない日本語。

 モズは全国に分布する。通常種のほかオオモズ(奥日光、人吉)、タカサゴモズ(熊本)、アカモズ(長野)、オオカラモズ(北海道千歳)、などで遭遇し撮影できている。

それが、我が家から歩いて100mの住宅街に残る畑中心にモズ一家が現在繁殖・子育て中なのだ。毎朝夕の愛犬散歩で観察可能なのでコンデジを持ち歩いて撮影させてもらっている。
 筆者2006年頃から野鳥を観察してきてモズのつがいの写真はいくらでも撮ったが、繁殖している場面に出遭ったことがなかった。
 NHKの自然系の番組でもモズの繁殖の一部始終を見た記憶があったが、地方の里山でのシチュエーションだった。今流行りの生成AIGoogle AIでチェックしてもこう出ている。

 しかし我が家は三鷹市のはずれで小金井市との市境に存在する。れっきとした住宅街だ。
20年前まではあちこちに畑も在ったが、現在は上空から見てもどんどん宅地化が進み広い畑は減少している。
傍に川は流れていない、水場は大丈夫だろうか?2~3月の渇水期には我が家のベランダの水を飲みに来たこともある。

 そんな中住宅街でモズが繁殖しているのに遭遇。数年前から居ついていたモズ親だと思うがついに今年繁殖に成功したようだ。

 神代植物園のオオタカが今年は繁殖に失敗したことが今日午前中行ってみて判明した。2羽いたヒナがカラスにやられたようだ。詳細は別のブログで今後レポートしたい。

 ・・・ということで、繁殖・子育て中のモズのファミリーをご紹介。
モズのオス親、今回の採餌→即給餌行動はすべて個のオスだった。

餌をせがんでうるさく鳴くヒナを従えて一塊になるファミリー

欲しがるポーズはどの種の野鳥とも同じだ。

青虫を持ってくればもう大変

あぶれたヒナは余計高い声で餌をせがむ

親鳥が餌を持ってくると羽を広げて震わせるヒナ

羽を広げてせがむのは他の野鳥も同じようだ

向きが重なってしまったが、給餌の瞬間

餌を与えるとヒナは少し落ち着く

生きのいい芋虫はこの時期畑にはたくさん発生している。

1晩明けて翌朝の住宅街左上と右下にヒナがいる。

左上では給餌された餌をヒナがついばんでいる

ヒナが「お替り欲しい!」と言っている

で、親が次の餌を捜すともうヒナは早く早くとせかす。

しばらくこれが続くと思われる。上手くいくように祈ろう!