2020年11月30日月曜日

久しぶりに川辺川でのヤマセミ飛翔画像。 A flying image of the Crested kingfisher on the Kawabe River after a long absence.

  昨日の投稿ではないが、気象庁が「生物季節観測」を廃止するという情報は色々な反響を呼んでいる様だ。自然好き、理科好きメンバーで一つのムーブメントを起こしても良いかもしれない。生物季節観測、観察を止めてしまえば松尾芭蕉の「古池や~」などという風情を日本人が忘れてしまう事になりかねないと危惧している。

 この領域の話は、学校で国語でも理科でも教えないのではないだろうか?スマホを道路の段差にけっ躓きながら見て歩いても、教えちゃくれまい?

 こういった身の回りの自然・天候・気象・動植物の動きに注目するのは非常に大切な事だと思うが如何だろう?このジャンルの話はまた特集を組んで持論をご披露しようと思う。

 ちなみに今朝の三鷹は部分的に3℃程度まで気温が下がり、今季初めて霜を観測した。霜柱も一部出た様で、気象庁の季節の移ろい情報発信に余計期待感が高まる朝だった。



今朝の愛犬散歩で初霜観察!

 で、今日はダム論が復活して、その流域の自然の行く先に不安を覚える川辺川のヤマセミの飛翔を久しぶりにご紹介。

大概いつも同じ場所につがいで居るヤマセミ、通年で縄張りは同じ。






此処でもの凄い急反転!

元来た道を引き返し、最初の枝に戻るヤマセミ。忘れものだろうか?

2020年11月29日日曜日

団塊世代の初冬の東京徘徊記。 This is wandering report in early winter of Tokyo mid town by Baby-boomer.

  ここ数日やっと朝晩の風が冷たくなって、冬らしい気配を感じるようになってきた。大体において今年の秋は暖かすぎた。十月桜に交じって普通の桜が咲いていたり、ツグミやシメの飛来がいつもの年より相当遅いと感じる程だった。

 こうした季節の移ろいを自然物の変化で知る気象上の報告を、気象庁が今後一部を除いて行わないとする事を決めたと発表があったようだ。正確には「生物季節観測」という。

https://www.chunichi.co.jp/article/151849 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e9f54d034c04b2268876906a5558bb7fb288c56

https://news.yahoo.co.jp/byline/moritamasamitsu/20201110-00206109/#:~:text=%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A3%E7%AF%80%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%9F%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

「生物季節観測」は靖国神社の「桜ソメイヨシノ標準木」の開花宣言や、ウグイスの初鳴きなどでニュースネタとして季節感を表す意味で、非常に素晴らしいと世界に知られた日本の四季把握に大切な行事・習慣だった。

 これを気象庁は本庁舎移転に伴って、本庁付近で物理的に観測できないからやめるというらしい。本末転倒だろう?だいたい気象庁がなぜ東京のど真ん中に在る必要があるのだ? 

 東京都内でも例えば明治神宮や新宿御苑の真ん中、あるいは小石川の植物園にでもオフィスを造れば良いではないか?更に言えば日本全体の気象を統括するのだから、富士山麓にでも置けばいいのだ。

 気象庁の職員がネクタイ締めてパソコンの前に座っている必要など全くないと思うが如何だろう?だいたい気象庁へ就職した人たちって、昔から自然が好きで作業服着てそういうの調べるのが好きで入ったんじゃないの?小中学生時代生物部とかで・・・。筆者は実は中学校時代生物部で、子供のころから動植物が好きだったから将来はそういう世界へ行きたかったのだけれど、今は時代が違うのだろうか?

 そうでなければ、NHKの昼の憩いで情報を集めている昔の「農林水産通信員⇒ふるさと通信員」みたいな民間人1000人程度を全国から募集して地域別にデイリー情報を集めれば良いではないか?例えばバードリサーチとタイアップするとか、気象庁の役人より野鳥に関しては専門家だよ?筆者なども無償でも喜んで応募するが・・・。全く役人どもにはまったく知恵がない!

https://www.youtube.com/watch?v=9QLuvzjLlQo&t=44s

 腹が立ったので、団塊世代は自分で都心を徘徊し、季節の移ろいをこのブログでご紹介する事にした。ついでに色々な写真展を回って「写真愛好家」の方々への情報公開も行いたいと思った。やみくもに年中は行わないが、時にはこうした東京在住者の「東京だよ!おっかさん」情報も良いのではなかろうか?

 此処の絵画館前のイチョウは昔から先っぽが尖がったこんな形をしている。自然にそうなっているのか、手入れされてこうなっているのかは定かでない。近所のイチョウの木はこうなっているんだが・・。
三鷹の住宅街のイチョウの木。

しばらく前の三連休は大変だったらしい。撮っても人の頭が入って大変だったろう。

こういうイチョウの名所に行くには曇天の平日の朝に限るのだ。

ジモティ(=地元住民)にとってはいつもの朝だろう・・。

かって寛仁親王殿下の子分末席として数度伺った赤坂御用地も紅葉が始まった。

東京ミッドタウン1Fにあるフジフィルム・スクエア。月に数度は写真展へ行く。

いつものスペースを最大限に使っての展開だった。見ごたえ充分!

行けば記念撮影のポストカード無償プレゼントがある。

実際に現場で撮ってもらい、戴いて来たポストカード。左の筆者は10㎏のデイパックを背負ったまま猫背になってしまったが、いかにも団塊世代の爺ぽくて気に入っている。

 その後、地下鉄で青山一丁目から半蔵門まで移動。日本カメラ博物館附属のJCIIフォトサロンへ行って日本の山岳写真の重鎮「内田耕作」さんの写真展へ。
 筆者と同じブローニーフイルム使用のドイツ・カールツァイス製イコンタを使用されているのに驚愕した。この手のカメラを担いで燕岳へ登る命がけの気力・胆力は凄いと思った。ノーテンキに野鳥を撮影している筆者としては気を入れ替えるいい機会となった。
11月29日(日)、今日まで。

手前真ん中がカール・ツァイス・イコンタ。(筆者使用はスーパーイコンタ)

この先の予定として、いくつか写真展その他を予定している。

写真家としての最後の将軍「徳川慶喜」さんの展示があるかも・・と期待している。



いつまでもお金になるイベントネタの様だ。その昔、生のジョンに逢えたのが懐かしい。

動く美女、かって北鎌倉で幾度かお逢いした我が国最高の「伝説女優」

2020年11月28日土曜日

メジロが柿を喰らう時。 When the white-eye eats a persimmon.

  秋も深まって渋柿も熟して食べ頃になれば、あらゆる野鳥が押し寄せて、ほんの2~3日であっという間に柿を食いつくしていく・・。これは古今東西、日本の至る所で見られる晩秋の風物詩だ。

 一般にヒヨドリ、ムクドリ、カラスが柿の木に群がって貪り食う姿が見られるが、武蔵野ではメジロ、シジュウカラあたりも、好んで柿の実を食べる姿が見られる。

 週末は団塊爺の愚痴こぼしの話題を投稿するのだが、今日は近所で柿を貪り食うメジロをコンデジで撮ったので、それをご紹介しようと思う。

 新型コロナウイルスも相当な勢いで第三次感染拡大中ではあるが、徘徊好きの団塊世代は昨日用心に用心を重ねて都心の写真展へ行ったので、明日はそれをレポートしてみたい。

この柿の木はちょっと変わっていて、一本の柿の木に細長い実と真ん丸の実が成っていた。

この実の付き方は一体どうした事だろう?メジロが取りついていた柿の木だ。






他の野鳥たちは食べすぎて満腹なのだろう、横取りには来なかった。

別の柿の木にはカラスが夢中で取りついていた。


2020年11月27日金曜日

雑食のバンが小魚を採餌した現場に遭遇! Encountered the scene where an omnivorous the common moorhen forages small fish!

  水鳥の一種と呼んでいいだろうか?クイナやヒクイナに近い存在のバンが小魚を採餌した場面に遭遇した。このバンは結構世界中あちこちで見かけるからメジロ同様生息エリアが広い野鳥の一つなのだろう。

 筆者はオーストラリア(ネッタイバン)、英国のキューガーデンなどでも撮影している。今日投稿した画像はバンでもネッタイバン(日本のバンに似ている)でもオオバンでもない、「セイケイ」という同じクイナ系の野鳥。最初観た時は青いバンだと思ったが、調べたら違って別物だった。

 話は戻って野川のバン。ウイキペディアでもバンは雑食ながら植物、種子以外に昆虫や甲殻類(モエビ)オタマジャクシ程度は食すと、各種鳥類図鑑などにも出ているが、魚を食すと出ているモノは皆無。殆どが古くからある図鑑の丸写しなので実際に個別にバンの生態を調べたデータを載せたり、新しいデータ、情報を加味している訳では無かろうと思う。

 だからいくら調べても植物の種子や昆虫などを食す・・としか記載しないのだと思われる。

一昨日の撮影時は明らかに小魚を採餌し、仲間に取られまいと急いで茂みに去っていく姿を撮影出来た。野鳥は綺麗に撮影するよりこういった生態の記録を画像として残す方が意味があると筆者は思っている。

 オーストラリアで遭遇したセイケイがこちら。


少し大きな胴体も青みがかって、くちばしの先がバンのように黄色くない。

そうしてこちらが武蔵野の野川で小魚を喰らうバン。 



突然小魚を咥えた個体が横切っていく姿をとらえた。

仲間が寄って行ったが取られてたまるかと逃げるように去っていく。



明らかに小魚を咥えて去っていく姿が判るだろう。図鑑その他の資料にはないバンの生態の一部を残せただけで筆者的には満足だ。

2020年11月26日木曜日

足腰鍛錬を兼ねた三鷹の野川野鳥探索情報。 Along Nogawa of Mitaka, wild bird search information that also serves as leg training.

  団塊世代の筆者は常に体力の低下、筋力の低下を必死で取り戻そうと出来得る限りフィジカルトレーニングを行っているつもりだ。実際足腰が弱って苦労している同僚・友人を沢山見ているので、出来るだけ歩くことにしている。駅の階段も周りに人が居なければ、二段上がりで上る様にし、エレベーターはコロナ禍の今絶対に乗らない。エスカレーターも余程深い地下鉄駅からの場合以外なるべく乗らないようにしている。

 我が友にも常日頃から、「歩いたほうが良いよ、オープンエアで日光浴も必須」と説いている手前、自分が実践しなければ…と思う次第。

 今や70歳を越えた団塊世代の健康保持方法はまた別の機会にこのブログでまとめてみたいと思う。

 今日は思いのほか長く降った雨がやっと昼過ぎ上がったので、13:00から10㎏(カメラを含んで)の装備を背負って軽登山靴で探鳥ウォーキングへ向かった。結局戻ったのは暗くなった16:30だから3時間半のウォーキングって訳だ。早朝でもないのにそこそこめぼしい野鳥には出遭えた。カワセミ、シマアジの♀、バン、オオバン、マガモ、カルガモ(変種も含めて)ダイサギ、コサギ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ。カラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメの類は結構な群れで展開していた。

 今日から急に冷えたが、結局汗びっしょりでトレーニングは成功裏に終わったようだ。

樹上で何をしているのかダイサギ。

最初は白っぽいシギが飛んできたと思ったが、シマアジの♀だった。

一番近くて5mの距離くらいだったろうか、草木の陰から・・・。

これも葉と葉のトンネルの向こうに姿が見えた。

この他オオバンもいた。

キセキレイとセグロセキレイとハクセキレイがお互いすぐ傍で集っていた。

バンが小魚を咥えていた。雑食だとは知っていたが魚も食うとは知らなかった。

キョッ、キョッ!と鳴かなかったら判らなかったアオゲラ。

このアオゲラは何故か800mに渡ってずーっと野川沿いに筆者の後を追ってきた。