2022年6月30日木曜日

標高1600mで飛び回るホオアカの生態レポート。 An ecological report of The Grey-headed bunting flying around at an altitude of 1600m.

  ここ数日あまりに暑いので、再び高原の野鳥にフォーカスしてみたい。

 標高1600mの霧ケ峰八島湿原でのノビタキやカッコーのレポートを投稿したがホオアカはあまりレポートした事がなかった。

 八島湿原には過去14年ほど通っているが、年によって野鳥たちの繁殖期が微妙にずれるのを観察できている。

 今年は梅雨明けが早かったので、繁殖も早いのではないだろうか?

 今朝は高高度湿原でのホオアカの佇まいをお届け。

どうやらこの先に営巣をするのだろうか?霧ケ峰グライダー場付近で。

八島湿原外周路の木道ではないエリアで。


囀りスタイルはアオジなどと似ている、思いっきり上にのけぞるのだ。




繁殖期に成ると草の実とかではなく、昆虫を採餌するのは他の野鳥と同じ。

2022年6月29日水曜日

上野不忍池定点観察 灼熱の猛暑日昼下がりの佇まい。 The Ueno Shinobazunoike fixed point observation: The appearance of the afternoon on a super hot day.

  記録的な速さで明けてしまった今年の梅雨。動植物にもいろいろな変化がみられて面白い。植物では「一番てっぺんの花が咲くと梅雨が明ける」と昔から言われてきたタチアオイ(=立葵)。梅雨明けした昨日、不忍池で観たタチアオイは途中の蕾を差し置いて、いきなりてっぺんの花が咲いていた。

途中の蕾を置いてきぼりにして、てっぺんが咲いている!

こちらもほぼてっぺんが・・。

三鷹でも同じような状況。

 これってタチアオイが自分の名誉のために途中を端折って慌てててっぺんを咲かせたんじゃないだろうかと思ってしまった。これは不忍池に限らず地元三鷹のタチアオイも同じ状況だ。これって何か理由が在るのだろう?調べてみよう。良くサプリの広告で「シジミって昔から体に良いって言うじゃない?」のいい加減な類よりは何かきちんとした理由があるような気がする。

 で、昨日の昼過ぎ12時を回った真昼間、しばらく歩くとクラクラしたが頑張って池を一周した。蓮の花はやはり朝方に来なければ開かないのだろう。まだチラホラしか咲いていない。蕾は多いので1か月後が楽しみ。

体調の悪い時に行ってはいけない灼熱の昼下がり。


 そんな中、野鳥はすっかり蓮の葉で覆われた池全体のどこかでカイツブリの声が聴こえるだけで、姿が見えたのはスズメ、カワウ、カワラバト以外ではコサギとアオサギだけだった。

 コサギはもの凄いスピードで小魚を採餌していた。大きなコイが群がる新鮮な水が沸き入る場所で小魚の群れを「食い放題」状態で採餌していた。観ていたら1分間に3回も採餌に成功する程の密度だった。

 アオサギは動物園側の建物の屋根の上で翼を広げて太陽にさらし寄生虫を追い出しにかかっていた。




ヌルヌルのの変なものを咥えたが、すぐに放してしまった。何だったのだろう?

その後も採餌を続けるコサギ。

トタン屋根の上は熱いだろうに?

傍によって撮ったが、同じように口を開けてカラうがいの様にガラガラやっていた。

不忍池を一周してJR上野駅公園口へ向かう途中、命の危険を感じて茶屋で休むことに。

超暑い日の必需品、氷イチゴ!¥380也、今時お安い!上野公園のレトロ茶屋お勧め。

2022年6月28日火曜日

梅雨明けの夕方モズが住宅街でフライングキャッチ! In the evening after the rainy season, The Bull-headed shrike is flying and catching insects in a residential area!

  ズームレンズ装着の重たい一眼デジカメを右手一本で振り回して野鳥を追った結果、親指の付け根が腱鞘炎になってしまった様だ。

 自分自身そういう状態になったおかげで、カメラメーカーがこぞってミラーレスの軽いモデルを一斉に売り出した訳が初めて分かったような気がする。

 特に生態を追うため、三脚に着けて野鳥を撮ることが少ない筆者にとっては軽いボディに軽い500㎜までのズームは必需品だろう。特に今後団塊世代は年と共に体力が衰えるため、重たいカメラは使いまわせなくなると思うのだ。

 で、そんな中コンデジで夕暮れのモズの採餌を撮影出来たのでご紹介。撮りたてホヤホヤ。

 場所は東小金井から三鷹市内までの住宅街。まだ気温は30℃を下っていなかったかもしれない。

 例年になく早く梅雨が明けた昨日の撮影。コンデジはLUMIX DC-TZ90 LEICAレンズ仕様。

 コンデジながら電子ファインダー装備なので、こういった素早い野鳥の動きも追える意味ではこのクラスの秀逸品だろう。









目の前の樹から飛び立った虫をあっという間にゲットしたモズ!

コンデジでも重たい一眼デジでも野鳥の生態を追うのは同じテンションで!

2022年6月27日月曜日

ワイナリーのブドウ畑に来るメタリックカラーの野鳥。 A metallic-colored wild bird that comes to the vineyard of the winery.

  痛みが続く右手をカバーしながら、西オーストラリア・マーガレットリバーのワイナリーに来る野鳥の写真集を編纂中。したがって普段の様な野鳥投稿はお休み。

 編集中のチラ見第3弾は、この世のものとは思えないメタリックな野鳥の話。ワイナリーで野鳥を撮っていて思わず体が固まった。ブルーのキラキラしたメタリックな小鳥が目の前に来たのだ!二日前の投稿とダブルが写真集のレイアウトに入った事をご紹介する意味でご勘弁願いたい。

 ワイナリーに何故野鳥が来るかというと、実ったブドウの甘い香りに集まる昆虫たちを狙ったムシクイ系の野鳥が集まるようなのだ。

 ブドウそのものに網が掛かっている場合もあるが、ブドウそのものを啄ばむ野鳥は小鳥ではなくカラス系以上のインコ、オウムなどの大きな野鳥ではないだろうか?

 今日はそういった話のページをチラ見でご紹介。


ワイナリーに行くとぶどう棚に網が被っているのと、何もしていないのが在る。

アルコール分解酵素の無い筆者はワインの専門家たちが視察中ブドウ畑で撮影。

で、遭遇したのがこの右の青いメタリックなフィンチ系。

メタリックは残念ながら写真では表現できないが強烈な印象だった。

あと1日で編纂原稿が上がる。そうなればレギュラーの投稿に戻る予定。

2022年6月26日日曜日

何故か住宅街でコゲラが居つく家がある。 For some reason, there is a house where the pygmy woodpecker lives in a residential area.

  本来なら週末はこの先の参議院選挙や異常な暑さ、早くも梅雨明けか?などという団塊爺の世の中を斜めに観たボヤキブログなのだが・・。しかし入稿までに作業時間が限られている新しい写真集編纂と右手首異常痛で、脳がウニ状態(脳味噌の量も少ないし)なのでとてもではないが物事を深く考えられない。

 ついては最近近所の家に何故か居ついたコゲラのレポートにしたい。

 事実上、在っても無くてもあまり日本の行く末に貢献しているとも思えない「参議院」の選挙。街中に出来た選挙ポスター掲示板を見ても、この選挙が単なる人気投票に近い事を表している気がする。それにいつの間にかメディアから消えた「マニュフェスト」なる言葉、選挙公約をカッコいい横文字にしたものの、「絶対実行等されないカラ約束」という事を全国民が知ってしまったので、政党もメディアも恥ずかしくて使わなくなったのだろう。

 いろいろな評価のある中、バラバラ野党に期待する声はなかなか聴こえてこない。「劇団ひとり」ならぬ「政党ひとり」みたいな所もあれば、コロナ過Youtubeで観た、冗談だとばかり思っていたコロナ報道の有名人の名前がメンバーに居る政党が出来ていたりでびっくりだ。

 この話はもう少し選挙が佳境に入ってからレポートしてみたい。


で、コゲラ君!このところ朝の愛犬散歩で幾度か目にして撮影したもの。

これは曇りの日のコゲラ君。


家人が出てこないか待っているようにも見えた。


こちらは暑い今朝のもの。

また別の晴れた日の画像。いずれも同じ家だ。

 こうした一般的な野鳥が餌や塒にするという理由なのか良く判らないが、住宅街の民家の軒先に入り浸っているのを初めて観た。この先しばらく観察を続けてみたい。

 ここから200m程離れた家ではメジロを飼っており、朝になると多数のメジロが鳥かごの周りに来るのはよく見かけたが、このコゲラの場合は違うような気がする。

2022年6月25日土曜日

オーストラリアでワイナリーのブドウを好む野鳥達。 Wild birds who like winery grapes in Australia.

  引き続き、オーストラリアの野鳥の写真集を編纂しているが、作業の途中、時々七面倒臭さに「えーぃ、やめちまえ!」と投げ出したくなる。昔ほどのサポートも歳を経るに応じて減少するのはいたし方ない所。団塊世代の写真集編纂・一部DTPでの手造りもそろそろ終わりかもしれない。

 こういう作業を実際やると歳による衰えを確実に感ずる。スマホで小学生の近視が激増していると聞いた。1ヶ月ほど前このブログで「スマホで人間がダメになる」とレポートしたばかりだ。筆者は元来、ほぼ片目眼(左が先天性弱視、視力0.05程度)だが、見える方の眼の視力は相当良い(乱視補正で1.5以上)。しかし液晶画面を見続けるとボヤケル。PCの画面だとそうでもないが、TVの大画面・・と言っても40数インチ程度で映画などを2時間も観ると暫く使い物にならない。

 昨今の子供たちはあと10年経つと一体どうなってしまうのだろう・・・可哀そうに、親が悪い。ある意味自業自得なのだが、スマホのメーカーは、ガソリンで地球環境を変にした自動車メーカー同様責任は負わないのだろうな。

地下鉄・大江戸線で、先頭車両。

 地下鉄に乗ればほぼ全員がスマホに脳と魂を奪われている。こんな状態で列車事故でも起きれば、衝撃を予測して身構えたりしないだろうから、ダメージは相当だろう。重症で済むところ死者激増になりかねない。

 一方でPCデスクでマウスを駆使して10時間も画像処理すると、手首に腱鞘炎が発生した。ドケルバン病(狭窄性成腱鞘炎)だという。利き手の右手首が痛いのでマウスを操作しにくい。作業スピードが半減してしまう。これも加齢による障害だろうか?

 話は変わって・・・。

 今朝の愛犬散歩でタチアオイ(=立葵)花のてっぺんが咲いていた。タチアオイのてっぺんが咲くと梅雨が明ける・・と言われているが、今年は実際その通りに成りそうな気配だ。

いきなりてっぺんが咲いた!

 話は変わって、今週末は忙しいので土曜日ブログも野鳥ネタ。

 オーストラリアの野鳥の写真集を編纂中なので、その中からチラ見ネタ。ワイナリーは何故ぶどう棚にネットを掛けるか?
 ワイナリーに行くと広いブドウの棚に白いネットを掛けている所が多い。しかし決して全部ではなく、実ったブドウが下に落ちたままにしている所もある。この違いは何なんだ?
一部のブドウだけ大切そうにネット掛けしてあるのは何故?

日曜日のマルシェに持って行って売ればいいのに?

拾って食べてみたがあまり甘くなかった。でも野鳥は沢山来る。

 アルコールを一切飲めないので、ワインも全く飲めない筆者、ワイナリへのツアーに同行させていただいた12年前ツアー全員がテイスティングや製造過程の視察をしている間、ブドウ畑でブドウ目当ての野鳥を追った。

 結果・・もう信じられないメタリックな野鳥に出遭ったりした。

Yellow-rumped Thornbillコモントゲハシムシクイ 

Splendid Fairywren ムラサキオーストラリアムシクイ オスらしい。

日陰に入ってくれて初めて撮れた。日向だとハレーションがすごい。


Splendid Fairywren ムラサキオーストラリアムシクイ メスだろうか?