2019年6月23日日曜日

団塊世代はメディア・マスコミ報道や健康食品・サプリの広告には騙されない。Baby boomers are not fooled by media and media reports and advertisements for health food and supplements.

 メディア・マスコミはまだ懲りずに「高齢者の自動車運転は危険だ!」と報道しまくっている。大づかみに「高齢者」と決めつけているが、一般的な認識だと60歳以上は皆高齢者だろう。十代の若者から見れば50歳代でも高齢者だと思っているに違いない。

 高齢者医療制度では65歳~74歳は「前期高齢者医療制度」、75歳以上(65歳~74歳の一定の障害のある人を含む。)は「後期高齢者医療制度」の対象として分けているが、マスコミ報道では一般的に60歳以上を高齢者に入れて表現しているようだ。

 各マスコミにおいて自動車事故の統計上の分類では75歳以上を危険領域として「交通事故発生率が異常に高い高齢者ゾーン」でそれ以下の年齢と色分けして特別対象にしている。

 しかし、例えば年齢ゾーンで区切った場合、75歳~79歳、さらに上の80歳~84歳のゾーンは16歳~19歳のゾーンよりずっと運転中の死亡事故が少ないのだ。一方で85歳以上のゾーンでの発生率が急増するのは確かな事だ、これは間違いない。認知症、反射神経の衰え、手足の動作不如意など、車の運転が物理的に難しい人の比率が急増するのだ。
 だが85歳以上の自動車免許保有者の実数は全保有者の0.7%60万人もいないのだ。 

 逆に団塊世代の免許保有者数が全年齢層の中で二番目に多い、その子供達(団塊ジュニア層)がトップである点などを注視!堺屋太一さんの「団塊の世代」と同じく、自動車運転部門で団塊世代が85歳を迎える今から15年先を見据えて専門分野や自動車メーカーが研究分析すべきだろう?

 堺屋太一さんがあれほど「団塊世代」でこの先の危機を論じて警鐘を鳴らしたにもかかわらず、年金問題で団塊世代にまつわる影響や先の見通しを全く予測・や対処できなかった無責任で無能な高学歴の高級官僚たち。そんな気位だけ高い彼らに期待する方が無理かもしれないがこうなったら自分たちで対処するしかないのだろう。

 繰り返すが、団塊世代(65~69歳・70~74歳の一部)の保有者数を考えると、あと15年もするとこの人口の多い世代が問題の85歳以上の層に成る訳だ。もちろん、その半数以上はその段階まで生きているとは思えない。しかし現在盛んにおこなわれているメディアの報道がそのための予防線を張っているとするならば、何処からか誰かが操作していると思わざるを得ないのだが・・・?

 改めて言いたい、今のメディア・マスコミ報道が団塊世代と85歳以上の一番事故率の高い世代を一緒くたにして論じ、報道しているのには何か魂胆が見え隠れして訝しいのだが如何だろう?
 見出しを見る限り75歳以上が全部危険運転者のように取られかねない書き方をしているが、年齢層で区切れば死亡事故が異様に多いのは85歳以上であって、その下のゾーンは16~19歳の死亡事故よりはるかに少ないのだ。75歳以上を巻き込むメディアの報道の仕方は一種の錯覚報道の典型と言って良い。其処に何か作為的な事を感じざるを得ないのだ。

 まして踏み間違いによる死亡事故という詳細データはまだ事故別に取れていないのが実情。本当は自動車そのものの欠陥、あるいは整備不良による故障があるかもしれないのだ。
 この記事で観る通り、メディアは日本人の読者がテレビや新聞などのマスコミ報道を「鵜呑みにする」ことを良く知っており、情報伝達の際に「中抜き、前後文脈消去」あるいは「拡大解釈」を繰り返し情報を曲げる事が多い。政治家のコメントや芸能人の発言は特にこの手で「いじる」ことが多いのはもはや周知の事実だ。

 一方、ネット記事ではその危険性や真実は此処に在り・・というサイトもあるが、これまた極端な反論や、ある種の意図を持った過激な論調サイトも多いので、何が真実なのか見えにくい今の世の中になっている。我々はこれに用心しなければならないのだ。
 
 一番判りやすい事例として何度も引用されている「奈良の騒音オバサン事件」がある。
 散々NHK他メディアが叩き、ワイドショーでたな晒しにし、お笑いネタにまでなったあの「騒音オバサン」が実は被害者だったこと。メディアが流しまくったあの映像が実は被害者ズラをしていた(実は大手宗教団体(学会)所属の加害者だった)家の御主人が録画したモノだった

 話は変わって、健康食品やサプリの宣伝!特にケーブルTV、いわゆるCATVなどでの宣伝。これらの殆どはウソと思って間違いない。
 サプリを飲んで1週間で数キロもやせるだの、1ヶ月で10kgも痩せたなど、「ワラにもすがる思い」の消費者の足元を見た宣伝の酷さ。もう半ば慣れてしまいマヒしている人々にとっては「判っているまやかし・ウソ」なのだが、これを野放しにしている総務省?あたり一体何をしているのだろう。

 断っておくが、健康食品、サプリの全てがそうだと言っている訳ではない。本来の正しいバランスの取れた食事をして、動物として健康を保つだけの運動をしていれば不要なサプリや健康食品。

 やる事をやらないで、サプリや健康食品に頼る「怠け者」の人達の足元を見て、自社製品が全てを解決しますなどと言う甘い言葉で金を支払わせ「儲ける」という企業姿勢を諫めているのだ。

 血圧の上限が160だった時代から140⇒130へ下げる厚労省の指針と薬剤メーカーの癒着は皆も知っての通りだ。コレステロール量にしても日本の考え方と海外の実例を基にした考え方は雲泥の差。

 マーガリンの毒性に気が付いて、使用・流通禁止になったヨーロッパと、相変わらず野放し状態の日本の差、厚労省絡みの「正しい・正しくない」の基準、改善指示は薬品製造業界や食品業界の都合最優先で行われているようだ。命が惜しければこういった面でも自己防衛しか無いのだろう。

 この辺り色々思い込まれているサプリや健康食品の造られた一般常識に、ウソが非常に多いというネット記事を発見したのでご紹介。これらに反論した記事を探しているが、今のところまだない。


詳しく知りたければ・・。