2022年4月30日土曜日

団塊世代は今、人間の生活がかって無いほどの大変化をする時ではないかと思っている。 The baby-boomer generation now thinks it's time for the biggest changes in human life ever.

  ここ1週間で一番のニュース、事変は知床の観光船沈没と、ウクライナ情勢で国連の事務総長がロシア・ウクライナ両首脳と会談した事だろうか。

 知床の観光船沈没に関しては船体が120mの海底で発見されたという事だが、救命胴衣を着けたままの遺体が知床半島の東側で4~5体発見されているという事実。道東の地形を見る限り、潮の流れは非常に強く、最終的には北海道の道東岸沿いと国後島との間の根室海峡を通って最終的には野付半島付近に流れ着くような気がする。地形的に野付半島があのような形に出来上がる理由が潮の流れの速さを表しているからだ。

 一方、最新情報ではロシア軍があれだけ執着していたマリウポリから急速に離れているという情報は、マリウポリに戦略核爆弾を使用するか、禁止されている化学兵器を使用するのではないだろうかという懸念が強まる。自軍の兵士がその影響を受けないよう急速に離れているのではないだろうか?あくまでこれは勝手な素人の懸念だが・・・。 

 これら、卑近な事象例とは次元が違うのだが、昨今はまさに人類にとって大きな変換の時に当たるのではないだろうかという思いがしている。単に心配性の団塊爺の憂えで終わればいいのだが・・。

 今日のブログを書く気に成ったのはこの新聞記事を見てのことだった。

幼少からほぼ片目しか見えない筆者にとってこれはショックな記事だった。

 中身を読めば読むほど、スマホやPADの多用が人類の眼に良くないことを示している。今や3G のサービス停止を理由に、強引にスマホへの返還を強いる通信界。

 パソコンはまだしも、歩きながら、あるいは電車内、ベンチで常時スマホと向き合う人間たち、そのうち眼科に列ができるのは間違いないだろう。スマホや小さい液晶画面の見過ぎにより寄り眼で視力が半減しても自業自得だ。
交通機関利用中もスマホから目を離せない「スマホ脳」に成ってしまった人類。

座ってもスマホの世界に没頭。頭にカラスが留まっても糞を落としても気が付かない。

 小学校の野外授業にまで全員PADを持って・・。その場で観察して気になったモノが何であるか確認するだけ。筆者が先生だったら、観察したものを撮影して教室で皆で確認し合ったり、知っている者がそれが何であるか説明したりしてコミュニケーションを図る。
 太陽の下で反射するPADでまぶしがりながら確認することがどれだけ眼に悪いか判っているのだろうか?

 生活に不要な通信行為やバーチャル・コミュニケーションを推進すればするほど人間はエネルギーを無駄に消費し、自身の眼と脳の機能が退化するような気がしてならない。

 世の中がスマホだらけになって、人間がどう変わるかを予測し警鐘を鳴らした有名なアニメ動画が在った。まさに今スマホを使う人類はこうなっている。


 スマホ脳という言葉が出て来るように、どんどん機械に使われリアル(=現実)から乖離していく人類。
 すべてネット上・バーチャルで行うことがカッコいい等という商業ベース宣伝文句に乗って、エアギターだのEスポーツだの「似非リアル」が本物のギター演奏やスポーツ実技より流行ることで、音感や運動神経がなくなり実技のできない人間がたくさん生まれるように思う。

 遊びにしても、実際の釣りやテニス、サッカーではなく、全く走らないでスポーツができた気分になる・・だけ、の人間が増えるような気がする。

親の監視下で安全な水遊びをすることで、五感を働かせ色々実際に覚えるのだ。

液晶画面上のゲームの釣りではなく、実際魚を釣って放してこそ色々覚える。

体の入れ方など自分でやってこそスポーツなのだ。たとえ小雨の中でも・・・。

自転車をネットに見立ててテニス。いずれも子供たちが知恵を生みながら実践。

 高尾山から見た東京、スマホなしで行動は非常に難しい大都会に成ってしまっている。
たとえ昼であろうと・・・、

夜であろうと、今や四六時中人間はスマホに操られている・・。

 既にスマホをいじりながらホームから転落して亡くなる人、スマホにすべての生活機能を入れ込み、盗られたり失くして人生を終えてしまう人、「スマホで人生喪失しました・・」という人が続出しているようだ。ある意味自業自得。

 しかし、スマホをいじりながら行動する迷惑人間の為に、普通の人々の行動がストレスを感じる事が多くなり、近々騒動になるだろう。列車の乗降時、エスカレーターを降りるとき、その歩行速度の遅さ・不用意な突然の立ち止まりが、後ろの人間の通常のスピードの邪魔になっていることは間違ない。

 このまま、便利だからとスマホ中心の生活が定着してしまうと、人類はどこまで今のままでいられるだろうか?いつか障害と反動が発生すると思うのだが・・・。

2022年4月29日金曜日

春と言えば蝶、野鳥の合間に蝶撮影。Speaking of spring, butterflies are photographed between a lot of wild birds.

  基本的にこのブログはヤマセミに軸足を置いた野鳥のサイト。

 しかし、春ともなればあらゆる動植物が活性化する。そんな中でフィールドに出れば昆虫や植物、草花にも目が行くのは世田谷の奥沢中学校時代生物部だったからかもしれない。

 今日は野鳥の撮影の合間にレンズを向けた昆虫、特に蝶をご紹介!

ツマキチョウ

ツマキチョウ

ベニシジミ

モンシロチョウの編隊!

ルリタテハ

ハナアブ?


モンキアゲハ

クロアゲハ。

2022年4月28日木曜日

ムクドリの繁殖中断事件レポート! This is report on the breeding interruption of the starlings !

  梅雨の様な一日だった昨日、蒸し暑い!

 カワセミの繁殖の様子を3日続けてレポートしたが、今日は災難で営巣に失敗し巣造りをやり直さねばならない可哀そうなムクドリの話。

 毎朝6時前に必ず行う愛犬散歩。過去3年間近所の無人家の雨戸戸袋で繁殖するムクドリを観てきた。巣立ちの時には動画や静止画で沢山記録している。

 少なくとも愛犬散歩コースの途中8か所ほどでムクドリの繁殖を観てきた。近所一周2500歩の間に6~8か所の繁殖だから密度は濃い方だろう。

 で、今年は昨年も繁殖していたアパートの壁の穴に藁などを運び込もうとするムクドリを発見したので、しばらく様子を観察したのだが、生態観察を始めて3日後になんとそのアパートが取り壊しに入ってしまった。

 まだ巣作りの最中だったので、アパートが無くなっても他の場所で営巣を再開すれば済む話ではある。これが産卵が終わった後だったり育雛中だったら可哀そうな事に成ってしまっていたろう。不幸中の幸いではあったが、珍しい生態観察に成った様だ。

愛犬散歩時に頭上でムクドリの声!営巣の建材を咥えていた。

巣穴の周りを幾度も確認して

用心に用心を重ねる、これはどの野鳥も巣作り時は同様だ。


巣に入れ込んでこちらのレンズに注目した。しばらく見合って認識してもらう。

こちらは同じ場所の昨年の様子。壁の汚れが違う。

幾度か建材を運んできて、どうも落ち着かないムクドリ。

巣穴の付近でうろうろする、嫌な予感がするのだろうか?

もう取り壊しの重機の黄色いアームが見えている。

ジーッと重機を見下ろすムクドリ。

非常に気にしているような素振り。判るのだな?諦めの空気が漂っている。

翌日はもう取り壊し始めていた、既に巣穴の部分は無い。

あっという間に壊していく。ムクドリの声が消えた。多分新しい所で営巣だろう。

2022年4月27日水曜日

地元三鷹の野川で菜の花の間を飛ぶカワセミ。 The kingfisher flying between rape blossoms in Nogawa, Mitaka.

  昨夕4時過ぎに降りだした雨、時折強く降って今日昼まで残りそうだという。ますます野川のカワセミの繁殖は難しいかもしれない。

 2日間にわたって野川のカワセミのリアルタイムでの繁殖行動をレポートしご紹介したが、求愛給餌や交尾行為以外の画像も撮影しているので是非見て頂ければと思う。

 いま野川は菜の花が満開のピークを越え、穂が長くなっている。その間から垣間見えるカワセミの飛翔シーンなどを今日はご紹介。

 野川は土手の上からカワセミをいくらでも観察できるので、ブラインドになど入らずとも手持ち移動でいくらでも観察撮影可能だ。そうして観察を繰り返すことで行動パターンを読み切ることが大切。ブラインドからのぞいた「偶然撮影」の様な画像は極力避けたい。

狭い野川でこちらへ向かって来るカワセミは非常に撮り難い。

ズームレンズで追い写し。


Canonの場合One Shotで撮らないと手前の菜の花に瞬時ピンが行ってしまう。




予め、この石に来ることを予測してこその画像。事前の観察は30分以上かけた。

2022年4月26日火曜日

地元三鷹の野川でカワセミの繁殖行動を観察 その2. Observing the reproductive behavior of kingfishers in the local Mitaka Nogawa. Part 2.

  ヤマセミの場合は求愛給餌があっても、すぐに交尾とは限らない。1日に数度の求愛給餌があっても交尾しなかったことも多い。しかしカワセミの場合、同族とはいえまだあまり観察できていないので何も断言できない。経験値があまりに少ないから。

 昨日の続きの生態は実は翌日観察に行ってはっきりする。ここでいう昨日とは実日程で2022年4月21日だ。この日の夜から明け方4月22日にかけて関東地方は短期間に強い雨が降った。30㎜ほどが3~4時間の間に降った(府中市)のだ。

 野川は国分寺ハケ線に沿った川で、国分寺の駅北側にある日立研究所の池辺りから流れを発し国分寺~小金井~府中~三鷹~調布~世田谷などの市・区部を通って二子玉川で一級河川多摩川に合流する。1級河川の支流はすべてこれも一級河川なので、川幅2m、水深50㎝(時々ゼロ)の野川も実は一級河川なのだ。要は国の管理する河川という事。

 で、4月21日夜半から翌22日未明まで降った雨は野川の各流域でも同程度降ったため、普段の側に途中で流入する細かい支流部もどっと水が増え、下流に行けば行くほど水量が増えたようだ。

 それでどうなったかというと、三鷹の大沢コミセン付近で急に水量が増え、水深が深くなった様だ。なぜそれが判るかというと、翌日22日の朝10時の段階で野川の河原の草が横倒しに成っている部分が多く見られ、前日観察した際にこれがカワセミの掘った繁殖用の巣穴ではないか?と思われる場所よりはるか1m程上まで水が流れた証拠が見て取れたので、巣穴が数時間水没した状態に置かれたという事が推察されるのだ。

前日二羽でくつろいでいた野川カワセミつがい。野川の水面からの高さに注目。

上の画像のカワセミの位置の10㎝程上でしかない巣穴(左側)

野川は土手部分は平らで散歩道に成っているが・・・。

 前日の雨で手前側の草が全てなぎ倒されているのが良く判る。この位置は巣穴より7~80㎝上部なのだ。明らかに巣穴が水没した。もう巣穴を諦めて新しい穴を掘るか、乾燥するのを待ってそのまま利用するかは今後の観察でチェックしたい。

 これはダメかも!?と相当がっかりしたのだが、1時間後、前日撮影したつがい(昨日のブログでご紹介済)が元気で600m程上流に居るのを発見したのだ。で、またまた求愛給餌をしていることを確認。メスがあまり動かないで流木のダム状の部分の日陰部分でオス待ちでジーッとしているのを確認した。

 ヤマセミの場合と一緒だ。・・・という事は、待っていればオスがやってきて再度求愛給餌をするか、はたまた交尾に入るのではないだろうかとその場で一緒にオスを待ってみた。

 そうしたら10分も経たないうちにオスがやってきてメスと差し向かいで留まり、お互い40秒ほど見つめ合っていた。

 次の瞬間、オスが舞い上がりメスの後ろに乗った!交尾行動開始だ!

 起承転結逃すまいと連写し続けたら、12秒間、計100カット以上の交尾行動撮影ができた。今日はその後報告。








各カットの説明はしないが100カットを超える12秒間の交尾はヤマセミより長い。