2022年7月31日日曜日

団塊世代は明治天皇百十年祭で日本の伝統行事を堪能した。 Baby boomers appreciated traditional Japanese events at the 110th anniversary of Emperor Meiji.

  首都圏で熱中症の注意報が出るほどの暑さとは判っていたが、明治天皇が崩御されて百十年が経った昨日7月30日、明治神宮で明治天皇百十年祭が執り行われた。

 筆者の先祖は茨城県麻生藩の大名だった為、明治時代になって子爵を賜り(新庄直陳など)貴族院議員として勤めた経緯で明治天皇陛下には結構深いご縁があった。

 代々、神道でもあるので、明治神宮には筆者も縁が深い。「明治神宮 百年の杜 野鳥」という写真集を自費出版して奉納もしている。

 宗教としての神道は非常に公平で自由なので気に入っている。宗教上金品を無理強いしたり、歴史上の大昔は別として現在は政治に絡んだりしない。

 現在、多くの政治家が旧・統一教会なる外国の宗教の餌食になり,己の選挙の集票活動にその組織票を頼み当選している。同じ宗教でも一般的に昔から存在する庶民の神道は訳が違う。

 宗教はとどのつまり、簡単に言えばマインドコントロールだと筆者は思っている。

 軽い所でいえば神社仏閣のおみくじ、占いなども軽く信じてしまう女性たちを筆頭に、ご利益があるからと壺や物品を売りつけ金をせしめる新興宗教に至るまで、迷える人間の脳をコントロールする「宗教」は常時要注意の存在だと思っている。

 コロナで目の敵になっている高齢者ご婦人たちが巣鴨とげぬき地蔵へ詣でるのも、第一義的は買い物だったり、周りに気兼ねせず高齢者同士で騒げるからだろう?一般的な宗教なんてそんなもんだ、財産や命を懸けるほどのものではない。とげぬき地蔵に入れ込んで家族が離散したなどという話は聴いたことがないだろう?

 昨日の朝刊に、どのような政治家が「旧・統一教会」を利用し利用されていたかの一覧が出ていた。この件は改めてこのブログで取り上げてみたい。

 何故か暗殺された故・安倍晋三氏が出ていないが何故だろう?判り切っているのに。下村博文などなんと文部科学大臣だった者だ。こんなのが「教育」の為政者のトップにいた等、とんでもない事だと思わないか?メディアはもっと深く、強く追及して良い!

 それより、コロナで高齢者に「不急不要の外出を控えよ!」という一部の見識者の考え方にオブジェクション(=異議!)だ。
 ふざけんな!歳を重ねた者が皆同じフィジカルや体調変化を持ち合わせていると思うな。十羽一絡げに「高齢者」で括るんじゃない。

 同じ高齢者と言っても千差万別なのだ。勿論闘病で寝たきりの方もいれば、炎天下頭から水かぶって走る者もいる。これは年齢とは関係ないのではないだろうか?

 大体高齢者が動かなくて夏祭りが出来るか?お盆の行事を行えるか?国会が開けるか?゙てんだ、ベラボーめ。

わりに高齢者の事を理解している記者の公平な記事だと思うが珍しい事だ。

 さて、本題に戻ろう・・。

今日は、昨日の炎天下で高齢者が参内した明治神宮での「明治天皇百十年祭」のレポート第1弾をご紹介。

明治神宮のWEBサイトを見れば出ているが、一般メディアでは告知しなかった様だ。

朝一でまず雅楽隊のメンバーがお祓いを受けて・・。

中には笙(雅楽楽器のしょう)を手に携えた方も。

こちらは本隊の神官たち多数。

良くあの木靴で歩けるものだ。


本殿内を静々と・・。

十一文半・・という表示に思わず笑みがこぼれた。筆者ちょうどだ。

本殿回廊を静々と。

かのフリートウッドマックのドラマーが「ぜひ欲しい」と言ったと伝わる大太鼓。

雅楽演奏が「パブロフの犬」的に脳を「正月」的にしてしまうのは何故だろう?

本殿での式典は外からは観られない。神道も奥の奥は摩訶不思議な世界なのだ。

一連の明治天皇百十年祭が終了し神宮の杜の暗闇に消えていく神官たち。






2022年7月30日土曜日

団塊世代は炎天下でも平気で外を歩き回れるのだ。 The baby boomer generation can walk around outside even in the scorching sun.

  今年の東京は6月に9日間も猛暑日(35℃以上の日)が連続したせいか、色々な部分で動植物に変化が起きている。

 筆者は1995年頃からジョギングを始め、真夏でも真冬でもノロノロだが7~10㎞を走る癖が身についている。勿論健康のためなのだが、狭い部屋の中で色々な器具に囲まれてのトレーニングは性格的に向いていないので、どうしても屋外を走ったりベンチで腹筋をしたりする事に成る。

 このくそ暑い夏でも、そういった習慣は途切れる事がない。別に速く走る必要もないし誰かと競争をするわけでもない。コンデジ、時には一眼デジタルの重たいカメラを背負って「何かいい被写体はないか?」とキョロキョロしながら野川沿いを走るのだ。

 超暑い今は家を出掛けに頭から冷水をかける。夕方のランの時にはトイレの傍の水飲み場で頭から水を被る。健康サプリはまだ今の所不要で助かっている。個人的にはサプリなどより体を動かす方がはるかに健康に良いと確信している。


いつも野川のランナー仲間に撮ってもらうか自撮り。

1995年頃から走り始めたから、かれこれ27年にはなる。

 落ち着きのない性格上、ただ黙々と宗教の様に走るなどという事はまっぴら御免。「今日は何か面白いモノに出遭えないか?」と期待しながら走るのが好きなのだ。

 で、今日は昨日の朝の野川探索と夕方のサンセットランでのご紹介。コロナの報道では一番危ない高齢者に属する団塊世代だが、マスクなどせず屋外の炎天下の熱気を胸いっぱい吸っての観察行をご報告してみたい。

 6月の猛暑日連続の影響か動植物の異常で一番顕著なのが「セミ」。いつもの年とは全然違う。鳴きだしが遅いのと、アブラやミンミンが充分鳴いていない7月だというのに、今年の野川はツクツクホウシの大合唱だ!

 植物ではノウゼンカズラの花の付き方が尋常ではない。その他の花も花数が多いように感ずる。 

7月29日(金)朝9時、野川沿いで3匹も同時にツクツクホウシ!

こちらはメスだろうか?鳴いていない。

ツクツクの抜け殻と思われる小さな殻。

手掴みできるセミも今年はまだ少ない。

夕方遭遇したニイニイゼミの羽化前のノロノロ移動。

ニイニイゼミも決して多くない。

暑さのせいか羽化途中で固まってしまった残念な死骸。

抜けると綺麗な殻になるのだが・・・。

上野不忍池では蓮の葉で羽化したセミがいたが、そこまで一体どうやって行ったの?

モルタルの壁で平気で鳴くアブラゼミ。

2022年7月29日金曜日

真夏の炎天下、上野不忍池で動く生き物を追った。その2.  I followed the creatures that move in Ueno Shinobazu-ike under the scorching sun in a mid-summer. Part2.

  上野不忍池の生き物、今日はトンボ!その1.

 珍しく不忍池にはチョウトンボが生息している。吉祥寺の井の頭公園の池にも、神代植物園の池でも撮影した記憶がある。東京都では準絶滅危惧種だそうだが、皇居のお堀にもいるようだ。オニヤンマよりは身近なトンボと言って良いかもしれない。

 上野の場合は6月の末にまさかとは思いながら高い針葉樹の梢を飛ぶ姿を遠くからコンデジで撮影した事があった。調べたら羽化してすぐの生態らしい。偶然ながら珍しい場面に遭遇できて喜んでいる。

最初は一体何だろうと立ち尽くして観察した。カラスアゲハでもないし・・。

どうやら個体数が三匹(三頭)居るのが分かった。今年の6月28日の事。

ZOOMでアップしてみてチョウトンボらしいと分かった際は大変驚いた。

2022年6月28日西洋美術館傍の針葉樹の梢附近(15m)で飛び交うチョウトンボ。

 一昨日は炎天下だったがこのチョウトンボ、不忍池=蓮池の岸近くまで来てくれたので、意外にうまく撮れた。ギヤンマのオスがちょっかい出して縄張りから追い出そうとしていたが、チョウトンボは平気でいなしていたようだ。

一昨日7月27日の不忍池でチョウトンボ。

ギンヤンマと縄張り争いをしていた。

炎天下での昆虫撮影は熱中症、日射病に気を付けなければならない。

2022年7月28日木曜日

真夏の炎天下、上野不忍池で動く生き物を追った。 I followed the creatures that move in Ueno Shinobazu-ike under the scorching sun in a mid-summer.

  連日テレビのニュース、ワイドショウで取り上げてきた安倍元総理暗殺事件の原因とされる旧統一教会と日本の政治家の複雑な癒着問題。文春砲はほぼ全誌を挙げてこの問題を取り上げているがこのところTVの報道がピタッと止んだような気がする。

文春砲はとことん究明してほしい。ある意味「国家の危機」ではないだろうか?

今朝のNHKニュース項目。「抜毛症を知ってほしい・・・」より統一教会と日本の政治家問題の方が小さい案件だとはとても思えないのだが?国民が知りたい内容を報道しないNHKだからこそ「受信料」に反対したりスクランブル化を唱える政党に票が行くのではないだろうか?

 一部の民放ワイドショウやニュースショウで取り上げる程度に成り、NHKの報道の中心は昨年の東京オリンピック時のスポンサー=アパレル大手のAIKOに関する組織委員会理事の口利き問題や第7次新型コロナの感染拡大の話にばかりシフトしているような気がする。


 うがった見方をすれば、一番触れられたくない統一教会と日本の政治の癒着報道を減らす・ストップさせるための新たなネタ作りがオリンピックの口利き問題なのではないだろうか?

 この辺りはもう少し事の成り行きを注視しないと軽々に論じられないと思う。この手の話は本来週末のこのブログ「団塊爺の愚痴話」で取り上げるべきネタ案件なのだが、どんどん急速に変化する報道なので連日冒頭で少し触れざるを得ないのだ。


 昨日は定点観察を続けている上野不忍池を炎天下二周もして、今が盛りの蓮の花以外の観察をした。観察を始めて今ほど蓮の花が多いのも初めての事ではないだろうか?今年は6月に猛暑日が1週間以上続いて高温時間が長かったせいか、色々花の開花量が例年に増して多いような気がするが気のせいだろうか?

例年になく花数が多いような気がする。


此処に住んで20年以上経ったが、こんなに一度に花をつけたのは初めてだ。

 実は我が家のアメリカンノウゼンカズラの花数が例年の3倍以上なのだ。関連があるような気もするし錯覚のような気もする。

 そんな中、動く物に注視、順を追ってご紹介!

不忍池の野鳥と言えばまずはスズメ!

暑さでくちばしを開いている個体が多い様だ。

熱い金属手すりには平気で留まっているが感覚は無いのだろうか?

ハトの類は皆動きが鈍い。傍へ行ってもジーッと動かない。「ほっといてくれ!」らしい。

今年鳴き始めが遅かったセミはミンミンゼミが昼過ぎに鳴き止み、アブラセミを手で掴めた。今年初めての手捕りセミ。

一番動いていたのが観光客。盛んに記念撮影をしていた。これも不忍池の夏の風物詩。

2022年7月27日水曜日

夏の球磨川でアオバトの生態を探った。 I explored the ecology of the I explored the ecology of the White-bellied green-pigeon on the Kuma River in the summer. 

  全国紙の一面と社会面にデカデカと載った元電通専務のオリンピック関連疑惑!

 組織委員会なり。主催者東京都なり、JOCなりIOCの狡さ、汚さの裏返しではないだろうか?

過去の大会のミズノとJOC・組織委員会の行動は問題なかったのだろうか?

高橋元理事を追及したなら、この後組織委員会・JOCの悪者も捜索してほしい。

 開催前は「何としてもスポンサーをたくさん集めて下さい!お願いします!」と平身低頭で頼み回っていたではないか?「どんな便宜でも図りますから!何とぞ良しなに・・。」と言わなかった訳がない。筆者も25年以上、電通に次ぐ大手広告代理店で大きなスポーツ国際大会をプロデュースし、スポンサー集めをしたから良く判る。スポンサーの担当営業からどれだけのスポンサーへの無理強い、サービス・便宜を図らされたか・・。

 開催前はこれが頻繁に行われていたのに、開催後1年で見事な「手のひら返し」だ。よほどの覚悟で今回の手入れが行われたものと思われる。事と次第によっては、この先のスポーツ大会・イベント等へのスポンサー確保など、もう大手広告代理店は簡単には動くまい・・。

 これが罰せられるのであれば、過去のオリンピックの「ミズノ」等はどうなんだ?ミズノ社長(会長)がJOC、組織委員会の重職にあり我田引水はお茶の子さいさいだったろう?

 断わっておくが、筆者決してブラック企業電通の方を持つ訳ではなく、直接会ったこともない高橋某氏の弁護をするわけでもない。高橋某氏のような「金=メダルではない」が全て、コネクションで口利きビジネスが「立派な仕事」だと錯覚している広告代理店マンは30年近く嫌っという程身の回りで観てきたから驚かない。広告代理店という非常識な世界ではこの手の人は「当たり前」の存在なのだ。ただまともにビジネスをしている一般国民からすれば「汚い・狡い・信じられない奴」なのだろうが、スポーツの世界自体がもっとドロドロした「嫌ゃーな世界」なのだから彼個人の問題ではないのだ。

 朝からしゃべり過ぎた・・・。スミマセン!

 今年の夏はとても変な移ろいを見せている。特に気に成っているのがセミの生態!

 いつもの夏とはずいぶん違う。三鷹付近でのセミの声は6月下旬から聴こえ始めるのだが、今年は7月に入っても所々でニイニイゼミしか聞こえてこなかった。7月20日を5日以上過ぎた今日でもミンミンゼミやアブラゼミがやっと鳴きだしたくらい。ただ2日前日曜日に野川沿いをランニングした際はハケの崖林帯からヒグラシの沢山鳴く声が聴けて少し安心した。

 しかし、7月も終わりに近いこの時期、普段であれば夏休みに入った子供たちにセミを捕ってあげて「セミ爺」と呼ばれるのだが、今年は子供も少なく、セミは更に少ない。

 羽化に向かうニイニイゼミの画像や、羽化の途中で寝込んでしまい固まったまま昇天してしまった残念なセミなど、色々撮影はできたものの手づかみ出来るような個体にはまだ出遭えていない。


 そんな今年の夏とは違った2017年の夏球磨川流域で観察出来たアオバトをご紹介。









アオバトは立川の昭和記念公園でも観察できるが、広々とした所での観察は格別。