その厳しさは驚くほどで、人間も少し見習うべきだろうと思うような場面も多々ある。メディアで報道されるような、やれ体罰反対だの、やり過ぎだのいう今の甘い教育方法・方針を少し見直した方が良いのではないだろうか?と教えられている様な気もする。「命」に関わる危険回避に関しては親も子供も同条件なので、親が子供をかばう事ができない自然界ではより切実なのだろう。
今日のヤマセミは、あちこち物珍しさで飛び回る、親の言う事をきかない幼鳥達を怒鳴り散らしながら追い掛ける親鳥の姿。
対岸から人間の活動エリアの側へ遠征して来た幼鳥。
すぐさま母親がけたたましく鳴きながら追い掛けて来た。
半端ではないその追い掛け方でずーっとカメラを向け続けた。
追い掛けは人間が居ようがいまいが関係なく行われる。
上の画像のアップ。
暫くすると幼鳥は親鳥の目の届く範囲で活動するようになる。
こうして5月の巣立ち直後の球磨川界隈は川幅一杯にヤマセミの乱舞でしばし賑わう。しかしほんの1週間ほどで、このイベントはすぐにオシマイになってしまう。一年間にほんの1週間から10日間のみのサービスだ。今年も5月最終週には静かな川面が戻って来た。また来年の5月の連休明けまでお楽しみはお預けだ。