このブログでも、嬉しい事にヤマセミやカワセミを取り上げた日のアクセスが少し他の日より多いのもその表れだと思う。
過去此のブログ上でも筆者及び人吉の辻正彦氏撮影によるヤマセミ・カワセミのツーショットをアップしてきた。
そういった画像を見ると、人吉に行きさえすれば、年中いつでもヤマセミとカワセミのツーショットを撮れるとお思いかも知れないが、実はそう簡単ではない。
人吉市在住で早朝限られた時間欠かさずカメラを提げて、球磨川河畔をウォーキングされている医師の辻正彦氏でも、過去数回のツーショットしか撮影出来ていない。人吉に250泊し、朝から晩までヤマセミを中心に観察している筆者ですら同様だ。
前世紀から、球磨川の野鳥調査を続けてこられた我が師匠、古江之人さん(=ヤマセミが人吉市の鳥に制定された原動力・発起人)ですら、そう多くのツーショットのチャンスは得られなかった様だ。
が、今日は最新作をご紹介してみたい。
かって球磨川の両岸を結んでいたワイヤー架線上では幾度かヤマセミ・カワセミのツーショットを撮影している。最初にそういう場面を撮影されたのは辻医師だ。球磨川支流万江川の架線上だったと記憶している。
今年2017年の繁殖期には、こうした球磨川本流の上流域でヤマセミ・カワセミのツーショット場面に遭遇することが比較的多かった。この様なチャンスは繁殖期のごく数日間、幼鳥が人間の棲む側まで遠征して来ない限り生まれない。
この画像は人吉在住の辻先生の昨日の撮影画像。間違っても鉄橋を渡る列車の中からの撮影ではない。
撮影時は右上から来るカワセミの存在には気が付いていなかった。
まさに人吉ならではのツーショットの一瞬!
こういうショットが撮れる事も人吉に魅かれる要因の一つだろう。