人吉市内では決してヤマセミやその他の野鳥に対して悪さをするような人間は居ないのだが、野生の動物としての最低限の警戒感は保っているため、何も知らない幼鳥達が人間の生活ゾーンへ近づくのを極力注意し止めさせているのも見てとれる。
少しでもその締め付けを緩めると、数年前などは球磨川下りの発船場あたりにも平気で幼鳥が遠征して来たりしていた。もち論そんな行為は巣立った後数週間に限った事で年中観られる訳では無い。
今年は残念ながら一度も観察できなかった。高校のカヌー部の朝練がある場合は絶対に近づかないので不可能だし、昼間から夕方にかけてはまず遠出をしないのでこれまた観察は無理に近い。
この画像では、右の水没した幼鳥を去っていく親が体当たりで水中に落とした直後の状況を表している。
親が急ターンしている際は大概幼鳥を叱りつけている場面だ。
人間のいない対岸でも教育シーンは幾度も観察されている。