2020年2月4日火曜日

特大の獲物を飲み込んだヤマセミのその後! The ecology of the Crested Kingfisher after eating too much big fish.

 昨日の続きで、超大物を仕留め10分近く持て余したのち一気に呑み込んだヤマセミ。あまりの大きさに魚の尻尾を喉から出したまま2分が過ぎたが、やっとのことで完全に飲み込んだ。

 それからしばらくボーっとしていたのだが、我に返ってお約束の食後のお清めダイブ。しかし、水から上がれない。一時は助けを乞うような目線を筆者に送ったものの、やっと重たいお腹を抱えて飛び上がって、カメラの方へ向かってきたが・・・。

 ここまで獲物が大きいと、さすがのヤマセミも少しヤバかったのか、30分ほど岩から岩へと移動しながらウロウロしていた。
 
画像を見る限り合計13回岩に叩きつけて獲物の骨を砕いて柔らかくした。

さすがに本当にこれがヤマセミのおなかに入るのかどうか心配になった。

随分長い事叩きつけては持ち上げて、いよいよ飲み込みに入った。

横を向いて飲んでくれるとは!感謝するしかない。後ろ向きじゃ全く絵にならない。

持ち上げて反動をつけて一気に呑み込んだが・・・。

どうしても、この状態で固まってしまった。戻すに戻せまい?

やっと呑み込んだが見て欲しい、お腹の膨らみを。こんなデブのヤマセミは初めて見た。

お清めダイブも重たそう。

しばらく訴えるような眼でこちらを見て水中で水浴びをしていた。

最初の飛び上がり、これは失敗。

二度目に上流へ向かって離水成功。やはり腹部は異常に膨らんでいる。

 よろよろしながらこちらへ向かい岩にランディング。警戒させまいとここでカメラを向けるのをやめた。この後30分ほどジーっと観察したが飛び去りもせず至福の時を一緒に過ごしたのだった。