2020年2月27日木曜日

ヤマセミの色々なダイブ・連写シリーズ その2. Various dive sequence of the Crested kingfisher continuous shooting series. #2

 昨日のヤマセミダイブは非常に多くの問い合わせを頂き筆者大変恐縮している。一番多かったのが「どうやって撮ったのか?」「三脚は使うのか?」だった。

 正直、三脚は使っていない。車の運転席からドアのウインドウを全開にしてそこにタオルを敷いて、その上に500㎜レンズを乗せてヤマセミの動きをある程度予測しながら、シャッターに指を掛けたまま待ち続けて撮影したもの。

 3日間通って、朝や午後の採餌時間を予測して撮影したもの。早朝の回は別の撮影が出来ているが、この回は昼過ぎの採餌行動だった。

 今日のは別の場所で朝9時半頃のダイブの模様。これも球磨川本流部だ。球磨川には至る所に水位計が存在する。支流部の川辺川、万江川などにも存在するが、実はこれが大水の際に上流から流れてきた流木・竹・木の枝・ゴミなどがまとわりついて非常に見苦しいのだ。

 人吉市を流れる球磨川の景観保全には是非除去して欲しいのだが、雨が降り増水するために「どうせまた溜まるから・・。」と放置しているのが実情だ。
 球磨川下りの客から見ても決して良い反応は得られないだろう。まちがいなく「球磨川下りどうだった?」という友人への答えに「球磨川ってゴミがすごかった!」と言われてしまうだろう。

 流域の土手や河原で球磨川の自然の源になっている緑地帯を消し去ってしまう事に費用を費やすのであれば、この水位計のゴミを撤去するなど朝飯前だろう?
 もっとも一級河川の管理は国交省なので人吉市役所は口も手も出せないのかもしれないが放って置けば、球磨川下りの観光資源価値が下がるばかりだろうと思うが如何だろう。
 しかし、実は魚を餌とする野鳥たちにとっては、この水位計のゴミの下は魚の宝庫だったりするのだ。ヤマセミ観察者としては痛し痒しだ。

 水位計からのダイブは2~3本撮影している。今日は少し離れた場所へのダイブ。短いダイブなのだが、その中で一瞬向きを変えるあたり素早い反応だ。連写の合成は時間がかかる。しかし生態観察レポートには非常に良いと思うので、今後もこつこつと纏めて行きたい。