2020年2月23日日曜日

常に話題を提供してきた団塊世代が新型コロナウイルスのターゲットに。 The baby boomers, who have always been talking about, are the main targets of the new coronavirus.

 連日ニュースの60%以上は新型コロナウイルス関連の報道だ。当初1月頃出ていた国内各観光地で客が減って売り上げがた落ちだとか、ホテルの予約が壊滅的だとかインバウンドの目標を達成できないなどと、他力本願も甚だしいインバウンドを促進したい「観光業界の不満や被害」報道が主流だった。
 しかしここへきて、政府もメディアもやっと今回の新型コロナウイルスの本当の恐ろしさを知ったようだ。しかし遅きに失した。

 事態は国内拡散に歯止めが効かず、もう手のつけようのない状況になっていると言って良いようだ。横浜港外大黒ふ頭に横付けの「ウイルス培養船」と化した豪華クルーズ客船ダイアモンド・プリンセスに入った細菌感染学の専門家・神戸大学の岩田教授が唯一Youtubeで真実を報道してくれた。
 これで初めて日本国民は我が国の厚労省役人たちが、如何に無責任でいい加減な対策行動を取っているか目の当りにしてしまった。
 特に岩田教授がBBCのインタビューに対し、撮影画像を元に流ちょうな英語で対応説明する姿は、息を飲んで見入った。

 真実を公開して厚労省の無能さをあからさまにした神戸大の岩田教授を追い出した元総理大臣の愚息竹下某副大臣など、まず自分が自ら感染してその脅威と大変さを思い知るべきだろう。勿論実務力が全くなく権威だけ振りかざす様な副大臣など即刻クビにすべきと考える。そうでもしなければ安倍政権は国民の支持を完全に失うだろう。
https://buzzap.jp/news/20200220-covid-19-japan-hasimoto-whistleblowing/ 

 事態を収めるべく努力していた厚労省の関係者が4名も感染しているのだから、竹下某副大臣など即責任を取って辞任すべきと思うが、野党も全然攻撃する気配がない。
 そもそも自分たち当事者すら守れず、こういった未知の脅威に対する対処がまるで出来ないのが日本の厚労省の実態なのだ。

 過去の伝染病の流行データや実例を元にしか動けない日本政府の役人たちなのだから、まったく未知の新しいコロナウイルスになど、とても対処できないことくらい判りそうなものだ。しかし役人たちは全くそのあたりの自覚が無い。「自分たちはそういう風にしか育てられていない!」などと言いながら逆切れするのが関の山だろう。
https://buzzap.jp/news/20200222-covid-19-japan-mhlw-unchecked/?fbclid=IwAR1m9Jsh-rxcsqWyy1c8x6_fP498iEkS-Z3pmLLTpxBR-fj7QxrpWeguE6w

 細菌培養船ダイアモンド・プリンセスに長い事隔離していて、発症もせず検査の結果陰性だから保菌者ではないと、公共交通機関で帰宅させた日本政府・厚労省。先ほどその下船客が栃木県の自宅に戻った後、新型コロナウイルスによる発熱を発症したというニュースが流れた。しかし、すでにこういった個々の例を追跡・検証などしている段階は党の昔に過ぎたと専門家たちは口をそろえている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-03281105-soon-l09

 米国CDCが日本政府の隔離客に関する下船処置は、信じられない危ないとずいぶん前に注意した通りになった。どう責任取るつもりだ?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022000889&g=int

 繰り返して言う。もうこうなったら、元厚生労動大臣、元東京都知事・経験者の舛添洋一が言う通り、2020 TOKYOのオリンピック開催を早く中止宣言すべきだろう。傷は浅いうちに手当てすれば命も名誉も守れようが、このままカオス状態のまま意地を張って無責任に引っ張って行けば、日本という国の信用は世界から失うに違いない。その場合でも政府は言い逃れ・言い訳ばかりで責任を取ろうとはしないだろう。「新型コロナウイルス流行は想定外だった」という言い訳常套句がまたメディアを飛び交う様子が目に浮かぶ。

 メディア報道は置いておいて、今回新型コロナウイルスの死者の大半が高齢者という事実!我々団塊世代はこれに注目しない訳にはいかない。70歳以上はどんなに頑張ってもすでに立派な高齢者なのだ。感染すればまず命は無いと思っておいた方が良い。単に死期が少し早まるだけじゃないか?とかいう肝の座った‥というか、自暴自棄タイプの方は対象外として、自分自身でできる対策、心構えを考えておくべき時期のような気がする。

 学者たちも言っている通り、今まではウイルス感染を防ぐ意味ではあまりマスクの効果は無いとの事だったが、保菌者、未発症者、共に自覚症状がないまま既に日本国内に徘徊してしまっているので、誰が保菌者で危ない人間なのか判断は不可能なため街中・人混みでマスクをしなくても大丈夫だろうという時期は既に過ぎたと判断しなければならない。
東京都内の盛り場でもマスク使用率は日々高まってきている。

 東京では電車に乗っても7人掛けの座席に座った全員がマスク姿であることが多くなってきて、個人個人に緊迫感が高まってきているようだ。


7人掛けの座席全員がマスク姿。

ニュース報道を見る限り、隣の台湾などでは交通機関はマスクをしていない客は乗せないし、薬局でもマスクは一週間に大人2枚、子供は1枚しか売らない、保険証の番号末尾が奇数か偶数かで購入制限日を決めている上、転売ビジネスを防止する意味で追跡可能な販売方法をとっているほどだ。日本の政府の防御態勢・方法と雲泥の差で徹底している。

 結論から言おう、我々は自宅の玄関にアルコール消毒液を置き家へ戻ったらまず自分を消毒。日に数度石鹸による手洗いを行い室内の共有スペース・手すりなどの消毒を行う事。宅配物は受け取ったら消毒、箱も消毒してから開梱。不要不急の外出は止め、買い出しも頻繁に行わず、買い置きでしのぐ生活方法にシフトを変えることが大切。

とにかく手を洗う事!

 沖縄の琉球新報が掲載した「自分たちでできる感染予防」まずは国が率先してあらゆるメディアを通じてやるべきことだろう?一体厚労省は何をやっているのだ?知りたきゃ厚労省のサイトを観なさい・・では国民を守ることなど出来やしない。

 ターミナル駅や盛り場はなるべく通過せず、空いた経路で移動するしかないだろう。今後感染ポイントとして公共交通機関、特に満員電車・バス、タクシー、近所のコンビニなどが注目されるような気がする。マスクだけではなく手袋(洗ったり・使い捨て出来るタイプ)が防御品に成るような気がする。まずは軍手使用(使い捨て・洗濯で繰り返し使用)か?

 人口密度の高い日本、海外からの旅行者をルーズに入れ込む日本の入国管理システムはこの後武漢どころのレベルではない爆発的な状況になるような気がする。もうニュースで何人が感染した、何人が亡くなったという他人事で安心している場合ではない状況下にある事を認識すべきだろう。政府の発表内容などより、実際のウイルスの方がはるかに速いスピードで自分達に迫っているのだ。