2017年5月7日日曜日

今年はキビタキの当たり年かもしれない。 You can see many Narcissus Flycatchers at Okunikko area now.

   連休の帰省・行楽客と入れ違いに奥日光を目指して朝5時半に武蔵野を出発。今年は春の状況がいつもと違って、東京では桜の開花期間が長かったり、奥日光ではつい先日まで雪が降ったりで野鳥の動きにも変化があるだろうと思いながら朝7時半には日光道の道の駅(山菜蕎麦がうまい!)に到着。

 東大日光植物園の開園時間9時(何とかならんか?もう1時間早く開けて欲しい)までの時間調整をいつもここで行う決まりにしている。野鳥の活性時間は日の出から3時間が一般的だが、繁殖期の今は昼間中動いているはず。

 9時の開門と同時に東大植物園に入園。かれこれ20回は入っているだろう。春のお約束はキビタキにオオルリ、ミソサザイにサンショウクイだ。オオルリが多い時もあればキビタキが多い時もある。今年はオオルリは一羽しか撮影できなかった。それも確認程度。証拠写真?

 一方でキビタキも少なく、2羽を確認したが、撮影できたのは一羽のみ。サンショウクイは親が子に給餌をしていたので、間違いなくここで繁殖をしている。
 センダイムシクイがやたらとうるさく鳴いていた。

 2日後東京へ戻って画像整理をして詳しくレポートするが、戦場ヶ原の奥、湯滝の近くでキビタキが沢山いた。今までにない事のような気がする。この辺りで木道から原野にズカズカと入って行く不届き者のバーダーが居た。他にも7~8名大きなレンズを抱えた野鳥撮影の方々が居たが、一人だけブルーのヤッケを着たオヤジが折り畳みチェアを持って立ち入るべきエリアではない倒木の原野に入り込み暫く椅子に座って野鳥を待っていたようだが皆の視線を感じたのだろうか黙って木道に戻り去っていった。

 多分初心者なのだろう。レンズだけはCANONの300mmに×2のエクステンダーを付けていた。遂に奥日光にまでこういうルール・マナーを守らぬ不届き者が入り込むようになったようだ、ちょっと情けない。明日奥日光のビジターセンターに寄って木道からはみ出て良い場所の確認をしてみようと思う。

 とりあえず、今日の収穫のダイジェストをお届け。
お約束のキビタキ。今日一日で多分10羽ほどの個体は撮影した。

フライングキャッチで下降中のキビタキ、地面へ降りての採餌も多かった。

サメビタキかコサメビタキ、こちらも何かを咥えている。

チョチョッギースの声が東大植物園中に鳴り響いていた。

サンショウクイは子育て真っ最中。これも幼鳥が餌をねだる声で存在が判った。

親から子への給餌の瞬間!これで日光で繁殖していることが判った。

ミソサザイはいつもの川の中の倒木ではなく生えている樹にへばりついていた。

盛んに苔を巣作り場所に運んでいた。

明らかに木道から降りて原野に踏み込んでいるバーダー。こういう者一人のおかげて野鳥観察・撮影者全員が白い目で見られる。きちんと木道を歩きルールを守っている人達の目の前でこういうことを平気で行う不心得者の罪は重い。