人吉在住の方の毎日のレポートによれば、このファミリーの幼鳥は数日間をおいて巣立ったようなので、先に巣立った幼鳥と後から巣立った幼鳥の成鳥の差が著しい。
後から巣立った幼鳥は未だに親の給餌をねだる状況で、ダイブしても木の葉を咥えて飛び出してくる。一方で先に巣立った幼鳥は今朝がた自ら採餌に成功し、欲しそうににじり寄る弟(幼鳥は二羽とも♂)に見せつけるようにして真横で丸呑みして見せた。自然界は厳しいのだ。
左岸から右岸へ興味津々で飛来する幼鳥たちを、無理やり安全な目の届く左岸の樹林帯へ戻す頻度も日を追って少なくなって来ているようだ。今朝の右岸滞在時間は前日に比べ長くなったのと同時に、上流部への3~400m程の探検も大目に見てもらえるようになったようだ。
朝一番の訓示は毎日の日課のようだ。
いう事を聞かない幼鳥は、それなりのスパルタ教育が待っている。左は親鳥。
餌で釣る方法も有効のようだ。採餌した餌を咥えて幼鳥のいる方へ向かう親。
餌を咥えて岩に留まっている幼鳥に体当たりをするように見せびらかせながら左岸へ。
慌てて餌を咥えた親を追おうとする幼鳥。
慌てた幼鳥はパニックに陥り一旦水没する。
明らかにわき腹に褐色帯のある幼鳥が自ら採餌してきた。
見つけた弟分がにじり寄ってねだるが、兄貴は逃げる・・・。
結局、真横で丸呑みをして見せた、自然界は「自分の事は自分で」が掟だ。