2017年5月8日月曜日

今年はキビタキの当たり年かもしれない-2。 You can see many Narcissus Flycatchers at Okunikko area now-2.

  昨日に引き続き奥日光でのレポート。朝早め日の出直後に出てスノウシューを履いてスキー場上部の雪の森林地帯へ分け入り、奇妙な鳴き声(囀り)の野鳥を発見!キョロッキョロッ♪と二度づつ鳴くまだ聴いたことがない声だったので、珍しい野鳥かと思いきや、何とアカハラの囀りだった。普段は地上もしくはやぶの中でなかなか姿を見せないこの野鳥が高い樹の梢で目いっぱい上向いて囀っていた。驚くとともにまだ何も知らない自分の未熟さを感じる朝だった。


10時頃山岳部から降りて、湯川沿いに探鳥。と言っても探す前に次々に目の前に現れるのでバッテリーが一気に減ってしまった。ノビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ニュウナイスズメ、コガラ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイ、アカゲラ、ノスリ、トビ、センダイムシクイ、コゲラ・・・。あとは忘れるほど。
 中でも、キビタキのフライングキャッチを追い映していたら、見事に羽虫をゲットする瞬間が撮れていて感激!
 ノビタキのフライングキャッチ、モズのフライングキャッチ、サンショウクイやブッポウソウ(これは獲物がデカいので迫力がある)のそれは撮影できているが、キビタキは初めてなので相当嬉しかった。 
聴いたことがない鳴き声は毎回ワクワクさせられる。アカハラだったとは!意外だった。

自分よりはるかに高い位置を飛ぶアカハラは初めて視た気がする。

キビタキのフライングキャッチ!画面右端の白い点が狙った羽虫だ。

一直線に羽虫に向かい・・・。

連写を合成するとこうなる。カメラの技術+パソコンの発達のおかげ!

真下に急降下してゲットするキビタキ。

採餌場所は意外に狭いので何度も飛んでくれて助かった。

なお、日光湯元のビジターセンターで昨日の木道を外れて原野部分に入り込み野鳥撮影をしようとした者の話をしたら、明らかにルールマナー違反であることを確認したのでここにご報告しておきたい。ルート図にのっとって木道が無くて地道を歩かざるを得ない部分に関してのみ、地道歩行は許されているがそれ以外はやはり厳禁だそうだ。

 一人がやれば、良いのではないかと次々に木道から原野に入って行く者が出てしまう。スキー場のコース外に出て深雪を滑ろうとする者がでて、雪崩に遭ったり沢から出られずに遭難する場合に似ているが、命を落としても自己責任で済まされる雪山と、環境破壊に即直結する木道外れは全然意味が違う。改めて自分も肝に銘じたい。大体、木道から50mくらい原野に入ったって野鳥に接近などできないって!