今朝4時前に起きて、近所(と言っても3.5㎞離れてはいるが)の調布飛行場へ。久しぶりに肉眼で見える彗星が来ているという天体情報のネット記事を見たので観に行ったのだ。
40分ほどで行ける場所だが、一眼デジタルと三脚を担いでいくのだから結構なもんだ。勿論日の出が5時30分頃だが、明るくなるのは5時過ぎ。
4時50分頃が見頃だというので4時に家を出た・・・が結局曇っていて彗星は観られなかった。
現場の飛行場に着いた際は真っ暗
皆さん三脚にそれほど長くないレンズをセッティングされていた。筆者は70~300㎜
本当はこれくらいの時点がキレイに見えるはずなのだが、直前まで薄い雲に覆われていて今日は残念だった。週明けの夕方のチャンスをものにしたい。
今はどんどん太陽に近づく段階なので彗星の尾が短くなっていく時期。28年前の百武すい星ほど全天を覆うような凄い状態ではない。太陽の後ろを廻って夕陽の脇から出てくる時の方がハッキリ見えるだろうと、しばらくは観察にも出ないつもり。
しかし朝4時半に調布飛行場の小高い丘部分に15名ほどの観察者が居たのには驚いた。
で、写真集「ヤマセミカワセミ」のチラ見、いよいよこの2種の野鳥の似ている部分、生態編に入って行く。
どんな野鳥にも嫌な相手がいるものだ。自分が食われてしまう天敵ではないが、傍に居たくない相手。それがヤマセミの場合はカラス、カワセミの場合はムクドリらしい。
左のヤマセミが空を見てシカトしているのはカラスが嫌いだから。これは偶然この時だけではなく数度同じシーンを撮影しているし、人吉にお住いの辻正彦氏も撮影している。
右のカワセミの方は千葉県のとある名刹の池で撮影したものだが、ムクドリ自体が此処へ来ることが非常に珍しいので、ヤマセミとカラスほどの関係では無いかもしれない。
左のトビに追われているヤマセミ、決してトビがヤマセミを捉えて捕食しようというものではなく、ヤマセミが咥えている魚を横取りしようとしている場面。人吉市の球磨川ではよくこのようなシーンを目撃する。川辺川での撮影もある。右のカワセミはアオサギが同じく絵を横取りしようと迫っている場面。カワセミは逃げおおせた。
此処からの4見開きが面白い。ヤマセミ、カワセミそれぞれの縄張り争い。呆れるほどよく似ているのだ。今日は戦いの開始前にお互い鳴いたり体を大きく見せたりしての前哨戦!