スズメが随分減ったと調査報告が出たらしい。
鳥類関係の団体が全国的に各種野鳥の数の増減をアンケート調査して出したようだ。数年に一度この手の調査をやっている様だが、大変だろうと思う。
山奥にしかいない野鳥や、海で一生の大半を過ごす野鳥はどうやって調査しているのだろう?とくに年変化というのは、調査方法や調査時期、調査日の天候などの要素で随分と違ってくるのではないだろうか?
年末の紅白歌合戦の白組紅組の差をカウンターで調べるようなことをやっていては、正確数は出まい?2014年頃からドローンを活用できるようになったのだから、干潟の野鳥数など人間がカウントしにくい場所での調査にはドローンをもっと多用する方が良いのではないだろうか?
筆者はこの手の調査集計を数冊保持しているが、自分が生態観察を13年以上通った人吉市のヤマセミ、この調査分布によるとポツンポツンと居るだけで、繁殖は非常にまれという事になっている。20年以上昔のデータだが・・。
実際は、人吉市中心の半径8㎞以内で4~5ファミリー以上が繁殖しており、ほぼ毎年繁殖している。
すべての野鳥をこうやって10年以上も小まめに観察しなければ本当の事は判らないのではないだろうか?数年前はツバメが減っているというレポートもあったが、調査した人々は東京の多摩川の中州で集団で夜を過ごす(ものすごい数の集団塒)の実態を知っているのだろうか?
スズメにしても、筆者の生活する三鷹市においても熊本県の各地においても、その数は決して減ってはいないと思う。撮影しているから良く判るのだ。
人間やカラスと同じで、東京一極集中みたいな事が起きているのではないだろうか?
熊本県熊本市内江津湖でのスズメ
東京都三鷹市野川流域のスズメ
東京上野不忍池のスズメ
で、今日もヤマセミカワセミの縄張リ争いの様子比較・・・。
ヤマセミとカワセミの縄張り争いが全く同じスタイルなのには驚かされる。
偶然同じような場面を一生懸命撮影したら、同じ場面が撮れていた。
大自然の営みの面白さはこういう感じだ、はまったら抜け出せない!