例によって野川流域を探鳥しながら流して徘徊していたら、今まで見たことがないエナガの水場での採餌に遭遇。野川自然観察園内の池だった。
自然観察園と言いながら野良猫に餌をやるオバサンたちが定期的に来る、変な自然観察園なのだ。
野良猫に餌をやるお陰で、猫共が地面に近い場所に生息する藪鳥をとらえてしまいアオジ、クロジ、ウグイス、カシラダカなどの藪鳥が激減したまま数年が経つ。
マイナスの気温が続くこの1月、自然淘汰で野良猫の絶滅を願う筆者なのだ。
そんな中ジュールル♪とエナガの20羽ほどの群れとコゲラ、シジュウカラ、メジロの混成群が筆者の周りを通り抜けていった。その後丸池の手前の湿地帯でやたら草むらにエナガが降りたって草の裏側の虫を啄んでいた。初めて見る光景だった。
こうした草むらで採餌をするエナガの姿、観たことがおありだろうか?エナガと言えば空抜けの姿を撮るのが普通だとばっかり思っていたが・・。
で、しばらく野川を遡ってみると大きな病院の裏の崖路にやたらバーダーの様な望遠レンズを持った人たちが20人ほど!なんだなんだと行ってみたら、ダイアモンド富士を撮るんだと!
そっちの方は専門じゃないので軽くお邪魔してさわりだけを撮っておいた。
空気が澄み過ぎて、風も強くて太陽が異常にまぶしい撮影だった。
ちゃんと真上に降りてくれた。
筆者はむしろ沈んだ後の富士頂上の雪煙とか、その陰とかが気に入った。
終わって帰ろうと歩き始めたら、なんと満月が浮世絵の様に東の空に。
極めて和風の満月だった。