このブログで良くレポートしている三鷹市の野川がこのところの低温で全面結氷している部分がちらほら観察された。
特に今月25日、26日の最低気温は早朝6時前後に実測-5℃、-2℃と続いたため、野川が100mほど水面が見えなくなり全面結氷した。
流れている河川は池や沼・湖ほど凍らないと言われているが、流れの結構ある野川がこれだけ凍ったのはあまり記憶にない。
‥と言うか、真冬には雪でも積もらない限り過去において早朝の野川には行かなかったからかもしれない。
それが今回は前日25日の夕方、凍った部分があった為翌朝の結氷を予測したのだ。
冬季、野川の水位は相当低くなる。完全に干上がってしまい川床が単なる石ころの道になる部分が相当出てくる。特に武蔵野公園~野川公園付近の護岸工事の無い天然の草地の土手部分はそうなりやすい。原因は上流部分で水を使ってしまうからだという話もあるが定かではない。
干上がった場合、残った水溜りに魚が集まるので、サギ類が大挙押しかけてきて採餌の狂乱パーティを繰り広げる。
で、凍った野川ではどういった野鳥の生態が観られるかと言うと、まずダイブできないカワセミが結氷エリアから消える。凍っていない場所へ移動する。採餌場で縄張り争いが繰り広げられるのではないだろうか?
カワセミは消えるが、セキレイ系は逆に増える。その他ヒヨドリやシジュウカラなどが水を飲みに来る。氷が割れた部分などに集中するのが見て取れる。
土手には大きな霜柱が出来ていた。
居たのはキセキレイにハクセキレイのつがい
凍っている部分が多いとすぐに飛んでいてしまう、オス
水面が観られる場所で採餌をしていたメス。
あまり浅いとただの氷原のようになっている。
ヒヨドリもシジュウカラも凍っていないところに集まってきていた。