辰(龍)年元旦、後期高齢者入りの団塊爺は自宅付近で初日の出を拝み、雑煮を食ってひと段落した時、天の啓示とでも言おうか突然高尾山へ登り薬王院へ詣でて富士山の上に沈む元旦の日の入りを撮影しようと思い立ったのだ。
元旦の日の出と日の入りを撮影なんて、この先幾度も出来る事ではないだろうと思ったのだ。
高尾山はここ数年、年間2~3度は徒歩で登り、徒歩で降りているから勝手知ったる距離感+自分の疲労度を把握できている低山だ。
途中で野鳥を探したり写真を撮ったりしなければ、ケーブルカー駅横の登山道入り口から車も登れる1号路でケーブルカー頂上駅経由で頂上広場まで7~80分で登っている。
高尾山ガイドでは1号路・稲荷山コース共に登り100分、下り80分とあるが、ほぼ同じペースで行ける。ただ、1号路は普通の車でも頂上施設などへの物資輸送・救急搬送に上り下りできるが、稲荷山コースは木の根っこだらけでデコボコしていて注意が必要、雨の後など時間も余計かかることが有る。
別にこのブログで高尾山登山ガイドをするつもりはないが、ヒールの靴で登ったり、愛犬などペットを連れて登ってトラブルを起こし迷惑をかける事だけは避けてほしい。
高尾山は東京で人気の低山登山のメッカ、本格的な登山スタイルで登る人とケーブルカーやリフトで簡単に登れる観光客も原宿や渋谷の街ファッション・ヒールの靴で登ったりする者もいる。乗り物運行が終了した後は真っ暗な急坂を下らねばならない。
高尾山を浅草や渋谷などの観光地と同じに考え、遊びすぎてリフトやケーブルカーの運行が終わった後、歩くしかない真っ暗な急坂を下りトラブルを起こして救助を求める馬鹿者が最近増えているという。
弾丸富士登山でのトラブルのミニ版だろうが、メディアはもっとこういう輩を非難し叩くべきだと思う。成るべくして成っているのに、迷惑をかける輩は「こんなに厳しい所だとは思わなかった」だの「他にもそういう人が居たから・・。」と言い訳するのが常だ。
話が飛んだ!
正月元旦という事で長蛇の列のケーブルカーやリフトを想像していたが、家を出たのが午後1時、高尾山口駅に着いたのが午後2時20分頃だったので、高尾山の登山客は殆どが下りの客ばかりだった。
1号路を登り始め、リフト頂上駅付近を通過したのが午後2時50分頃、途中薬王院へお参りしたのち頂上広場着が15時38分なので、今回も実質60分程度で登れたわけだ。後期高齢者としてはなるべくこの先もこのペースを崩したくないが、加齢の波はそうたやすくもあるまい。自然体でこの先も望みたいと思っている。
しかし爆睡して今朝起きて体は恒例バキバキの筋肉痛。今日一日は階段の上り下りどころか歩くのすら辛い。
元旦二日目のこのブログは辰年元旦高尾山登山のレポートとさせていただきたい。