世界遺産に成っているのは首里城趾で、1996年に復元された赤い上屋は対象ではないものの、パリのノートルダム寺院の火事同様大きなショックを受けた。
実は2001年を過ぎて21世紀に入って直ぐ、沖縄に居る高校時代のクラスメートに逢いに行った際、案内してもらい夜の首里城や守礼門に行ったのだが、その際撮った画像を引っ張り出して、燃え落ちる前の雄姿を偲んだ。沖縄の方々に心からお見舞いを申し上げたい。
今回の燃えた後のTV報道も此の場所からの絵が多かった。
いよいよ今年も残すところ2カ月ばかり。11月と12月は二度ほど九州へ飛ぶし、海外へも出る予定なので結構忙しい。
学会にも2度ほど参加しヤマセミの件を発表する予定だ。ヤマセミに関する観察・研究も10年経ったので、そろそろまとめに入らねばと思いつつ、ヤマセミに遭う都度新しい何らかの発見が有るので、ズルズルとまとめが伸びている。来年こそはまとめてしっかりとした文献にしたいと思っている。
・・・、という事で11月の最初は鹿児島のヤマセミ。
東シナ海側に近い鹿児島県内の小さな池に、ある時期ヤマセミが好んでやって来ていたのに遭遇。後にも先にもその年のその時期だけだったので非常に幸運だったとも言えよう。
流れない溜池なので、川辺川や球磨川のような綺麗な水ではないが、ほとんど人の目に触れる事のない奥まった場所での自然体のヤマセミに出遭えた。
鹿児島でもヤマセミは通年でつがいで過ごしていた。
3日間に渡ってヤマセミと対峙できた嬉しい記憶が蘇ってきた。