2018年1月27日土曜日

団塊世代の身の守り方はバーチャルではなくリアルで! How to protect the baby-boomers' generation is real, not virtual!

 今朝の報道でNEM(ネム=仮想通貨)を管理しているコインチェック(大手仮想通貨取引所)が外部から不正なアクセスを受け、顧客から預かっていた仮想通貨NEM約580億円分が流出したと知った。
 仮想通貨はビットコインなどが有名だがこのNEMも似た様なものだろう。要は取引証拠、残金証拠、残金保証などがすべて現金(お札・硬貨)を見る事無くインターネットバーチャルを介して行われるため、全てが仮想(バーチャル)空間で執り行われる。 https://www.asahi.com/articles/ASL1V7WCML1VULFA03Z.html?ref=nmail

 したがって、現実に目の前に自分の財産を札束で積み上げて触って実感を味わう事が出来ないシステムに成っている。これらは全て「信用」という前提の下に成り立っているので、信用できなければ参加しないのが賢明だ。信用するか否かは個人の自由だし勝手だが、何かトラブった場合はあくまで個人の自己責任・本人のリスクで処理されるから被害を被っても誰も保障・補填はしてくれない。

 バーチャルのデータは機械やシステムのミスや事故で幾らでも飛んでしまう。だからパソコンなどもバックアップを取れ、セキュリティを完全にしろ、パスワードを年中替えろ・・・と矢のようにうるさく言ってくる。金融機関やパソコンの熟練者も常々繰り返し言う。

 しかしこれは金融機関が高い宣伝費や勧誘員を使って自社の商品購入を勧める一方で、何かあってもウチでは対処・保証しませんよ!何かあっても「パスワードを変えるように言いましたよね?パソコンのセキュウリティを万全にしておくように言いましたよね?」と言い訳をしているだけ。
 金融機関も実はネット上のトラブルなどに関しては確たる自信が無いのだ、だから消えたお金は帰ってこないという事、自社には責任はないという予防線を張っているのだろう。

 パソコン教室も、個人で昔から操作し人より多くの経験を持つ熟練者も同じように「バックアップを取れ、セキュリティを完全にしろ、パスワードを年中替えろ・・・」と言う。パソコンの先がけとして自分自身その恐さを体験上知っているからだろうし、教えた自分に責任を持ち込まれても困るからの予防線だろう。

 しかしお金を取って人に教えたり面倒を見たら、たとえ相手がだれであろうと、関わった以上いつまでも面倒を見なければいけないのは世の常識だ。建造物を建てた施工業者がいつまでもその建造物のメンテナンスを法的に義務付けられているのと同じだ。
 
 現在ほとんどの者はパソコンを家電と同じレベル・意識で使いこなしている。その極めがスマホだ。もう既にパソコンは、ハード・ソフトを含めてパソコンそのものが趣味で、その熟練度やメカニックに詳しい者(オタクが多い)とは違い、パソコンはあくまで道具で「パソコンを使って何をするか」に軸足を置いている人間の方がはるかに多くなったのだ。家電以上に人間に近くなっており、いわば心臓のペースメーカーと同じレベルで、もはや人間の生死にすら関わる必需品にすら成りつつある。

 パソコンがただの電子計算機であった時代から、ネットを介しての情報端末に成った途端、目に見えない怪しいリスクが数百倍にもなってしまった。そうであれば、それなりに多くの団塊世代のパソコン使用者にも判り易い自己防衛方法があるだろうと思うのだが・・・。
 パスワードを頻繁に替えろという金融機関やカード会社、やいのやいのアップグレードしませんか?あなたのパソコンは危ないですよ!と毎日のようにポップアップウインドウを出すセキュリティ・ソフト、これらからリーズナブルに逃げられる方策を誰か教えて欲しい!

 とりあえず筆者はパソコンを使わない時は電源は全て切り、インターネット回線(有線LAN)にもスイッチを付けて切断するようにしている。
 
話は飛んで・・・。

 仮想通貨で始まったバーチャルとリアルの話だが、友人・友達という概念が変わりつつあるのもこのバーチャル空間、SNSの発達で此処10年大きく変わって来た。
 逢った事もない人間とFacebookで繋がり、いいね!を押し、誕生日メッセージを贈り合う。団塊世代の筆者にはどうしてもこの逢った事もない相手と何でコミュニケーションしたがるのか、出来るのかいまだに良く判らない。

 勧められてFacebookを始めた頃、FB友達の多さを誇って競争の様な頃が在った。これも一種の優越感なのだろうか。しかし、自分のFB友達の中でも数千人のFB友達を抱えているものが数名居る、数百名はざらだ。しかし、そういう人達の投稿に対して「いいね!」を送っている人の数意外に少ないので驚いた事がある。FB友達の数に対して平均4~5%が「いいね!」をマークしている。勿論1000名の友達が居る人は50名って所、2000名の友達が居る場合は100名に成ろう。75名でFB友達数を止めている筆者は平均5~10名の「いいね!」を送ってくれるFB友達が居るがたった8名でも10%は越えている訳だ。

 これって、名簿や名刺の数を誇っている人に、数は多いけれど何人有効なの?ちゃんとメンテしているの?と問うに似ている気もする。

 しかしFB友達は75名以上には増やさない主義の自分なんかに比べれば勿論皆さん「凄い!」という数値だ。スマホだから簡単にポッチを押せば「いいね!」出来るのだが、逆に言えば皆さんそんなに暇なのか?もっと他にやること無いの?と一度訊いてみたい。一日で何時間友達のFBチェックしているの?

 SNSはFacebookばかりでは無いのはご存知の通り。筆者もTwitterも併用してブログ更新の告知をしている。このデータを見ると1週間で我がTwitterを見た人が平均6000名以上いる。これって毎日平均850名以上が見ている勘定だ。見ず知らずの方が連日850名以上ご覧になって、その上で「いいね!」を押したり、ブログにアクセスして読んでくださるわけだ。


そのブログも此処連日250~300アクセスがある。

 これを考えると、コミュニケーションをつかさどるネット環境に関して「無責任」や「無意識」は許されないのだと思わざるを得ない。心しようと思う土曜日だ。