2021年10月23日土曜日

アナログかデジタルか?音楽シーンは色々変化があるようだ。 Analog or digital? The music scene seems to change a lot.

  ポーランドの首都ワルシャワで「ショパン国際ピアノコンクール2021が開催され、我が国の2名が二位と四位に入った。今までになかった事らしい。TwitterやFacebookでは、にわか評論家・音楽愛好者が誉めそやし、色々な想いを発信している。何処か、選挙の際の自称政治通の意見発信にも似ている気がした。https://tabimatch.com/chopin-competition-final/

 もちろん筆者にとっても聞けば大変喜ばしい事だし、コンクールの厳しさから考えれば凄い事だと思う!

 でも、1位と2位の差、入賞者とそうでない人の差など、Youtube聴いても残念だが筆者にはまったく判らない。多少(~と言ってもプロレベル)ピアノ演奏をやる人達にとっても今回の入賞者たちの差異に関しては色々な意見があるという。

 にわかスズメ批評家たちはそれぞれに勝手な評論をしている様だが・・・。

 筆者は大昔、2年間だけ小学6年~中学校時代ピアノ教室に通った。のちに高校生に成ってロックバンドでもBeatlesやGerry&The Pacemakersの曲でピアノパートがある曲は弾いたりもした。

 しかし、楽譜は全然今だに読めない。小学校時代、妹が弾く曲を朝から晩まで聴いて覚える癖が付いてしまったらしい。初めてピアノの先生の家に行って譜面を見せられこうして、あーしてと教わったが、譜面も判らないのは勿論、曲自体を知らないのでまずろくに弾けなかった。しかし段階を追ってその後は妹の弾いた曲を耳で聞いて覚えてすぐ弾けた。

 ピアノ教室に通って数回目、先生が部屋を離れてトイレに行ったとき、妹の弾いていた曲(まだ習っていない)を弾いていたら、戻って来た先生がジーッとドアの外で聴いていたらしく、部屋に入るなりこちらの顔を見て「アナタ、一体何なの?」と言ったのが72歳の今も耳に残っている。

 1965年都立広尾高校時代、文化祭の音楽ステージでBeatlesのコピーバンドをやった。この最初の曲がAll my Lovingだった。そう、あの「Close your eyes・・・」が演奏なしに始まる名曲だ。これをいきなりキー音も貰わず歌い出したので音楽の安斎先生は驚いたそうだ。その二学期の音楽の通信簿が3から5に成って担任の高橋先生が「間違いじゃないの?」と訊きに行ったそうだ。音に関しては一度覚えたら頭に入っているタイプだったようだ。

 鳥を撮影するようになって、遠くのアオゲラやアカショウビンなどの声を聴いて音階を覚え真似すると、傍に来る。縄張り荒らしだと思い排除に来るらしい。

同じF組のメンバー。

ギターアンプは真空管の自作アンプに横田の米軍放出大口径スピーカー(自作)

 全く楽器を演奏できない人たちに比べれば、筆者的には今回のショパンコンテストのその差がまだ少しは判りそうなものだが、全く判らない。

 高校時代自分でロックバンドをやり、50歳を越えてベンチャーズバンドをやったのも音楽が好きだからやったので、特別に音楽教育を受けたとか、そういう環境に居たからではない。勿論ほかのバンドメンバーはヤマハ音楽教室へ通ったらしく、譜面を見ながら弾いていたが、リードギターの筆者は相変わらず譜面は読めないので、レコード聴いて覚えた各曲をレコード通り弾くだけだった。

 自宅で練習する時も、リードギターのパート音だけがないベンチャーズのリードギター用カラオケCDに合わせてダブル・イヤホンで自分のエレキの音を聴きながら真夜中まで練習したものだ。


まだモズライトのギターを買う前からグレッチでベンチャーズをやるという・・アホ。

 大体ベンチャーズやビートルズが譜面観ながら演奏しているのなんて観たこと無いし、耳から聞いた音を覚えて演奏するスタイルの自分が正しいと昔から思っていたのだ。

 自分で好きで始めなきゃ何も上手くならないというのが筆者の持論。バンドにしても全てBeatlesがカッコいいから真似してバンド始めただけの事。真似が全ての始まりだ。

 A Hard day's Nightは映画館で30回、ビデオやDVDで30回以上は観た。この、And I Love Herのシーンはもう最高の「カッコいい場面」で、これを真似したくて文化祭目指してバンドをやったようなものだ。

 ギターはジョンの黒いリッケンバッカーはあまり好きではなく、ジョージのリッケンバッカー12弦のタイプの6弦モデルと、映画HELPの頃から使うグレッチ・テネシアンの本物をやっと40歳に成って手に入れた。 

50歳頃結成した高校生時代の旧友たちとバンドを組んで町田のスタジオで練習。

 此のショパンピアノテストで入賞したのも、好きだからだろう。前回は入賞を逃したが今回は雪辱を果たしたという。「やればできる何事も!」が我が父の教え。「一生懸命やれよ!仕事じゃねーんだろ?」はタモリの言葉、我が座右の銘。

 しかしレベルが違いすぎるのか、この手がもともと好きではないのか理由は不明だ。だからこの入賞の快挙を評論する資格も、何かを言うことも出来ない。ただただ「凄い事!」と祝うだけ。それで良いんだと思う次第。