以前もこのブログで筆者は首都圏・都心中心部でもコンデジ片手に緑地帯を徘徊し、自然の移ろいを画像に記録していると述べた。
究極は「明治神宮100年の杜 野鳥」に集約したような写真集だが、毎日更新するこのYAMASEMI WEB BLOGでも、コンデジで撮影した野鳥の佇まいをレポートしている。
野鳥も勿論だが、三鷹から都心へ出る都度、緑地帯の植物、昆虫、色、匂い、外観を定点観察して比較している。今年は過去2~3年に比して特にコロナ禍で人出は少ないうえ、休園中の施設も多く限られた場所での「定点観察」しかできていない。
今日はそんな中で比較的何時でも行ける上野不忍池の8月1日と昨日10月2日の違いなどを例に、定点観察の面白さや「視点」について述べてみたい。毎週末は北関東に在る研究機関で寝泊まりするので、帰りに浅草、上野を経由することが多いのだ。
都心に限らず、ただ散歩するのではなく、観天望気を行いながら花鳥の佇まいを記録するのは面白いはずだ。昨日などは台風一過暑くなり、ツクツクホウシがまだ遠くで鳴いていた。10月も2日だというのに今年のセミの期間は長いようだ。
8月1日の不忍池。遠望。早朝に行けば蓮の花のオンパレードだろう。
既に8月1日にじょうろ状態に成った花があった。
蓮の花以外では夾竹桃が真っ盛り、綺麗だが根にも茎にも花にも毒がある。
8月1日と言えば、真夏の真っ盛りだ。
此処から二か月経った10月2日の不忍池。
蓮の花は既に終わり葉も黄色くなって草紅葉状態。
8月と同じピンクの花だが「萩」の咲き始め。
かっての花は全て茶色い「じょうろの口」状態。
徘徊用のコンデジ新旧二種。右Canon sx740HS, 左新しいPanasonic LUMIX Dc TZ90
耐久性において難のあるCanonと違い頑丈そう、名機TZ-3きみまろズームも2005年頃使用していて未だに持っているが、その後継機だけに成果は期待できそう。何しろこの手のコンデジでファインダーが付いているというのが最高に良い。陽の光が強い時、遠くの野鳥を撮るなど液晶で探していてはまず画面に捉えられない。
スマホやコンデジでも液晶画面でしか被写体を捉えられない場合、この手の撮影は難しい。このテスト中、不忍池でコサギの採餌を撮ることができた。改めて別の日にでもご紹介するが、1カットだけご紹介。
緊急事態宣言も解除され、コロナ禍も収まりかけ、人出が多くなった。