2015年2月15日日曜日

暴風雪の根室で初見の野鳥に出遭う! I encountered for the first time kind of wild bird at Nemuro of the heavy blizzard.

 昨日の根室は暴風雪で風が非常に強かった。テレビでも外出は控えるようにとの情報が出ている程だった。根室から釧路までの花咲線は全面ストップ、市内のバスもあまり走っていない状況だった。朝から昼までホテルに缶詰め状態で昨日までの成果の画像処理を行っていた。ランチを摂りにホテルの裏の食堂へ徒歩で行った際に、風邪の状況、止んだ雪の状況を観て数時間なら車で出られるだろうとの予測が立った。

 根室半島は西から東へ東西に延びた半島だ。今の爆弾低気圧は北東に在るから真北から強風がこの根室半島に直角にぶつかっている。という事は北側の海岸は相当な暴風雪だが、南側の崖下にある歯舞漁港、花咲漁港、昆布森漁港、落石漁港などは風邪のブランケに入り、意外に静かなのではないだろうかと考えた。同時に風をよけて海鳥が避難しているのではないだろうかと考えた。

 せっかく準備された「根室バードランドフェスティバル」もイベントは中止になり、全国から集まった野鳥ファンもなすすべもない状態で、気の毒にも宿舎に缶詰め状態のようだった。
 そんな中、雪が止んだので雪用の長靴を履いて落石漁港に向かって車を出したところ、海抜2~30mの丘で出来ている根室半島を走る落石方面への道路は地吹雪で途中から先通行止めになっていた。予定を変更して近場の南岸の漁港に向かう事にした。

 道路は圧雪バーンになっていて、所々で真横から地吹雪が襲うという状況だったが、約20年前旭川、ルスツ、富良野、帯広、狩勝峠などで散々スノーイベントで真冬に走り回った経験が生きた。
 南岸の漁港に行ってみると、予想に違わず海鳥が約10種類ほど港内の静かな場所にたむろって風をよけながら採餌していた。オオワシやオジロワシまで風の弱い崖下のこの港に飛来していた。初見の野鳥数種に出遭えたのは非常にうれしかった。
所々ブラックアイスバーンになっていた。しかしスタッドレスタイヤの威力は素晴らしい。

地吹雪が突然襲ってくる環境だった。前が見えなくなる。

南側の崖下は結構穏やかで海鳥も飛び回っていた。

港内の岸壁近くでウミアイサ・オスが採餌中、小さいヒラメの様だった。

同じくウミアイサのメスも小型のヒラメを採餌していた。港内にも余程沢山いるのだろう。

コオリガモ、初見の海鳥、えらい派手な野鳥だ。車の中からなので逃げない。

尾羽が長く伸びている。

出遭えるとは思わなかったシノリガモ、これまたオシドリ以上の彩色でびっくりさせられた。

このシノリガモだけは晴天時に撮ってみたいと思った。

オオワシも悠然と上空を舞っていた。自然の中の飛翔は良いものだ。

土曜で出航は無いのだろう静まっている漁港の事務所の屋根にオジロワシが下りた。