日本野鳥の会の方々の金魚の糞に成って指導されるままにコミミズクの採餌を待つこと1時間半。観察、撮影班は全部で10名ほども居たろうか。西の太陽の方向にコミミズクが100~150m程の距離で出現。熊本空港に向かう航空機も北側に見える傾斜のある広い草原だ。
出現情報でも訊かない限り出遭い難い野鳥だが、ラッキーな事に初めての試みで撮影できた。まったくをもって熊本在住日本野鳥の会熊本県支部の山田さんご夫妻のお蔭!感謝に堪えない。その日の朝9:00まで人吉市内でヤマセミを撮影していたのだが車で125km、約2時間走って阿蘇山系に到着したのだった。一日でヤマセミのバトルとコミミズクのバトルを撮影できるとは奇跡に近いと思う。今年のラッキーをこの日一日で使い切ってしまったかもしれない。しかし画像そのものよりこのような自然が豊富にある熊本県を羨むと共に生でそういう現場に居られた幸運を感謝するしかなかった。やはり一人で視るより同好の志と共に歓びを分かち合えることが素晴らしいと思った。
逆光の中ホバリングから餌を見つけて急降下しようとしているコミミズク
そこへ90度真横から別の個体が現れた。
次の瞬間、まっすぐ体当たりに近い形で突っ込んでいく。
突っ込まれた方は不意を突かれたが体をひねって急上昇。
接触は無かったものの間一髪!その間に狙われた餌は逃げたのだろうか?