今日の画像は日中日の当たる場所でのヤマセミの水中からの離水の様子と傍の岩へのソフトランディングの様子を横から捕えた画像。ヤマセミを観察し続けているとlこういった岩へのランディング、あるいは岩からのお浄めのダイビングなどを撮影する事が多いが、これほど強い太陽の光の中での行動はまれにしか撮影できない。
基本的には太陽が高い時間帯はそもそもヤマセミの採餌の集中する時間帯ではないのと、天敵が上空を舞う事が多い時間帯なので木陰からあまり出てこない事が多いからだ。川辺川の場合も両岸に樹木帯が有ってお気に入りの羽根休めの場所は余程リサーチをしないと初めて行ったのではまず見つけられない。
樹木の枝が上から垂れ下がっている部分の奥の枝に留まっている事が多いため声はすれども姿見えずというのが普通だからだ。今日の場合もこちらが反対側の土手に停めた車の中にいる事を知っていて、危害を与えない事を認識しているため、自由奔放な動きを目の前で繰り広げてくれたほんの一部の画像。
ヤマセミの撮影をされる方なら充分経験がおありと思うが、ヤマセミの白い部分には蛍光色が入っていてオートなどで撮影しようものなら、晴れている日など一発で白トビを起こしてしまう。ましてや直射日光を浴びて飛んでいる場面などでは2絞り以上暗くしないとまともには撮影できないのが普通だからカメラ操作は大変だ。特に川辺川のように日なたと日陰の交互に入り混じった峡谷のような場所では撮影者泣かせも良い所。だからヤマセミを撮影するには曇りの日が一番楽だし条件的には良いと思う。
このダイブした場所は撮影者の前方30m程のごく浅い場所。対岸の高さ7m程の樹木の中からまっすぐこちらへ出てきてホバリングした後ダイブしたもの。デモンストレーションだったと見えて採餌の様子ではなかった。
水面から一気に出て左手のいつもの岩へ向かう。
このオスは2年前からこちらを認識しているので警戒心は無い模様。
随分手前から羽根を広げてブレーキを掛けている。
幼鳥と異なってランディングは非常にソフトに着地する。
こうして真横に近い形で撮影できたのは初めてかもしれない。上手いものだ。