とにかく北風が強く、まだ陽も出ていないのでやたらと寒い。北の海を行く船の舳先に立たされたような感じだ。そんな中、手前の護岸の岩場に何やら居るのを発見!
ネズミの様に小さな茶色い丸いモノが岩の間に見え隠れする。双眼鏡で見ると野鳥だった。似たようなのがあちこちに100羽程居る。500mズームレンズで撮影しても逃げようとしない。距離は60m程か。東京へ戻る格好なのでツィードジャケットにネクタイなどしていていつもの迷彩の防寒ではなかったが相手は気にしていないようだった。
そのうち、一斉に飛び立ってものすごいスピードで沖合を右に左に急旋回しながら飛び続けたので、追い写しで何カットか撮影してみた。
今回は、たまたま観察に来られていた野鳥の会の髙野先生と前回同じ場所に来た時に散々お世話になった栂野さんと出会えてラッキーだった。完全防備なのでそばに寄るまでお互いの確認が出来ないほどの観察条件だった。
向かって左、栂野さん、右、髙野先生。
撮影した画像をお見せして栂野さんや髙野先生に教えを乞うと、シロチドリかハマシギの様だという事だったが、先ほど調べたらまさにハマシギとシロチドリだった。特にシロチドリは片足で立っていて多少の移動は片足でピョンピョン飛んで移動している。こいつら障害者なのか?福島原発の影響か?とも思ったがそうではないらしい。皆そういう形で立っている。とにかく水鳥系は全くの素人なのでどうしようもない。
まず今日はそれらのうちハマシギの飛翔画像をアップした。
沖を観ていて、消えたり現れたりする群れだが画像をチェックしたら70羽以上の群れだった。要は海面に対して水平に飛んでいる時が殆んどないと言った方が良いかも知れない。真冬の海は色が無いので撮影が難しい。
腹の面をこちらに見せている時は逆光の場合は消えてしまうように感ずる。
背中の方が見える場合は割に判りやすい。
拡大して視ると結構バラバラに飛んでいる事が判った。
望遠ズームで追い写しをしていて間近を通過すると流し撮りの様になるから余程スピードが速いのだと思う。ツバメの比ではないようだ。群れだからまだ撮影可能だがこれが一羽だったらアウトだと思う。次回は岩の上でこの飛翔物体の個別の画像を掲載予定。