2013年12月18日水曜日

特ダネ情報!人吉城址のヤマセミが伴侶を見つけたらしい! New couple birth of the crested kingfisher in Hitoyosi.

 昨日の人吉から名古屋エリアへの日帰り出張の疲れもなく、雪になるかもしれないという気象予報を頼りに早朝から「雪の中のヤマセミ」を撮るべく人吉城址を望むエリアに車を移動した。
 残念ながら雪にはならず、先への宿題となったが、人吉城址をテリトリーとする今年生まれと思われる若鳥のオスに伴侶が出来たようだ。半月前あたりから辻先生情報で「彼女が出来たようです」のメールを頂いていたのを確認できた。

 全国で「ヤマセミ」を市の鳥に制定しているところは、北海道の千歳市、新潟の胎内市、岡山の高梁市だが、千歳市の千歳川上流でヒグマに注意しながらやっと観られる程度で、胎内市や高梁市はそう簡単にはヤマセミに出遭えるという話を聞いた事が無い。
 その中で、人吉市は人吉城址、つまり今の人吉市市役所の構内でヤマセミに毎日出遭えるのだから凄い所だ。でもまだヤマセミは人吉市の鳥になっていない。早くウグイスに続いて市の鳥第2号に制定して頂ければと思う。なって当然の鳥だと思う、下流の八代市がカワセミなのだから、人吉市がヤマセミ、八代市がカワセミで、ヤマセミ・カワセミの連動・相乗効果が上がろうというもの。メディアが報道すれば双方にとってとても良い観光活性化素材となろう。


 2003年の春、八代市市役所の商政観光課にいた中学校同期世代の山際洋徳氏依頼で九州新幹線部分開通・新八代駅開業記念に「八代市の観光活性化」というお題で熊本日日新聞に20本ほど連載記事を執筆した事が有った。同時に東京の地域活性化財団への市からの要請で商工会議所・その他基幹産業の方々に八代市の産業活性化について4日間ほどレクチャーさせて頂いた事が有った。

 その時以来、八代市の観光活性はどうなっただろうか?一時期とはいえ自分が育った八代市の観光活性化を応援したいと思う。しかしそれには人吉市などアクセスルート上にある観光資源を持つエリアとの連動が必須だ、熊本県内随一の工業都市が単独で観光活性化は難しい。その点、人吉市は文化・自然・温泉・歴史史跡など一つの空中都市のようにまとまった観光資源を持つなかなかの都市だ。これも単発で行動するより外から見た人吉の「凄さ・魅力」を理解して、地元に住んでいては判らない「人吉市の魅力」を売りに出すべきだろうと思う。

 そこに住んでる方にとっては「在って当たり前」の景観や素材でも外から来る人々には「来なければ体験できない、触れない、見られない」大変な観光素材なのだ。たとえばハワイのホノルルで観光客は皆ダイアモンドヘッドを背景に、あるいは路肩のハイビスカスをバックに記念撮影するだろう?しかし地元に住んでいるホノルルの住民はそんなことはしない。珍しくもなんともないからだ。

 是非、この人吉でしか見られない街中を飛びまくる、あるいは人吉城址、市役所で観られるヤマセミを実際に見て撮影して頂きたい。

A companion seemed to be found in the male of the crested kingfisher which lived in the Hitoyoshi ruins of a castle.
人吉城址の角櫓の瓦に留まった若鳥と新しいお相手(~と思われる)ちなみに後ろの建物のガラス窓は市役所庁舎だ。
 
 
 
新しい彼女はオスが他所を観ている後ろでピッと脱糞!右に白い千切れた数珠のようなモノが写っているがそれが糞!
 
それに気が付いたのか?「何ってこった!」とばかりにオスが逃げ出した・・・訳ではないだろう。
 
 
しかし、なまこ壁に瓦屋根、ヤマセミ2羽、日本中何処を探してもここ人吉でしか見られないだろう。