2019年5月21日火曜日

首都東京のスズメは一体何処でどうやって繁殖しているか?  Where and how is the sparrow in the capital Tokyo bred?

 今日は寒冷前線の通過で関東地方は終日雨。久しぶりのまとまった雨。繁殖真っ最中の住宅街の野鳥達は一体どうしているだろう?ここ1か月前から武蔵野・三鷹エリアで繁殖中の野鳥達の様子をつぶさに観察している。
 本格的・調査のような記録こそ付けていないが、コンデジでその様子を撮りまくって画像整理しながら観察を続けている。野鳥は多少の雨で在れば普段通りの採餌を続けられるので育雛中は葉の裏の毛虫などを集めては樹林帯と巣との往復を行っている。

 三鷹エリアで観察している野鳥は、オナガ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ツバメだ。一部カラスも追っているが、営巣地がアパートの屋上や大学構内の樹木の上部で覗けないので遠くから見ているだけ。

 今年観察していて驚いているのがスズメのしたたかさだ。一番驚いたのが私鉄の駅に在る踏切に隣接している電気系統の支柱と電気設備に、何と5家族がまとまって営巣しているのを発見。この駅を使用する都度見上げては撮影し続けている。出来れば巣立ちを見届けたい気もするが、不審者扱いされ通報でもされれば色々迷惑を掛けそうで躊躇している。

 ちょうど今ヒナが孵化し時折声が聴こえる状態になっている。あと10日ほどで皆巣立つのではないだろうか?

 観察をしていると給餌用の餌はほぼ80m以内で調達している様だ。何ともまあ簡単な繁殖だが、それだけ身近な野鳥なのだろう。ムクドリが約300m程の距離を給餌往復するのに比べ驚くほど身近で調達している。

 

この金属製の支柱は何と4家族がそれぞれ4か所を占領している。


この隙間にスルリと入り込む。ムクドリの雨戸袋と一緒だ。

現在2分間に一度給餌を繰り返しているが何羽のヒナが居るか不明。


電線の帆布カバーも格好の営巣場所になっている。この画像では今一羽別の親が入って居る。

こちらは電線のビニールカバーでの営巣。


人吉市郊外ではスズメもフライングキャッチで餌を獲っている。

上野不忍池では人間を恐れず、目の前で育雛給餌をしてくれるので観察しやすい。