2017年12月7日木曜日

カイツブリの不思議。 I am wondering about Little grebe's ecology.

 全国どこでも年中観られる水鳥としてカイツブリが居る。カンムリカイツブリが比較的冬季に多いのに比べ、こちらの小さなカイツブリは留鳥で通年目にする事が出来る。
 東京および近郊でも割によく観られ、新宿御苑や井の頭公園でも繁殖している。新宿御苑での繁殖行動はつぶさに観察し、イノシシのウリ坊のように縞々のヒナがかえるまで撮影したが、場所が特定できてしまうのでこのブログでは投稿していない。トモエガモが飛来する池だ。

 一方、球磨川本流では年中このカイツブリの声を聴けるが、特に多いのは温泉町の旅館翠嵐楼のあたりだ。今回は時期的に大きな鮎が盛んに飛び跳ねていたので漁師さんたちが岸辺にたむろっていたため遠くへ避難していた様だが、普通は必ず観られる。

 このカイツブリ、やたら縄張り主張が強いらしく、年中仲間を追い回していると聞くが、人吉では滅多に追い回しには遭遇していなかった。熊本市内の江津湖ほどでは無い感じがする。
 ピョロロロロ、だのキョロロロロロという独特の甲高い連続音で鳴くのが特徴だ。

 人吉では過去において中川原公園付近で6羽ほどのカイツブリが群れていたのを撮影しているが、親子ファミリーだったのだろうか?

 今日のご紹介は縄張り争いなのかつがいの繁殖前のよう演習なのだろうか?結構長い時間広いエリアで一方がもう一方を追い回していた。





こうやって追い回された方がそのまま離水して空を飛んだのを見た事が無い。一度上空飛行中のカイツブリを観てみたいものだ。