しかし欧米では異なる人種が異なる宗教と共に混在する傾向が加速しているため、キリスト教の祭りであるクリスマスの位置づけがビミョーになって来ているのも確かだ。
ご参照: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171206-00053688-gendaibiz-bus_all&p=1
最近、神戸で自称プラント・ハンターなる者が神戸の行政や広告代理店と一緒になって、北陸で育った大きな針葉樹翌檜(=あすなろ)を根こそぎ運んで来て見世物にしているようだ。全体にイルミネーションLEDを巻き付け飾り、世界一のクリスマスツリーの称号を狙ったのち切り刻んで記念品にするという。このバカげたイベントはネット上で心ある方々から猛非難されているとの事、当たり前だ。
植物も立派な生き物。特に大きな樹木は500年は生きる。大型の動物の寿命が平均50年であるに対し10倍の長さだ。動物は機敏に動けるが、植物は雨後の筍ですらジーッと視ていても動きは判らない。しかし動物の10倍はある命の時間を動物の寿命時間に短縮して植物の動きを追う(微速度撮影)と10倍速で動く為気味の悪い動物のように見えるだろう?特に東南アジア・カンボジア等の遺跡にまとわりつく熱帯植物、あるいは朝顔の蔓、マメ科の植物などを同じ様な微速度撮影をして10倍速で再生すれば植物も立派な生き物である事を知る事が出来るだろう。子供の頃岩波の教育映画で似た様な実験記録を観た方もいよう。
異教徒の祭りというより、クリスマスという世間のメディアも注目する場で目立ち、名を売りたい輩にのせられる自治体も情けないものだ。密猟者含めてアニマルハンターが世界中から非難されているのに、同じ生き物を狩るプラント(植物)ハンターがもてはやされて良い訳が無い。自称プラントハンターのお陰で全国の神社仏閣の御神木や巨木が最近どんどん伐採されているのをご存じだろうか?これでは神様も仏さまもキリスト様も黙っていないだろう。
話は替わって・・・。
団塊世代が小学生の頃、そろそろサンタクロースが実は自分の親らしい・・・と疑い始めた頃、当時のソ連が1957年人類初の人工衛星を打ち上げた。当時は切手収集が子供達の趣味の代表だったから、この人工衛星の切手群はずいぶん需要があったに違いない。
2012年JA2012名古屋でプログラムに掲載した宇宙切手。
筆者は父親の仕事の関係で、小学校時代北九州の小倉市(当時)に住んでいた。1957~8年はちょうど小学校3~4年生。その時のクリスマスプレゼントがこの人工衛星の切手だった。あれから60年、大切に持っている。
当時のソビエト連邦が発行したスプートニクの切手
東ドイツが追いかけで発行した人工衛星切手
波乗りサンタクロースの切手
いつの間にか、クリスマスが日本の年間行事の一角で大きな位置を占める様になってずいぶん経つが、今や平日でも渋谷交差点やその他の繁華街は昔の日本のクリスマスを遥かに凌ぐ賑わいだ。やっと精神的にも落ち着いたクリスマスが日本に定着したような気もする。
一時のバレンタインデーの騒ぎ、最近ではハロウィーンの騒ぎ、日本人はそれら外来の祭りに夢中になり、日本独特の祭りや五節句の行事をこのまま忘れてしまうのだろうか?ちょっと心配。
しかし、今年も銀座など繁華街のクリスマスツリーは一時より控えめながら町を飾り続けている。
これは4年前の中央郵便局KITTEの吹き抜けのクリスマスツリー。