2024年2月26日月曜日

007.ヤマセミ生態まとめ、通年つがいで過ごすー7月. 007. A summary of the ecology of the Crested kingfisher- where they live in pairs throughout the year - Jul.

  7月のヤマセミは子育てが一応終わって、つがいの二羽だけのランデブー飛行を頻繁に観る事が出来る。巣立った幼鳥たちは、食事の際はまだ親と一緒に行動をすることが多い。

 しかし、この先に親子の離れのイベントを控えて、つがいの二羽は徐々になるべく幼鳥たちと距離を置こうとする様子が垣間見られる。

2016年7月13日 球磨川支流合流地点

2016年7月16日 球磨川本流

2017年7月31日 球磨川本流

2018年7月6日 球磨川本流

2018年7月6日 球磨川本流

2018年7月6日 球磨川本流

2018年7月6日 球磨川本流

 このように人吉市の球磨川では全国他のヤマセミ生息地とは異なったヤマセミの動き・生態を観る事が出来る。
 山奥の狭い(=視野の狭い)峡谷でのヤマセミの観察は限界もあり、本当のヤマセミ生態を観察するには困難が伴うだろう。つがいが二羽で居る所を収録するのはかなり難しいのではないだろうか?

 人吉市の球磨川流域では逆に二羽で居る方が普通なのでこういう画像が多くなる。

 この画像群が示す通り、ヤマセミは決して孤高の野鳥ではなく、観察者があてられてしまうほど夫婦愛の強い野鳥なのだ。毎年相手を替えるオシドリを元に何で「おしどり夫婦」などと言ういい加減な事を当てはめたのか?理解に苦しむ。死別するまで相手を替えないヤマセミの方がはるかに「オシドリ夫婦」なのに・・。