2022年6月13日月曜日

今年は都心の緑地でキビタキに出遭う事が多い様だ。It seems that this year, we often encounter the Narcissus Flycatcher in the green areas of the city center.

  2週間前、6月に入って最初の日にこのブログで高尾山でキビタキに遭遇した話をアップした。その前にも東京都心の緑地でキビタキに遭遇したレポートをしたが、つい数日前も都心緑地でまだキビタキの声を確認。今年は気のせいか、身近にキビタキが多いような気がする。

 今朝の晴れを見たら、今日も高尾山に登っておけば良かったと反省した。しかし梅雨時の地道は滑るので事故も多かろう、少し晴れが続いてからにしようと思う。最近高山で高齢者の滑落・遭難が多くて関係者を忙しくさせているようだし・・。

 都心の緑地ではコロナ過の各種規制が解けた週末、あちこちで多くの人出がイベントを楽しんでいた。通路の傍らの木々の間で盛んに綺麗な声を張り上げて上げて鳴くキビタキに人々はまったく目もくれず、その多くの歩く人の横でズームレンズを向けて撮影したのが今日のレポート。

 今回のキビタキも勿論その鳴き声頼りに存在を知り、丹念に探したのだが、雨上がりの緑地の中を結構移動しているようだった。最初に聴いて一瞬撮影できた際と二度目に聴いてじっくり撮影出来た場所の距離は150mは離れていた。しかも真っ直ぐは移動できない緑地なので全く別の個体だと思ってもいいだろうが、実際は同じ個体だと思う。あの高尾山の広さに対するキビタキの声の密度を考えても、都心の緑地にそう沢山のキビタキが来るとは思えない。

 鳴くことがまずない冬のルリビタキは雄雌合わせて3~4羽の存在が確認された緑地なのだが、キビタキのように大きな声で鳴くケースの場合は違うような気がする。

 今回気づいたキビタキの囀りは、盛んに他の野鳥の鳴真似をしていた。一番はっきりと分かったのがコジュケイの鳴き真似だった。「チョットコイ、チョットコイ」を繰り返すので驚かされた。その他ヒヨドリかよ?とも思える鳴き声で、しばらくボーっと聴いていたが、動画で録画しておけばよかったとも思った、失敗!

 でも、たとえ録音しても残念ながらすぐ脇をペチャクチャおしゃべりしながら歩く女性陣の声の方が間違いなく大きく録音されるだろう。今週行けたらまた行ってみようと思う。

最初に出遭った個体。10m程を行ったり来たりしていた。

20分後に150m離れた場所で出遭った個体。側面の白い部分の形状が違うが翼の重なり具合でこのあたりな毎回違うような気もするので同じ個体でもおかしくない。黄色眉班の濃さや形状は多少違う気もするが、そうそう都心に沢山居てはおかしいキビタキだ。


幾度か目が合ったような気もするが、気のせいだろう。




何とか枝かぶりではない角度で・・と動くがなかなか難しい・・。