2022年6月10日金曜日

霧ケ峰高原でカッコウの托卵行動に遭遇した。その3.成功の可能性の巻. I encountered a cuckoo spawning on other birds nests behavior on the Kirigamine plateau. Part 3.

  過去二日間の画像に比べると、シリーズ最終回の今日の投稿は全く面白くないかもしれない。しかし、生態を観察していて、投稿せずにはいられない具体的データがあるのであえて面白くもない画像をアップしてみた。

 1回目と同じような状況で樹木の上からカッコウが草地に降りてきて羽を広げて6秒間じっとして居た。その後飛び去ったというだけなのだが。この時の観察・撮影で、地上に降りてカッコウが同じ場所で6秒間動かなかったのはこの時だけなのだ。

 筆者はカッコウが産卵するのに何秒かかるか知らないが、もしノビタキの巣に托卵を1個産み落とすのに数秒で済むのであれば十分な時間があったように思ったのだが如何だろう?

 現場を体験していない方が観察内容を否定をするのは簡単だが、可能性のある場面を画像で記録できるのはそう頻繁にある事ではない。

 特に野鳥の生態学に関して素人の筆者にとってはなおさらの事。可能性のある画像は公開することで、専門家の方々に判断いただければそれで充分役目を果たしていると自負している。専門家の方々が簡単にこういう機会を画像記録できるのであればあまり意味がない事に成ってしまうが・・・。

また別のところに舞い降りたカッコウ。1回目失敗した個体だろうとは思う。



羽をたたまず広げたまま。

この態勢のカットが下のデータの左側。


この下の画像がこのデータ表の右側に当たる。画像はコマが繋がっているが、その間には6秒間の静止状態が見て取れる。この6秒間で産卵可能であれば托卵がなされた可能性が高い。




この時もし托卵したとすれば、巣の持ち主の親鳥は巣を留守にしていたと思われる。