2022年6月3日金曜日

霧ケ峰で再びモズのフライングキャッチを収録できた。 I was able to record the Bull-headed shrike's flying catch again at Kirigamine.

  今回の霧ケ峰では数多くの野鳥の生態画像を収録できた。昨日はそのダイジェスト版というかメニューの様な感じだったが、昨日現地を離れるほんの1時間前に八島湿原でモズのフライングキャッチを偶然撮影出来た。今朝はまずその画像の一部からご紹介。

 針葉樹の花粉らしいものが風に乗って飛ぶ中、モズたちはひときわ高い樹の梢で昆虫を探し、一直線でフライングキャッチを行っていた。

 50-500㎜のズームレンズを手持ちでモズを追いかけて撮る・・経験は幾度も行っているが、今回は長いフライングの割にうまくいった部類に入る。

今の時期は針葉樹のてっぺん辺りから細かい霧のようなものが出ている。

どうやら花粉らしいが、野鳥に花粉症は無いのだろうか?

梢から飛び立ったモズのオス。まっすぐ平行に飛び出したが結構距離があった。

画面に羽虫が捉えられるのはシャッターを押して連写14カット目あたりからだ。

これ以降は連写そのまま、もちろんトリミングをしている。

羽虫も必死で急降下したのだろうか?

モズの反転はそれよりもはるかに機敏だったようだ。

見事にキャッチ!

 樹の梢からモズが飛び立って羽虫を捉えるまで、撮影者には獲物は絶対に見えない。何とかファインダーの真ん中にモズを捉え続ける事が、撮影者としての必死の撮影行動。

 最近は飛翔の様子を捕る場合、三脚を使用してライフルの照準器的なものをつけて追い写すらしいが、準備してセッティングしている間に飛んで行ってしまうことが多いのでは?

 行動範囲が限られ、動きのパターンや癖を熟知したヤマセミの撮影ではその手の撮影手法も取るが、不定期に場所を移動していくモズやノビタキなど草原の野鳥にこの試みを行うのは撮影者としてもリスクが大きいのでは?
 
 やはり野鳥の飛翔シーンを撮影するには、単焦点でもズームでも手持ちでツバメなどを追い写す練習をして「慣れ」に磨きをかける必要が在るように思う。フイルムカメラ時代にはまずできない事だと思う。