2021年8月12日木曜日

ヤマセミの生態シリーズ いわゆる今までの定説 その1. Ecology series of the crested kingfisher, the so-called conventional theory, part 1.

  昨日までにヤマセミの今までの常識を覆す「一旦地べたに落とした獲物を再度拾って食べるまでのシークエンス」をアップしたが、今日はその逆に「今までの常識」の生態画像をご紹介。

 今度は川辺川ではなく球磨川本流。季節は初冬。

 鮎の刺網漁の基地に舫ってある川船をベースに採餌行動を繰り返すヤマセミを観察・撮影していて、一度に二匹獲ってきたことが数度あった。水温が低く活性の低い底魚を一度に二匹咥えて来る事が晩秋から初冬には時々ある。

 今回はその中から画像的に判りやすいシークエンスをご紹介。

いつもの舫い船に獲物を二匹咥えて戻って来たヤマセミ。

二匹持ってきたは良いが、どうやって食べようか思案中。


何度も咥えなおしながら、1匹をずらし・・。

小さい方を船べりに落とし・・。

大きい方を食べた。

 食事の後のお清めダイブに向かうヤマセミ。あとには落とした一匹が残った。いわゆる「ヤマセミは下に落としたものは二度と口にしない」の今までの定説どおりの生態がこれだ。