2021年8月16日月曜日

ダイブ採餌後撮影者の方へ餌を見せに来るヤマセミ。 After foraging a dive the crested kingfisher comes to show the food to the photographer.

  久しぶりの長雨で外出時間が減り、滅入ってしまった。

 またまた全国で豪雨災害の被災者が増えてしまい、お気の毒な限りだ。佐賀の武雄市もヤマセミの写真集をお届けに新しいコンセプトで有名になり立ての頃、武雄市図書館から人を介してヤマセミの写真集を提供して頂けると嬉しいとの話を頂き、人吉市から車で運んだ事が在った。ニュースでこの武雄市という名前を聞く都度気に成っている。

人吉から往復430㎞のお届けだった。途中東与賀公園で干潟の生物・野鳥を目いっぱい撮影した。今回、この図書館が水害を受けていなければ良いが・・。

当時の杉原館長さんへ、最初の球磨川エリアの山翡翠写真集を3冊贈呈した。名誉な事。

ユニークな図書館として全国から見学者が殺到したという。

 TSUTAYAが入ったカフェ付きの地方図書館として当時話題になったものだ。その後いろいろ予算面・金銭面で問題が発生して話題に拍車をかけた様だが上手くいっているだろうか?

 今回の武雄市の六角川氾濫では問題なかっただろうか?気になる所だ。

 一方で雲仙温泉エリアでの土砂崩れで被災者が出ているが、こちらも2009年の全国育樹祭でさんざん通過した道路が土砂崩れで通行止めに成っているようで心が痛い。中腹の県立百花台公園が会場で、雲仙温泉に宿泊していた筆者は会場と宿舎の往復で今回土砂崩れの道路を少なくとも10往復はしている。

 自分が知っている場所の被災はまことに心が痛む。昨年7月4日の人吉・球磨エリアの大洪水被災含めて残念でならない。

 まだしばらく長雨は続くようなので、被災地エリアの方々の無事を祈りたい。


 まだ気が重いが、今日のヤマセミはダイブした後、顔を見知った撮影者の筆者の方へ飛んできて獲物を見せつけるシークエンス。人吉市へ10年以上通って観察しているヤマセミだが、滅多にこういう画像は撮れない。

 場所は今回も球磨川本流人吉市内。時は2011年、10年前だ。昨年の豪雨災害以降しばらくこういったシチュエーションは期待できないが、いつの日にか復活すると思う。

以前はあった空中の架線(高さ12m程)からのダイブ。




普通この段階で危機を察すれば向きを変えて飛去する。





尾羽で水の抵抗を得て減速するという信じられない制動技術。


ほれ!と見せつけるようなしぐさをするのがたまらない。この日は三回採餌。

決して早朝ではない。日中こうした採餌シーンを観られるのも人吉だからだろう。