2021年3月22日月曜日

日本のマスメディアはどうしてこうも「変」なのだろう? Why is the Japanese mass media so dumb & Incompetence?

  昨日日曜日朝の読売新聞を見て驚いてしまった!新型コロナ禍に関して国なのか政府なのか、はたまた世の中一般なのかへの提言を、第一面や全面見開きを使って大々的に行っている。

3月21日朝刊第一面

同日の中面・見開き全面記事

 大体からして、これって昨年2月初旬にコロナ禍が始まって既に1年以上が過ぎようとしている今やる事なのか?

 もっと前、少なくともコロナ禍で最初の非常事態宣言が発せられた昨年の夏の初め頃にこういった提言をすべきではなかったのではないだろうか?どう見ても内容的にはそのレベルだ。

 保健所の人員を増やせ・・など、物理的にできればとっくの昔にやっているだろうし、絵に描いた餅の様な提案ばかりと言う気がした。逆に大新聞社・読売新聞社としての提言がこんなファジーで大雑把なレベルなのかと残念な気持ちに成った。これではメディアとして現場の実情や苦労を殆ど知らず、今目の前に在る問題解決に関しての実務能力の無さを暴露しているようなものだろう?

 あまりの時期外れ、提言の遅すぎ加減に驚いてしまった。天下の読売新聞社だろう?新聞以外のネットメディアやTVメディア、専門家・医療関係者からの情報源も多数もあるだろうに?いったいどういう情報収集をしているのだろう?

 さらに言えば、具体的に何をどうすべきかという医療現場の実情を考えた物理的に即役立つ提案がほとんどないのにも呆れ返った。ほとんどが上から目線の「~すべし」「~せよ」の論調だ。これって昭和の昔から偉そうに新聞社が世の中に主張・提案する際の口調そのものではないか?時代錯誤も甚だしい。しかも提案している内容は実際に即推進出来たら当の昔にやっとるわい!と言うものばかり。

 いったい大手新聞メディアは何様なのだ?読みながらあまりに腹が立ってきたので、平日レギュラーの野鳥ブログをすっ飛ばしてこれを打っている。

 芸能人のどうでもよいプライベート・トラブルや、オリンピック開催反対意見が国民の多数を占める中、オリンピック開催無理強いの報道ばかりやっているくせに、突然こういった「良い子ぶった提言」をする裏にはきっと何か思惑があるのではないかと訝しがってしまう。

 もう一つが、世の中をやたら混乱させる言いつけ暴露メディア「文春砲」

 ある部分から先の確信を突いた部分は金を取るという、こうした人の足元を見るような有料ネット記事は大嫌いだ。こういう卑怯な有料記事だけまとめて自動排除できるアプリが有ったら、即インストールしたい。

 東京オリンピック・パラリンピック開閉会式で演出の統括役を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が「渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージをチーム内のLINEで送っていた」と文春オンラインが報じたのが波紋を広げ続けている問題だ。

 その特徴のある容姿と合いまった意外性の表現キャラクター(本人もそれを判っていてやっている)で売り出している渡辺直美への侮辱(当事者以外の決めつけ)を森会長辞任劇の流れに乗って叩く文春砲だ。

 しかしその前に、1年も昔の本来外部に漏れるはずのない内内の会話(グループLINE)の内容が、なぜ今になって漏れ聞こえて来たのか?

 その理由・原因解明もせず、本来仲間内の会話(プライベートに近い)を公共の場に引きずり出して騒ぐ「文春砲」の異常さと、それに乗じて追いかけ叩きを行う他のメディアの異常さに、この国のメディア全体の酷さを感じざるを得ない。世界から低い評価、酷い評価しか得られない理由がこの辺りにプンプン匂うのは筆者だけだろうか?

 筆者思うに実は総合統括責任者の佐々木宏なる人物、今回の一件は彼個人のヤラセ報道、狂言辞任ではないのかとも疑える背景が匂うのだが・・・。

 電通上がりであれば、仲間を売ってでも目立ちたい、褒めて欲しい、これで名を売りたい・・の典型的な人種だろう?本来であれば2020TOKYO OLYMPICは世紀の祭典の演出プロデューサーとして後世に名を残せる良いチャンスだったのだ・・。だからこそ任に着くや否や自分より目立つ名の売れた著名演出家をどんどんクビにし排除してきたのだろう。

 しかし、変異ウイルスの出現も相まって世の中は更にメチャメチャな状況、国民の大半はコロナ禍の中でのオリンピック開催反対、ついにJOC・IOCは海外からの観客観戦中止を発表、この先下手をすれば無観客開催、派手な開閉会式も出来ない・・、そんなオリンピックの演出担当者のポジションなど、やっても自分の名は残るまい。

 むしろ無理やりやって大失敗した場合、世界から叩かれ共犯者扱いされかねない現状に「嫌気」と「やめるなら今だ」の気持ちが佐々木氏の心の内に起きてもおかしくはあるまい?要は卑怯なのだ、機を見て身の保全・敵前逃亡を図ったのが今回の「渡辺直美⇒オリンピッグ騒動」なのではないだろうかと思ったのだが如何だろう?

 もっとも一方では、既存の演出家たちをクビに追いやったその反感を買ってポジションと職を失った連中から仕返しをされたとの見方もあるようだが・・。

 それにしても、事前に本人(侮辱されたはずの渡辺直美)へのインタビューもせず、本人が嫌がっていると決めつけ「侮辱だ、差別だ」と騒ぐ文春砲、更には深い所まで読まず、女性蔑視とされた森喜朗騒動の流れからか「そうだ、侮辱だ、酷いじゃないか!」と騒ぐ追従メディアの酷さ加減、呆れるばかりだ。 

 TVの報道バラエティ「サンデー・ジャポン」でも、経緯のおかしさや本来の問題点まで考えず、上っ面で渡辺直美の容姿を侮辱する部分だけに「酷い、侮辱・差別だ、あってはならぬ!」と声を上げる「意識高い系」の若手無名コメンテーターの「周りの空気を読めない」発言にはたまたま見ていた筆者も嫌な気がした。さすがのレギュラーコメンテーターもこれには呆れ、司会者も二度と彼女にマイクを向けなかったが、日本のメディア全体がこの若手コメンテーターと同様なのには憂えざるを得ない。

 こういった考え方は筆者だけではないようで、このサイトの意見に重複する部分が結構あったので安心した。 https://toyokeizai.net/articles/-/418049