2021年3月17日水曜日

久しぶりにイカルの声で朝起きた! After long absent I woke up with voice of the Japanese Grosbeak this morning. 

  筆者はそそっかしい性格で昔から数多くのドジを踏んでいる。初めて沖縄に行った1979年の事。沖縄 那覇の公設市場で「ウンコ」をたくさん売っている!?何だろうと思ってしまったことがあった。何のことはない「ウコン」だったのだ。二日酔いに良いとかで多量摂取すると肝機能異常を起こし死に至るとも言われる「薬」同様の注意が必要な歴史的サプリだが、筆者はまだ服用したことが無い。

 カレーに含まれる同類のターメリックでも違和感を感ずるというのに本物のウコンを服用すればどうなるか予想もつかぬ。

 話が飛んだが、このウコンをウンコと間違えた筆者が、初めてイカルという野鳥の名を聴いた時、「えっ?野鳥にもイルカってのが居るんだ、シマアジが魚だけじゃなく野鳥にも居るのと同じなんだ?」と口走って大笑いされてしまった。

 今日はそのイカルの話。英名にthe Japanese Grosbeakとある通り、極東アジア地区、特に日本中心に繁殖する地域の限られた種類らしい。

 ここ数週間は、明治神宮でも野川流域でも、今朝などは我が家から見える隣の大学構内の木で盛んに囀っていた。「キーコー、ヒーホー♪」と聞こえる独特の良く通る声だ。たいがい高い樹のてっぺんに居る事が多い。2~3日前から二羽で鳴きあっているので近所で営巣するのかもしれない。キャンパス内からはさらに多くの声が聴こえているので今年は数が多いのかも。

 このイカル、10年前は隣のキャンパスで3~4年続いて群れで確認している。その他九州は熊本市の江津湖、人吉市の人吉城址、京都の京都植物園、蓼科の女神湖、奥日光戦場ヶ原など至る所で出遭い撮影している。

 人に居る場所を訊いて駆けつけるような希少種、珍鳥や迷鳥などと違って、自分の足でこまめに探索して出遭える鳥なので、撮影者の地道な努力が無ければ出遭えない、偶然性の非常に強い種の一つかもしれない。野鳥撮影の魅力は、まず被写体を探し当てる喜びから始まる。

 今日の画像は今朝の近所の画像と最近の明治神宮での撮影。

二羽のイカルだと思ったら、左はシメだった。これは結構珍しい取り合わせ。

盛んに木の新芽を啄んでいる様だ。空の色が今一つ冴えないのは黄砂か?


50mほど離れた所の声に向かって飛び立って行った。

あとにはシメだけが残った。

こちらは明治神宮の御苑内で遭遇したイカル。

やはり朝の光と青空の抜けは素晴らしい。